設備管理の資格おすすめ10選
設備管理の仕事をしていく上で、おすすめの資格を10個まとめました。資格取得者の年収目安や試験の合格率も記載しているので、資格選びの際の参考にしてみてください。
電気工事士(第一種・第二種)
電気工事士には第一種電気工事士・第二種電気工事士の2つがあります。とくに第二種電気工事士は未経験からでも受験可能で、比較的取得しやすく設備管理の入門的な資格です。
項目 | 電気工事士 |
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合格率 | 50%~60%程度(第一種・第二種) |
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受験資格 | 資格不要(第一種の免状交付には実務経験が必要) |
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年収目安 | 628万円 |
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出典:電気工事士|職業情報提供サイト job tag
設備管理において電気工事士を取得しておくと、施設の巡回などのような無資格からできる仕事だけでなく、小規模な電気設備の修繕作業などを行えるようになります。設備管理職としてキャリアをスタートさせたい方におすすめの資格となっています。
危険物取扱者乙種4類
危険物取扱者は人気資格のため、他の資格と比べて受験者数が多い傾向にあります。 ガソリンスタンド・化学工場・危険物倉庫などで引火性液体(第四類危険物)の取り扱いおよび立会いが可能となり、需要があります。
項目 | 危険物取扱者乙種4類 |
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合格率 | 30%~40%程度 |
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受験資格 | 資格不要 |
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年収目安 | 452万円 |
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出典:ビル施設管理|職業情報提供サイト job tag
設備管理において危険物取扱者を取得すると、ガソリンなどの危険物を取り扱っている施設での就業がしやすくなります。危険物と聞くとガソリンスタンドのイメージが強いですが、ビルや工場などでも燃料設備を備えている場合があります。通常施設だけでなく、燃料設備管理まで行えるようになりたい方におすすめの資格です。
二級ボイラー技士
二級ボイラー技士は、ボイラーの取扱いや管理に必要な知識を証明する国家資格です。伝熱面積の合計が25㎡未満のボイラーを取り扱う場合は、ボイラー取扱作業主任者として選任されることができます。試験自体は誰でも受験可能ですが、免状発行には実務経験やボイラー実技講習の受講が必要となります。
項目 | 二級ボイラー技士 |
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合格率 | 50%~60%程度 |
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受験資格 | 資格不要 |
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年収目安 | 452万円 |
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出典:ボイラーオペレーター|職業情報提供サイト job tag
設備管理においてボイラー技士を取得すると、ボイラーの安全な運転・管理・点検を行えるようになります。蒸気や温水を必要とするホテルや病院だけでなく、ビルの管理にも役立ちます。ビルの規模に関係なく、給湯設備や空調設備にボイラーが必要です。
そのため転職先の候補を増やしていきたい方に、おすすめの資格となっています。
第三種冷凍機械責任者
第三種冷凍機械責任者は、空調・冷凍設備の保安監督に必要な資格です。高圧ガスを扱う一定規模以上の冷凍設備を持つ事業所では、選任が義務づけられています。
項目 | 第三種冷凍機械責任者 |
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合格率 | 30%~40%程度 |
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受験資格 | 資格不要 |
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年収目安 | 659万円 |
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出典:プラント設計技術者|職業情報提供サイト job tag
設備管理において冷凍機械責任者を取得すると、1日の冷凍能力が100t未満の製造設備における保安(機械の保守点検・無資格者の監督業務・点検結果の確認や保管など)を実施することができるようになります。冷凍の製造設備はスーパーなどをイメージしますが、化学工場や食品工場でも冷凍空調機器や小規模の冷凍倉庫はあるため、資格を活かすことが可能です。
消防設備士
消防設備士には甲種・乙種が存在します。 消火器や火災報知設備などの消防設備はほとんどの建物に設置されているので、需要はなくならないと考えられます。
項目 | 消防設備士 |
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合格率 | 30%程度(甲種・乙種) |
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受験資格 | 乙種:資格不要 甲種:学歴・保有資格・実務経験などの受験資格あり |
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年収目安 | 452万円 |
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出典:ビル施設管理|職業情報提供サイト job tag
設備管理において消防設備士を取得すると、公共施設などでは定期的に消防設備の点検が法律で定められているため、全国の施設での活躍の可能性が広がります。消防設備士乙種は点検や整備を行い、消防設備士甲種は乙種に加え工事も対応可能です。場所や施設に限定されない資格を目指している方におすすめの資格となっています。
第三種電気主任技術者
第三種電気主任技術者は電験三種などとも呼ばれ、ビルや工場などの電気設備の安全を守るために保守や監督を行うために必要な国家資格です。
項目 | 第三種電気主任技術者 |
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合格率 | 10%~15%程度 |
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受験資格 | 資格不要 |
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年収目安 | 704万円 |
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出典:電気技術者|職業情報提供サイト job tag
設備管理において第三種電気主任技術者を取得すると、電圧5万ボルト未満の事業用電気工作物の工事・維持・運用における保安の監督業務が行えるようになります。実際の工事は電気工事士が行うため、工事の監督業務がメイン業務です。電気主任技術者としての実務経験を積み、法律に規定された要件を満たすと独立開業が可能になります。ビルオーナーから電気設備の管理を受託し、独立を視野に入れたい方におすすめの資格です。
建築物環境衛生管理技術者
建築物環境衛生管理技術者はビル管などとも呼ばれる資格です。空気環境・給排水・清掃・害虫駆除などの衛生環境の統括管理を行い、店舗・事務所・旅館などの特定用途に使用される部分の延べ面積が3,000㎡以上の建築物では、建築物環境衛生管理技術者の選任が必要です。ただし、学校教育法第1条に定める学校は8,000㎡以上が対象となります。
項目 | 建築物環境衛生管理技術者 |
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合格率 | 15%~20%程度 |
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受験資格 | 建築物の維持管理に関する実務経験が必要 |
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年収目安 | 452万円 |
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出典:ビル施設管理|職業情報提供サイト job tag
設備管理において建築物環境衛生管理技術者(ビル管)を取得すると、特定建築物において衛生環境の統括管理が行えるようになります。自身が直接清掃や点検を行うのではなく、計画の策定や監督業務が中心です。延べ床面積3,000㎡以上(学校は8,000㎡以上)では選任が必要なため、需要が無くなりにくい資格を取得したい方におすすめと言えるでしょう。
エネルギー管理士
エネルギー管理士(通称エネ管)は工場やビルなどの省エネルギー化を推進するため、燃料や電気の使用状況の管理・指導・改善計画の立案を行うために必要な国家資格です。
年間のエネルギー使用量が一定以上の工場・事業場は、第一種・第二種エネルギー管理指定工場等に指定されます。指定区分や業種によっては、エネルギー管理者またはエネルギー管理員の選任が必要です。エネルギー管理士は、これらの選任に必要な資格要件を満たす資格の一つです。
項目 | エネルギー管理士 |
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合格率 | 20%~30%程度 |
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受験資格 | 資格不要(免状交付には1年以上の実務経験が必要) |
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年収目安 | 707万円 |
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出典:発電所運転管理|職業情報提供サイト job tag
設備管理においてエネルギー管理士(エネ管)を取得すると、工場やプラントをはじめとしたエネルギー使用量の多い施設において、エネルギー使用量の管理や改善・管理基準の作成などを行えるようになります。エネルギー自給率が低い日本において、省エネ法により定められた国家資格という背景があります。多くのエネルギーを消費する施設において、業界問わず活躍したい方におすすめの資格です。
建築設備士
建築設備士は建築設備全般に関する知識および技能を有し、建築設備の設計・工事監理に関する適切なアドバイスを行うための国家資格です。
項目 | 建築設備士 |
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合格率 | 15%~20%程度 |
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受験資格 | 建築や設備に関する学歴、実務経験 |
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年収目安 | 680万円 |
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出典:建築設計技術者|職業情報提供サイト job tag
設備管理において建築設備士を取得すると、建築設備について建築士へアドバイスが行えるようになります。建築士法に基づく国家資格であり、既出の他資格と比較して建築関係職へのステップアップがしやすいという点がメリットです。設備管理だけでなく、建築関連の仕事へ興味がある方におすすめの資格と言えるでしょう。
2級電気工事施工管理技士
電気工事施工管理技士は工事現場において、電気設備工事の工程管理などを行うために必要な国家資格です。2級電気工事施工管理技士の上位資格には1級電気工事施工管理技士があり、資格レベルに応じて担当できる工事現場の規模が変化します。
項目 | 2級電気工事施工管理技士 |
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合格率 | 一次検定50%~60%程度、二次検定30%~40%程度 |
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受験資格 | 第一次検定:試験実施年度に満17歳以上となる方 第二次検定:第一次検定合格後の実務経験など、所定の受検資格を満たす必要あり |
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年収目安 | 625万円 |
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出典:太陽光発電の設計・施工|職業情報提供サイト job tag
設備管理において電気工事施工管理技士を取得すると、工場や商業施設などの電気設備工事において、現場の監督業務(ディレクター)を行えるようになります。設備管理の主な仕事が建物完成後における設備の維持管理なのに対し、電気工事施工管理技士は建物の建設工事中の電気設備に関する監督業務が中心です。施設内での工事が発生した際に完全に外注に任せきりでなく、適切な工事なのか判断・管理が可能になります。工程全てに関われるスペシャリストになりたい方におすすめの資格です。
目的別|設備管理におすすめの資格
設備管理の資格には、未経験からのキャリアチェンジや経験者のキャリアアップなど、段階に応じておすすめの資格が異なります。未経験者・年収アップを目指す経験者・専門職へのキャリアアップを目指す経験者の3つに分けて解説します。
キャリアチェンジを目指す未経験者におすすめの資格
完全未経験から設備管理へのキャリアチェンジを目指している方におすすめの資格は、ビルメン4点セットと呼ばれる下記4つの資格です。ビルメン4点セットは比較的取得が容易で、設備管理の登竜門資格として位置づけられています。
- 第二種電気工事士
- 危険物取扱者乙種第4類
- 二級ボイラー技士
- 第三種冷凍機械責任者
設備管理のトラブルで最も多いのが電気関係です。つまり上記の中でも第二種電気工事士は最も実用性が高く、最初に取るべき資格と言えます。
設備管理で年収アップを目指す経験者におすすめの資格
業界経験を積み「そろそろ年収も上げていきたい」方におすすめの資格は、ビルメン三種の神器と呼ばれる3つの資格です。ビルメン4点セットを取得した方が次に狙う資格であり、受験条件や免許交付条件に実務経験が必須の場合があります。難易度も高いですが比例して目安年収も高くなるので、設備管理で年収を上げていきたい方におすすめの資格です。
- 建築物環境衛生管理技術者
- 第三種電気主任技術者
- エネルギー管理士
とくに注目したいのが第三種電気主任技術者(電験三種)です。電気主任技術者は第一種電気主任技術者から第三種電気主任技術者まであり、電気主任技術者の年収目安は700万円を超えています。国税庁が公表する『令和7年分 民間給与実態統計調査』によると、日本人の給与所得者の平均年収は487万円となっています。日本人の平均年収と比較しても、電気主任技術者の年収目安は高い水準です。
出典:令和7年分 民間給与実態統計調査|国税庁
専門職へのキャリアアップを目指す経験者におすすめの資格
ビルや施設の設備維持・運用・保守点検からキャリアアップを目指している方におすすめの資格を紹介します。無資格からでは転職自体できない仕事も多く、有資格者数も減少していることから、多くの企業で引く手数多な状況となっています。
◯電気主任技術者
電気主任技術者は取り扱いできる電圧によって資格種別が決まっており、第一種電気主任技術者から第三種電気主任技術者まで分かれています。ビルだけでなく工場・発電所・変電所などでの電気設備の保安監督業務を担い、電気工事士を監督し指示を出して作業させることができます。
◯電気工事施工管理技士
電気主任技術者などが建物完成後における役割を担うのに対し、建設工事中における役割を担うのが電気工事施工管理技士です。担当する工事の規模や役割によって1級電気工事施工管理技士と2級電気工事施工管理技士に分かれており、建設業者は、工事現場に主任技術者を配置する必要があります。また、下請契約の請負金額が一定額以上となる元請工事では、監理技術者の配置が必要です。電気工事施工管理技士は、電気工事における主任技術者や監理技術者の資格要件を満たすために活用できる資格です。
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転職先別|設備管理におすすめの資格
設備管理と言っても設備の種類・規模・内容によって取得した方が良い資格が異なります。転職先ごとのおすすめ資格については以下のとおりです。
オフィスビル・商業施設
オフィスビル・商業施設の設備管理でおすすめの資格は、その名の通りビルメン4点セット(第二種電気工事士・危険物取扱者乙種第4類・二級ボイラー技士・第三種冷凍機械責任者)やビルメン三種の神器(建築物環境衛生管理技術者・第三種電気主任技術者・エネルギー管理士)です。
ビルメン4点セットやビルメン3種の神器を保有していると、有資格者限定求人へも応募可能になるため、転職で有利になります。無資格・未経験からでも転職は目指せますが、転職先を増やすという点でも、入門編であるビルメン4点セットの取得は検討すると良いでしょう。
工場・生産施設
工場・生産施設の設備管理においては、電気工事施工管理技士がおすすめです。電気工事施工管理技士は工場などの電気設備の改修工事で、様々な管理業務を行うことができるようになります。
また改修した後の設備の維持・管理・保守保全では電気主任技術者の資格が必要となるため、こちらも取得しておくと職業選択の幅が広がるでしょう。
病院・医療施設
病院を含めた医療施設には、電気・空調・給排水など多種多様な設備が存在します。 なかでも電気設備について、停電時などには医療機器が停止する可能性があります。命に直結する問題のため、直接的なトラブル対応で電気工事士は重宝されるでしょう。
また病院・医療施設では多種多様な設備が稼働しており、多くのエネルギーを効率的に活用することが求められます。エネルギー管理士の資格も保有していると、病院・医療施設などの転職選択肢が増えてくると言えます。
ホテル・宿泊施設
ホテル・宿泊施設の設備運営においては、温水や暖房・シャワーなどのボイラーの稼働が大きな要素の1つになっています。ボイラーの保守点検・メンテナンスを行うためにボイラー技士の資格を取得しておくと良いでしょう。
また旅館・ホテルなどでは、特定用途に使用される部分の延べ面積が3,000㎡以上の場合、建築物環境衛生管理技術者の選任が必要となります。あわせて取得しておくことで、転職先の選択肢が増やせます。
データセンター
データセンター内には多くのサーバが設置され、サーバは大量の電力を消費して稼働します。特定規模以上の電気設備を有する施設には電気主任技術者の選任が義務付けられているため、第三種電気主任技術者(電験三種)や第二種電気主任技術者(電験二種)などの資格を保有していると、応募可能求人が増えるため転職しやすくなります。
またサーバーは稼働時にとてつもない熱を発するため、効率よく稼働するための冷却設備も必須となります。冷凍・空調設備の保安・運転管理・保守点検で冷凍機械責任者の資格が役に立つでしょう。
設備管理の資格を取得するメリット
設備管理の資格を取得すると転職先の選択肢が増えるだけではなく、手当として給料へ反映されるなど多種多様なメリットが存在します。
転職先の選択肢が広がる
設備管理の仕事は無資格でも応募可能なものもありますが、資格を取得しておくと資格に応じて、対応できる設備や施設のレベルを上げることが可能です。例えば第三種電気主任技術者の場合、電圧が5万ボルト未満(工場・ビル・中規模商業施設など)の事業用電気工作物まで取り扱いが可能です。第二種電気主任技術者に上がると電圧が17万ボルト未満(中規模の発電所・特別高圧の変電所など)の事業用電気工作物まで取り扱いが可能になります。
転職先の事業内容によって応募条件に資格レベルの指定があるため、保有資格のランクが上がれば、応募可能になる求人数も増えることでしょう。
設備管理の転職支援実績が豊富なプレックスジョブ内において、第三種電気主任技術者のみの求人より、第二種電気主任技術者まで合わせた求人のほうが多い結果となっています。
電気工事士 | 従事することのできる電気工事 |
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第一種電気工事士 | 最大電力500kW未満の需要設備及び一般電気工作物の電気工事 |
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第二種電気工事士 | 一般用電気工作物の電気工事 |
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電気工事士 | 取り扱い可能電圧 |
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第一種電気主任技術者 | すべての事業用電気工作物 |
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第二種電気主任技術者 | 電圧が17万ボルト未満の事業用電気工作物 |
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第三種電気主任技術者 | 電圧が5万ボルト未満の事業用電気工作物 |
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昇進・昇格に有利になる
設備管理の資格を取得した状態で転職をすると、明確なメリットがあります。とくに建設業や製造業、小売・サービス業の3業種では賃金等の処遇に反映されやすい傾向があると、厚生労働省の『令和元年度「資格・検定等の人員配置、昇格及び賃金への反映状況等に係る実態調査」取りまとめ』で明らかになっています。
- 月々の資格手当を支給(41.0%)
- 昇給の際に考慮(23.6%)
- 一時金の支給(20.0%)
- 基本給を決める際に考慮(18.0%)
出典:令和元年度「資格・検定等の人員配置、昇格及び賃金への反映状況等に係る実態調査」取りまとめ|厚生労働省
資格手当の対象になる
設備管理系の資格は国家資格が多く、企業によっては毎月基本給とは別で資格手当として支給されることがあります。また資格手当とは別で、入社後の取得の場合は資格取得支援金として一時金が別途支給されることもあります。
以下は資格手当が支給される場合の一例です。企業により手当の額が異なることが多く、保有している資格、もしくは取得を検討される場合の参考にしてみてください。
基本給にプラスされることが多く、年収の大幅アップが見込めます。
<パナソニックファシリティーズ株式会社>
- 第一種電気主任技術者:20,000円
- 第二種電気主任技術者:15,000円
- 第三種電気主任技術者:5,000円
<東京美装興業株式会社>
- 第三種電気主任技術者:15,000円
- 第二種電気工事士:5,000円
- 建築物環境衛生管理技術者:7,000円
- 第三種冷凍機械責任者:3,000円
未経験でも転職しやすい
設備管理に関連する資格を取得しておくと、未経験からでも転職先の選択肢がかなり増えると予想されます。令和5年の経済産業省の統計によれば、2030年までに第二種電気主任技術者で約1,000人、第三種電気主任技術者で約800人不足すると出ています。
電気主任技術者の人手不足は、設備管理の転職支援実績が豊富なプレックスジョブにおいても、“電気主任技術者” ”電気工事士” の2資格だけで求人数が5,000件以上掲載されていることからも言えるでしょう。
出典:電気主任技術者制度について|経済産業省
定年以降でも転職しやすい
設備管理系の仕事は定年後でも転職しやすく、むしろ定年以降の方が活躍されている業界でもあります。ビルメンテナンス情報年鑑2023の調査によると、ビルメンに関連する仕事に従事する方の約4割が60歳以上という結果も出ています。
出典:第3章 雇用状況|ビルメンテナンス情報年鑑2023
- 40歳未満:21.5%
- 40~59歳:41.3%
- 60歳以上:37.2%
資格ごとに活かせる設備管理求人を見てみる
設備管理の資格に関するよくある質問
設備管理の資格に関する、よくある質問についてまとめました。試験の開催回数や目安の勉強時間などについても書いてあるので、参考にしてみてください。
設備管理の資格は独学でも合格できる?
設備管理の資格は独学でも合格可能です。実技試験に不安のある方や、スケジュール管理が苦手な方などはスクール等を検討する必要もあるでしょう。各資格は毎月試験が実施されているわけではないので、以下の日程を事前に確認しておくことをおすすめします。
資格名 | 試験開催日 |
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第二種電気工事士 | 年2回実施(上期・下期) |
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危険物取扱者乙種第4類 | 年間2回~15回程度実施(居住地域により異なる) |
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二級ボイラー技士 | 月1回~2回程度 |
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第三種冷凍機械責任者 | 年1回(毎年11月の第2日曜日) |
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ビルメン4点セットとは?すべて取得が必要?
ビルメン4点セット(第二種電気工事士・危険物取扱者乙種第4類・二級ボイラー技士・第三種冷凍機械責任者)は必ずしも全て取得が必須、というわけではありません。しかしビルメン4点セットを取得しておくことで、建物インフラの四大要素(電気・熱・燃料・冷却)が対応可能になるため、就職や転職先の選択肢が増えることは間違いないでしょう。
また後述するビルメン三種の神器と比べて取得が比較的容易であるため、取得までにかかる勉強時間も少なくなることが見込まれます。
資格名 | 目安勉強時間 |
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第二種電気工事士 | 50時間~100時間 |
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危険物取扱者乙種第4類 | 50時間~100時間 |
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二級ボイラー技士 | 80時間~150時間 |
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第三種冷凍機械責任者 | 100時間~200時間 |
|---|
※時間はあくまで目安であり、個人の状況によって異なります。
ビルメン三種の神器とは?すべて取得が必要?
ビルメン三種の神器(建築物環境衛生管理技術者・第三種電気主任技術者・エネルギー管理士)も全資格取得必須、というわけではありません。しかし建物や施設規模、設備内容によっては資格保有者の選任が法律として義務付けられていたり、企業によっては就職・転職の際に資格を保有していることが応募の最低条件の場合があります。取得難易度は高く比例して目安の勉強時間も増えますが、設備管理職としてキャリアアップを目指すのであれば取っておくべき資格と言えるでしょう。
資格名 | 目安勉強時間 |
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建築物環境衛生管理技術者 | 200時間~400時間 |
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第三種電気主任技術者 | 300時間~500時間 |
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エネルギー管理士 | 200時間~400時間 |
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※時間はあくまで目安であり、個人の状況によって異なります。
設備管理は資格なし・未経験でも転職できる?
ビルメンなどの設備管理と聞くと電気・空調・給排水などの設備工事担当として、専門的な知識や資格が必須と思われがちですが、無資格・未経験からでも始められる仕事はあります。対応範囲や内容によっては資格が必要ですが、無資格・未経験からでも始められる仕事としては以下のような仕事があります。
上記のような仕事で実務経験を積みながら、ビルメン4点セットなどの資格取得に向けた勉強を並行して進めるのがおすすめです。
30代・40代でも資格があれば未経験転職できる?
”未経験転職” と聞くと20代までのように思われがちですが、設備管理職については人手不足などの背景から、有資格・無資格関係なく30代以降でも未経験転職が目指せます。とくにビル施設管理の平均年齢は47.3歳となっており、30代・40代は業界内だと比較的若手です。
人手不足も相まって、転職先でも重宝されることが考えられます。
出典:ビル施設管理の平均年齢|職業情報提供サイト job tag
設備管理と設備施工管理では必要な資格が違う?
設備管理と設備施工管理は名前こそ似ていますが、実際に対応する仕事内容としては全く異なります。必要となる国家資格もそれぞれ対応した資格になり、取得難易度なども異なるため、キャリアに即した資格を選ぶことが重要になります。
項目 | 設備管理 |
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仕事内容 | 建物完成後における設備の維持・運用・保守点検を担当 |
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資格 | ビルメン4点セット、ビルメン三種の神器 など |
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項目 | 設備施工管理 |
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仕事内容 | 建物の建設工事中における設備(電気・空調・給排水など)の 設置工事の管理を担当 |
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資格 | 電気工事施工管理技士、管工事施工管理技士、 電気通信工事施工管理技士 など |
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まとめ
本記事では設備管理に関するおすすめ資格やそれぞれのメリット、未経験者・経験者それぞれにおすすめの資格などについて解説しました。
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