バス運転手の仕事内容と1日の流れ
バス運転手の仕事は、決められた路線や行程に沿ってバスを運転し、乗客を目的地まで安全に送り届けることです。
運転のほかに、乗務前の車両点検やアルコールチェック、停留所での乗降の確認、車内アナウンス、運賃の収受も担当します。
主な業態は、次の4つです。
- 路線バス:地域の停留所を、時刻表どおりに結んで運行する
- 高速バス:都市と都市を高速道路で結び、夜行便を運行する会社もある
- 観光バス(貸切バス):団体旅行やツアーの行程に合わせて運行する
- 送迎バス:企業・学校・施設などの利用者を、決まったルートで送迎する
勤務形態は、路線バスでは早番・遅番に加えて、朝夕のラッシュに合わせて日中に長い休憩を挟む中休勤務を組み合わせるのが一般的です。
高速バスや観光バスでは、日帰りの乗務のほか、宿泊を伴う乗務や夜間の運行もあります。
路線バス(早番)と送迎バスの1日の例は、次のとおりです。
時間帯 | 路線バス(早番)の例 | 送迎バスの例 |
|---|
5時台 | 出勤、点呼、車両点検 | ― |
|---|
6時〜9時 | 通勤・通学の便を運行 | 出勤、点呼、朝の送迎 |
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9時〜14時 | 休憩を挟んで日中の便を運行 | 待機・休憩(中休) |
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14時〜15時 | 入庫、清掃・日報、終業点呼 | 夕方の送迎の準備 |
|---|
15時〜18時 | ― | 夕方の送迎、入庫、終業点呼 |
|---|

同じバス運転手でも、業態によって働く時間帯や1日の過ごし方は大きく変わります。
関連記事:バス運転手の仕事内容とは?業界ごとの一日の流れや向いている人を紹介!
参考:job tag 路線バス運転士(厚生労働省)
バス運転手がきついといわれる理由4選
バス運転手がきついといわれる主な理由は、次の4つです。
- 理由1:早朝から深夜までのシフトで、生活リズムが不規則になりやすい
- 理由2:土日祝日も運行するため、休みが平日中心になりやすい
- 理由3:乗客の安全と時刻どおりの運行を同時に求められる
- 理由4:不特定多数の乗客への対応で、気を張る場面が多い
ここからは、公的な統計に加えて、運送業に強い転職支援サービス「プレックスジョブ」が扱うバス運転手の正社員求人のデータも交えて詳しく解説します。
理由1:早朝から深夜までのシフトで、生活リズムが不規則になりやすい
1つ目のきつさは、出勤と退勤の時刻が日によって変わり、寝る時間や起きる時間をそろえにくいことです。
早番の日は始発に合わせて早朝に出勤し、遅番の日は最終便を終えて深夜に帰宅する勤務を、日ごとや週ごとに繰り返します。
勤務時間が日によって変わるのは、バスが始発から最終便まで毎日運行しており、早朝から深夜までの便を運転士が交替で担当するためです。
1日の拘束時間は改善基準告示で原則13時間以内、延長しても15時間までとされ、長い日は朝から夜まで職場にいることになります。
プレックスジョブが扱うバス運転手の正社員求人では、夜勤ありの求人の割合は27.7%です。全職種の正社員求人の15.2%と比べて約1.8倍にあたり、深夜まで働く職場が多いことがわかります。
体が休む時間帯が日ごとにずれるため、睡眠不足や疲れがたまりやすい点が、きついといわれる理由です。
決まった時間に寝起きしたい人は、日勤のみの求人や送迎バスを選ぶと負担を抑えやすいでしょう。
参考:厚生労働省 バス運転者の改善基準告示
理由2:土日祝日も運行するため、休みが平日中心になりやすい
2つ目のきつさは、土日祝日や年末年始も勤務があり、休みが平日中心になりやすいことです。
家族や友人が休む日に仕事が入りやすく、予定を合わせにくくなります。
休みが平日中心になるのは、バスが土日祝日や年末年始も運行しており、限られた運転士が交替制のシフトで毎日の便を担当しているためです。
プレックスジョブが扱うバス運転手の正社員求人では、年間休日の平均は105日です。全職種の正社員求人の平均116日と比べて11日少なくなっています。
家族の予定に合わせて休みにくいことが、きついといわれる理由です。
土日休みを重視する場合は、企業や学校の送迎バスなど、利用者の休みに合わせて運休する業態を選ぶとよいでしょう。
参考:job tag 路線バス運転士(厚生労働省)
理由3:乗客の安全と時刻どおりの運行を同時に求められる
3つ目のきつさは、多くの乗客を乗せて運転しながら、時刻表どおりの運行も求められることです。
渋滞や悪天候で遅れが出ても、急ブレーキや急発進をすると立っている乗客が転倒するおそれがあるため、丁寧な運転を続ける必要があります。
時刻と安全の両方に気を配るのは、事故やけがが乗客の命に直結するためです。
気を抜ける時間が少なく、精神的な疲れが残りやすいことが、きついといわれる理由です。
採用後は1〜2カ月の訓練を受けてから乗務に就くのが一般的なため、未経験の人も段階的に慣れていけるでしょう。
理由4:不特定多数の乗客への対応で、気を張る場面が多い
4つ目のきつさは、運転しながら乗客の問い合わせやトラブルにも対応することです。
路線バスでは、運賃や乗り換えの質問、乗客同士のもめごと、遅延への苦情など、運転以外の対応が日常的に発生します。
接客の場面が多いのは、バスが高齢者を含む幅広い人が毎日使う公共交通機関だからです。
安全運転に集中しながら乗客にも気を配る必要があり、気疲れしやすいことが、きついといわれる理由です。
決まった利用者を乗せる送迎バスは顔なじみの乗客が中心になるため、対応の負担を抑えやすいでしょう。
バス運転手を辞めたい理由は?経験者約800名の本音を調査
バス運転手を辞めたいと感じた理由の1位は労働条件で、2位は雇用・将来性、3位は身体・健康でした。
上位の理由は全職種と同じ傾向で、全職種より目立って多い理由は定年・再就職に限られます。
プレックスジョブは、ドライバーや製造業など、現場で働く人向けの求人・転職支援サービスです。
プレックスジョブに登録したバス運転手の経験者約800名に、転職を考えた理由を聞いたアンケートの結果を紹介します。

※プレックスジョブのデータから算出(1人最大2つまでの回答のため、合計は100%を超えます)
回答者の53.1%が労働条件を挙げており、半数以上が給与や休日、労働時間に不満を感じていました。
全職種平均を最も上回るのは定年・再就職で、全職種平均の3.4%に対して7.1%と約2倍でした。
平均年齢の高い職種のため、定年を迎えたあとに次の働き先を探す人が多いと考えられます。
上位3つの理由と、前向きに転職する人の主な転職先を解説します。
- 1位:労働条件
- 2位:雇用・将来性
- 3位:身体・健康
- バス運転手から前向きに転職する人の主な転職先
参考:job tag 路線バス運転士(厚生労働省)
1位:労働条件
辞めたい理由の1位は労働条件で、回答者の53.1%が挙げました。
労働条件を挙げた人のうち65.0%が給与・年収への不満を理由にしており、次いで残業・労働時間の多さ、休日・休暇の少なさが続きます。
労働条件の内訳 | 労働条件を挙げた人に占める割合 | 回答者全体に占める割合 |
|---|
給与・年収への不満 | 65.0% | 34.5% |
|---|
残業・労働時間の多さ | 21.8% | 11.6% |
|---|
休日・休暇の少なさ | 15.7% | 8.4% |
|---|
夜勤・シフトの負担 | 9.6% | 5.1% |
|---|
給与への不満が多いのは、バス運転手の平均年収が全産業平均を下回る水準にあるためです。
給与は月給制が中心で、手当が占める割合が高く、勤務の組み方によって収入が変わりやすい面もあります。
経験者からは、次のような声が寄せられています。
給料が減ったことが、転職を考えるきっかけでした
拘束時間が長く、休みを取りにくい状況でした
給与への不満には業界全体の賃金水準も関わりますが、手当の水準や休日、勤務の組み方は職場によって変わる部分です。
夜勤の有無や年間休日の多さで職場を選び直すと、バス運転手を続けながら条件を改善できる可能性があります。
2位:雇用・将来性
辞めたい理由の2位は雇用・将来性で、回答者の24.6%が挙げました。内訳では、将来のキャリアへの不安が48.7%で最も多くなっています。
雇用・将来性の内訳 | 雇用・将来性を挙げた人に占める割合 | 回答者全体に占める割合 |
|---|
将来のキャリアへの不安 | 48.7% | 12.0% |
|---|
雇用形態への不満 | 29.9% | 7.4% |
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会社の経営不安・倒産リスク | 26.9% | 6.6% |
|---|
将来への不安が生まれるのは、利用者の減少や燃料費の高騰により、路線バスの減便や路線廃止が地方と都市部の両方で進んでいるためです。
ただし、雇用・将来性を挙げた人の割合は全職種平均の30.7%より低く、将来への不安から辞める人は全職種より少なめです。
経営の安定性は会社の事業規模や路線の状況によって変わるため、勤め先を選び直すことで不安を減らせる場合があります。
3位:身体・健康
辞めたい理由の3位は身体・健康で、回答者の22.4%が挙げました。内訳では、体力的なきつさ・疲労が48.9%で最も多く、年齢的な体力の限界を挙げた人もいます。
身体・健康の内訳 | 身体・健康を挙げた人に占める割合 | 回答者全体に占める割合 |
|---|
体力的なきつさ・疲労 | 48.9% | 11.0% |
|---|
怪我・健康上の不安 | 31.7% | 7.1% |
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年齢的な体力の限界 | 20.6% | 4.6% |
|---|
体の負担が理由になるのは、長時間座ったまま大型車を運転し続けることに加えて、早朝や深夜を含む不規則な勤務で疲れが抜けにくいためです。
経験者からは、次のような声が寄せられています。
体力の低下を感じたことが、転職を考えたきっかけでした
体力面の理由には、長時間の運転という職種の特性と、勤務の組み方という職場の条件の両方が関わっています。
日勤中心の職場や、乗務時間の短い送迎バスを選ぶと、体への負担を抑えやすいでしょう。
バス運転手から前向きに転職する人の主な転職先
バス運転手からの転職では、保有する資格や技術をそのまま活かせる分野に転職する方もいます。
大型二種免許や高い運転技術、丁寧な接客経験は、輸送や移動に関わる仕事で即戦力として活かせます。
プレックスジョブを活用した主な転職実績は次のとおりです。
- タクシー・ハイヤーの運転手
- 物流・トラックのドライバー
- 企業や施設の送迎ドライバー
日々の業務で培った安全運転の技術と顧客対応の経験は、新しい職場でも確実に活かすことができます。
バス運転手のきつさは働き方で変わる?楽といわれる仕事の特徴
バス運転手のきつさは、どの業態で、どの時間帯に働くかによって大きく変わります。
楽といわれやすいのは日勤のみの路線バスや送迎バスで、生活リズムを保ちやすい一方、深夜手当を得る機会が少ない分、年収は低めになる傾向です。
業態によってきつさが変わるのは、夜行便や早朝・深夜の運行がある業態と、日中だけ運行する業態で、働く時間帯が大きく異なるためです。
業態ごとのきつい点、楽といわれる点、向いている人は、次のとおりです。
業態 | きつい点 | 楽といわれる点 | 向いている人 |
|---|
路線バス | 早番・遅番の入れ替わり、乗降時の接客 | 毎日帰宅でき、ルートが決まっている | 地域で安定して働きたい人 |
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高速バス | 夜行便の深夜運転、長時間の走行 | 停車が少なく、手当が付きやすい | 夜間の運転に慣れている人 |
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観光バス | 毎回変わる行程、宿泊を伴う乗務 | いろいろな土地を訪れられる | 初めての道に落ち着いて対応できる人 |
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送迎バス | 朝夕に乗務が分かれ、拘束時間が長くなりやすい | 決まった利用者とルート、土日休みの職場もある | 生活リズムを保ちたい人 |
|---|
プレックスジョブは、ドライバーや製造業など、現場で働く人向けの求人・転職支援サービスです。
プレックスジョブが扱うドライバーの正社員求人を、職種と勤務形態で比べた結果は次のとおりになります。
区分 | 年間休日(平均) | 夜勤ありの割合 | 提示年収(平均) |
|---|
バス運転手 | 105日 | 27.7% | 約408万円 |
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バス運転手(日勤のみ) | 105日 | ― | 約395万円 |
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バス運転手(夜勤あり) | 105日 | ― | 約422万円 |
|---|
タクシー・ハイヤー | 105日 | 85.5% | 約420万円 |
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物流(トラックなど) | 108日 | 14.5% | 約385万円 |
|---|
全職種 | 116日 | 15.2% | 約416万円 |
|---|
※プレックスジョブのデータから算出

バスの求人で比べると、夜勤ありの求人の提示年収の平均は約422万円で、日勤のみの求人の約395万円より約27万円高くなります。
深夜の運行には深夜手当が付くため、収入を重視するなら夜勤のある働き方、生活リズムを重視するなら日勤のみの働き方が選択肢になるのが一般的です。
譲れない条件を先に決めてから業態を選ぶと、きつさを感じにくい働き方を見つけやすいでしょう。
関連記事:バス運転手とタクシー運転手はどっちがいい?仕事内容・年収・働き方の違いを徹底比較
それでもバス運転手を選ぶメリット・やりがい
バス運転手はきつい面がある一方で、求人の多さや研修の手厚さ、労働時間のルールの細かさ、地域を支えるやりがいといったメリットがあります。
プレックスジョブは、ドライバーや製造業など、現場で働く人向けの求人・転職支援サービスです。
解説では、公的な統計に加えて、プレックスジョブを通じてバス会社に入社した人の声も紹介します。
主なメリットは、次の4つです。
- メリット1:人手不足で求人が多く、未経験からでも挑戦しやすい
- メリット2:免許取得の支援や研修が整った会社が多い
- メリット3:労働時間のルールが細かく決められ、勤務時間が守られやすい
- メリット4:地域の暮らしを支える仕事にやりがいを感じられる
メリット1:人手不足で求人が多く、未経験からでも挑戦しやすい
バス運転手は、人手不足を背景に求人が多く、未経験からでも挑戦しやすい職種です。
路線バス・貸切バス運転手の有効求人倍率は令和7年度で7.17倍となり、全職業の平均1.20倍の約6倍にあたります。
求人が多いのは、運転士の高齢化が進むなかで、地域の路線を維持するための人材確保が業界全体の課題になっているためです。
求人が多い分、条件を比べて職場を選びやすく、長く働ける職場を見つけやすいといえるでしょう。
参考:
job tag 路線バス運転士(厚生労働省)
厚生労働省 一般職業紹介状況(令和8年3月分及び令和7年度分)
メリット2:免許取得の支援や研修が整った会社が多い
バス運転手は、会社の支援を受けて大型二種免許を取得し、研修で運転技術を身につけてから乗務できる仕事です。
採用後は1〜2カ月の訓練で、接遇や運転、担当する路線を学んでから独り立ちします。
支援が手厚いのは、大型二種免許を持つ人が限られるなかで、免許の取得を支援して運転士を育てる会社が増えているためです。
プレックスジョブを通じてバス会社に入社した人からは、次のような声が寄せられています。
二種免許を会社負担で取得でき、研修も受けられました
研修が手厚く、時間をかけて丁寧に教えてもらえました
未経験から始めても研修で基本を固めてから乗務できるため、長く続けやすいでしょう。
メリット3:労働時間のルールが細かく決められ、勤務時間が守られやすい
バス運転手は、国のルールで労働時間の上限が細かく決められているため、勤務時間が守られやすい仕事です。
2024年4月からは、1年間の拘束時間を原則3,300時間以内とし、勤務と勤務の間の休息期間は継続11時間を基本に9時間以上とするルールに改められました。

ルールが細かく決められているのは、拘束時間が長くなりやすい仕事であり、長時間労働を防ぐことが運転者の健康と乗客の安全の両方を守ることにつながるためです。
プレックスジョブを通じてバス会社に入社した人からも、勤務時間の管理を評価する声があります。
公休数や勤務時間が、当たり前に守られている職場でした
ルールを守って運行する会社を選べば、休息を確保しながら長く働き続けられるでしょう。
参考:厚生労働省 バス運転者の改善基準告示
メリット4:地域の暮らしを支える仕事にやりがいを感じられる
バス運転手は、通勤・通学や通院を支え、地域の暮らしに役立っている実感を得やすい仕事です。
乗客から直接感謝の言葉をかけられる場面もあります。
やりがいを感じやすいのは、路線バスが高齢者をはじめとする地域住民の日常の足となる公共交通機関だからです。
社会の役に立っている実感は、仕事を長く続ける支えになるでしょう。
参考:job tag 路線バス運転士(厚生労働省)
バス運転手に向いている人・向いていない人
バス運転手は乗客の安全を守り、地域の移動を支える仕事です。
求められる適性や勤務スタイルの特徴を把握しておくことで、ご自身の強みを活かせる働き方を具体的にイメージできます。
業務で力を発揮しやすい人物像や事前に確認しておきたいポイントについて見ていきましょう。
- バス運転手に向いている人の特徴
- バス運転手に向いていない人の特徴
バス運転手に向いている人の特徴
バス運転手に向いている人の特徴は、次の3つです。
運転が好きで、安全を最優先にできる人
バス運転手は1日の大半を運転して過ごすため、運転を楽しめる人は長時間の乗務も続けやすくなります。
人と接するのが好きで、乗客に気配りができる人
路線バスでは、乗客の質問への対応や車内での声かけが日常的にあります。人と接するのが好きな人は、接客で気を張る場面もやりがいに変えやすいでしょう。
体調を自分で管理し、不規則な勤務に対応できる人
早朝や深夜を含むシフトで働くため、睡眠や食事を自分で整えられる人ほど、疲れをためずに働けます。
バス運転手に向いていない人の特徴
バス運転手に向いていない人の特徴は、次の3つです。
決まった時間に寝起きする生活を崩したくない人
早番と遅番が入れ替わるシフトでは、寝る時間と起きる時間が日によって変わるため、こうした人は負担を感じやすい傾向にあります。
日勤のみの求人や、朝夕の時間が決まった送迎バスを選ぶと、生活リズムを保ちやすくなります。
土日祝日に必ず休みたい人
毎日運行する路線バスでは休みが平日中心になるため、家族と予定を合わせにくいでしょう。
企業や学校の送迎バスには、利用者の休日に合わせて土日が休みになる職場があります。
接客よりも、一人で運転に集中したい人
乗降や問い合わせへの対応が多い路線バスでは、運転以外のことにも気を配る必要があるため、こうした人は気疲れしやすい傾向にあります。
停車の少ない高速バスや、トラックなどの物流ドライバーのほうが、運転に集中しやすい働き方といえます。
関連記事:運送業の仕事内容とは?配送業や運輸業との違いも簡単に解説!
きつくないバス運転手の職場を選ぶポイント
同じバス運転手であっても、勤務形態や休日数、研修内容は職場ごとに大きく異なります。
負担を感じにくい職場を選ぶにあたっては、応募前の求人票チェックと面接での条件確認が大切です。
注目したい主な項目は次の4点となります。
- ポイント1:勤務形態と夜勤の有無を確かめる
- ポイント2:年間休日と休みの取り方を確かめる
- ポイント3:研修期間と免許取得支援の内容を確かめる
- ポイント4:求人票でわからない実態は転職エージェントで確かめる
条件判断の目安として、転職支援サービス「プレックスジョブ」におけるバス運転手の正社員求人データも併せて紹介します。
ポイント1:勤務形態と夜勤の有無を確かめる
夜勤の有無や早番・遅番の交替頻度は、生活リズムと収入に直接影響する項目です。
プレックスジョブが扱うバス運転手の正社員求人では、夜勤ありの求人の割合は27.7%となっています。
求人票を見る際は、勤務時間欄に早朝・深夜帯や中休勤務の記載があるか確かめましょう。
あわせて、面接の場でシフトの切り替え頻度や1日あたりの拘束時間について事前に確認しておくと、入社後の不一致を防げます。
ポイント2:年間休日と休みの取り方を確かめる
年間休日の日数や休みの取りやすさは、身体的な負担に大きく関わります。
週休2日を確保できる最低限の水準である105日以上を基準に、より休日の多い職場を探すとよいでしょう。
求人票では年間の休日数だけでなく、有給休暇の申請方法や連休の可否まで確認することが大切です。
面接においては、休日希望の提出時期や有給休暇の具体的な取得状況を尋ねておくと、実際の働き方を捉えやすくなります。
ポイント3:研修期間と免許取得支援の内容を確かめる
未経験から挑戦する場合、事前に行われる研修や免許取得支援制度が充実している会社を選ぶと安心です。
大型二種免許の取得支援に関しては、費用を全額負担する企業もあれば一部補助にとどまる企業もあり、一定期間の勤続を条件に設定するケースが多く見られます。
入社後の不安を解消するためにも、費用の負担割合や単独で乗務するまでの研修期間を面接時に確認しておくとスムーズです。
ポイント4:求人票でわからない実態は転職エージェントで確かめる
求人票には勤務時間や休日といった基本条件が中心に記載されており、職場の雰囲気や残業の程度、離職率といった内部の状況は読み取りにくい傾向にあります。
転職エージェントを活用するメリットは、求人票には載っていない現場の情報を応募前に把握できることです。
提供されるサポート内容は紹介会社ごとに異なります。例えば、プレックスジョブでは次のようなサポートを無料で受けられます。

バス運転手への転職を目指す方はもちろん、別の職種への転職を検討している方も、まずはプレックスジョブでエージェントに相談してみましょう。
バス運転手についてよくある質問
バス運転手についてよくある質問に回答します。
- Q:バス運転手は未経験からでもできる?
- Q:女性でもバス運転手として働ける?
- Q:40代・50代からバス運転手を始めても大丈夫?
- Q:バス運転手に将来性はある?
- Q:バス運転手の給料は安い?
参考:job tag 路線バス運転士(厚生労働省)
Q:バス運転手は未経験からでもできる?
A:未経験からでも、大型二種免許の取得支援がある会社を選べば始められます。
大型二種免許の受験資格は原則21歳以上で、普通免許などの保有期間が通算3年以上必要です。
受験資格特例教習を修了すると、19歳以上・保有期間1年以上で受験できます。
始めやすいのは、免許取得の支援と入社後の研修が整ったバス会社の路線バスです。
Q:女性でもバス運転手として働ける?
A:女性もバス運転手として働くことが可能です。
バス運転士に占める女性の割合は、業界団体のまとめで1.7%(2021年時点)と少数ですが、少しずつ増えています。
子育てと両立しやすいシフトの導入や、女性向け設備の整備を進める会社もあるため、女性用の休憩室や更衣室の有無、シフトの希望の出しやすさを確認するとよいでしょう。
Q:40代・50代からバス運転手を始めても大丈夫?
A:40代・50代からでも始められ、バス運転手として長く働く人は多くいます。
路線バス・貸切バス運転手の平均年齢は56歳で、全産業平均の44.4歳より高い水準です。
体力面が気になる場合は、日勤のみの路線バスや、乗務時間の短い送迎バスを選ぶと続けやすいでしょう。
Q:バス運転手に将来性はある?
A:バス運転手の需要は、運転士不足を背景に今後も続くでしょう。
有効求人倍率も、全職業の平均を大きく上回る水準です。一方で、利用者の減少などにより、路線バスの減便や路線廃止の動きも各地で見られます。
2024年4月からは改善基準告示の改正で拘束時間の上限が見直され、長時間労働を改善する取り組みが進んでいます。
参考:厚生労働省 バス運転者の改善基準告示
Q:バス運転手の給料は安い?
A:バス運転手の平均年収は全産業平均を下回る水準ですが、勤務形態や会社を選ぶことで収入を上げられる場合があります。
近年は運賃改定を原資とした給与水準の改善が進んでおり、夜勤や長距離の運行がある働き方では手当で収入が増える傾向です。
厚生労働省の統計をもとにした推計では、路線バス・貸切バス運転手の平均年収は453.1万円です。
全産業平均の545.6万円と比べると、92.5万円低くなります。
関連記事:バス運転手の年収を調査!公務員と民間の給料差や200社の初年度年収を紹介
まとめ
バス運転手がきつい、やめとけといわれる背景には、不規則な勤務体制や休日の少なさといった労働条件があります。
一方で、日勤中心の職場や送迎バスなどの業態を選べば、体や生活への負担を抑えて働くことも十分可能です。
人手不足による求人の多さや手厚い研修体制などメリットも多いため、きつさだけで判断せず、希望に合った職場を見極めることが大切です。
条件に合う求人を見極めて就職活動を有利に進めるためにも、まずは転職支援サービスへ登録してみましょう。
バス運転手への就職をお考えの方はもちろん、転職や将来の働き方について悩んでいる方も、求人の選定から内定まで完全サポートするプレックスジョブへ気軽にお問い合わせください。