施工管理の仕事は、現場で作業員に指示をしたり管理したりする印象もあります。ただし実際には、書類業務も多く、一定以上のパソコンスキルが必須となります。
そこで本記事では、施工管理の仕事に必要なパソコンスキルを8選をご紹介します。

施工管理の仕事は、現場で作業員に指示をしたり管理したりする印象もあります。ただし実際には、書類業務も多く、一定以上のパソコンスキルが必須となります。
そこで本記事では、施工管理の仕事に必要なパソコンスキルを8選をご紹介します。

施工管理の仕事で必要となるパソコンスキルは、以下の8つがあります。
施工管理の仕事で、最も活用する機会が多いのが、Excelのパソコンスキルです。
なぜなら現場のお金の管理(実行予算)やスケジュール管理(工程表作成)、日々の記録(工事日報)、作業員の出面管理など、施工管理の仕事に関する数字と計画をExcelで管理しているからです。
なお実際に施工管理の実務では、以下のパソコンスキルがあればOKです。
■四則演算と基本関数
足し算・引き算に加え、SUM、AVERAGE、IF、COUNTIFなどの関数が使えるレベル
■表作成と罫線
見やすい表を作り、セルの色を変えたり、罫線を引いたりする操作ができるレベル
■印刷設定
1ページに収めて印刷したり改ページプレビューを調整したりできるレベル
上記のとおり、施工管理のExcel業務で、VBAやマクロを組めるレベルを求められる会社は少ないです。
未経験なら「表を作成し、計算式を入れて、A4用紙1枚にきれいに印刷できる」状態を目指しましょう。
施工管理の業務で、Excelに次いで使用頻度が高いのがWordです。
なぜなら役所へ提出する『施工計画書』や『道路使用許可申請書』、近隣住民への『工事のお知らせ』、打ち合わせ議事録など、対外的な文書作成の際にWordを使用するからです。
具体的には、単に文字の入力だけではなく、工事現場ならではの編集能力も求められます。画像の挿入やレイアウトにおいては、工事現場の地図や現況の写真を文書内に適切に貼り付けたうえで、記載している文章がズレないように調整するスキルが必須となります。
またPDFへの書き出しでは、提出用にWordファイルをPDF化する作業も頻繁に発生するでしょう。またフォーマットを流用することが多いので、0から作る力より『崩さずに編集・修正する力』が重要です。
施工管理の業務をするには、PowerPointのスキルも必要です。というのも施工管理の仕事には、発注者(施主)への進捗報告や、現場で働く職人さんを集めた『安全大会』、近隣住民への説明会などもあり、分かりやすい資料を作成するために、PowerPointのスキルが必要になるからです。
なお施工管理のPowerPointでは、デザインセンスよりも「情報の整理力」が優先されます。たとえば専門用語を並べるよりも、現場の写真を大きく貼り付けたり、矢印や図形を使って工事の流れを示したりするスライドの作成が求められます。なおシンプルな構成が重視され、過度なアニメーションは不要です。
上記の対応ができれば、発注者(施主)への進捗報告や近隣住民に対する説明会でも、十分使える資料となります。だからこそ施工管理の業務をするには、一定のPowerPointのスキルも必要なのです。
施工管理の業務では、紙の図面と同じくらいPDFデータの取り扱いが重要です。近年では、データ納品やリモート会議が増えたことにより、PDFの扱いに慣れているかどうかも評価のポイントになっています。
そしてPDFデータの取り扱いスキルが重要な理由は、図面・カタログ・契約書などをやり取りする際に、文字化けやレイアウト崩れを防ぐため、PDFのやり取りが業界でのスタンダードとなっているからです。
なおPDFは、単に閲覧するだけでなく、複数の図面データを1つのファイルにまとめたり、必要なページだけを切り出したりする操作が必要となります。またAcrobatやBluebeamなどのPDF編集ソフトを使い、図面上の修正箇所に赤丸やコメントを追記する作業もあります。
また最近では、タブレット端末で図面PDFを開いて、現場でそのままチェックするスタイルもあります。
このように近年の施工管理では、データのやり取りが増加しているため、PDFのスキルが重要なのです。
施工管理の仕事では、CADのスキルも重要となります。ただし未経験の場合には、図面を書けるレベルは求められません。というのも施工管理の主な仕事は、設計ではなく、管理にあるからです。
そのためCADを使って、ゼロから図面を作成するのではなく、設計図をもとに施工図(現場用の図面)を修正・加工する作業がメインになります。
具体的には、入社直後の初心者の方は、最短で以下のスキルを身につけましょう。
縮尺(1/100や1/50など)を正しく設定し、現場で職人さんが見やすいサイズで印刷する能力
画面上で距離や面積を測って、資材の数量を拾い出す作業
壁の位置を少しずらす、文字を打ち直すなどの軽微な修正
CADソフトは『AutoCAD』や『Jw_cad』が主流となります。まずはCADで図面を開いて、正確な縮尺で印刷できるようになりましょう。未経験で入社前であれば、閲覧と簡単な修正ができれば十分です。
施工管理の現場では、膨大な枚数の写真を取り扱います。そのため施工管理の業務では、写真編集ソフトのスキルは必須となります。膨大な枚数の写真を扱う理由は、工事が完了すると隠れてしまう部分(基礎の鉄筋など)が、図面通りに施工されたことを証明するためです。
具体的には、日付別や工種別(鉄筋・型枠・内装など)に階層を分けて写真を整理することが多いです。また近年では、タブレットで写真に黒板を合成するアプリが主流なので、PCと連携させたうえで台帳を作成するスキルも必要です。なおトリミング、リサイズ、文字入れなど基本の編集ができれば十分です。
高度なPhotoshop加工などは不要ですが、画像の基本的な編集と整理整頓する力は大切と言えます。
施工管理の仕事では、原価管理としてお金周りの管理もあります。そのため施工管理の仕事をするには、積算ソフトのスキルが必要となります。
なぜなら積算ソフトは、材料費や人件費を正確に出して、利益が出る工事にするために必要だからです。なお多くの会社では『Gaia』などの専用ソフトや、自社独自のExcel計算システムを使用しています。
積算ソフトは会社ごとに使用するツールが異なるため、入社前の学習は不要です。数字を正確に入力する几帳面さがあれば、入社後のOJT期間だけで、十分に覚えられるでしょう。
近年、建設業界の働き方改革やDX化に伴い、施工管理システムの導入が急速に進んでいます。そのため施工管理の仕事をするうえで、施工管理システムに関するスキルは必須となっています。
施工管理システムの導入が進む理由は、図面・写真・工程表・チャットを一元管理し、現場の移動時間や事務所での事務作業を削減できるからです。
たとえば『ANDPAD(アンドパッド)』や『サクミル』などが代表的なツールとしてあります。これらの施工管理システムを使えば、iPadで図面にピンを立てて指示を出したり、報告書を作成したりすることも可能になります。また最新の図面が常にクラウドにあるため、古い図面で施工するミスを防げます。
なお施工管理システムを使うために重要なことは、新しいアプリやツールに抵抗がないことです。スマホでLINEや地図アプリを使いこなせる方なら、すぐに操作に慣れるでしょう。
最後に施工管理のパソコンスキルに関するよくある質問に回答します。
パソコン関連の資格は、必須ではありません。ただし資格を取得すれば、自分のパソコンスキルを客観的に証明できます。とくに未経験者の場合、「パソコンは一通り使えます」と言葉で伝えるより、資格を持っていると伝えたほうが、パソコンスキルがあることのアピールになります。
パソコンスキルがある方は、素直に伝えればOKです。
具体的には、「Excelでは、SUMやAVERAGE、VLOOKUPを使った集計表を作成できます。Wordでは、既存のひな形をベースに議事録や報告書を作ることができます」というように伝えれば十分です。
一方、パソコンスキルに自信のない方は「勉強中です」と答えて、具体的なアクションも伝えましょう。
たとえば「現在はExcelで簡単な表作成と四則演算ができるレベルです。入社までにはオンライン講座で関数や印刷設定まで習得する計画です。すでに毎日30分ずつ学習を進めています」と伝えることで、採用担当者に対して、学習意欲を伝えられます。
なおパソコンスキルに自信がない方でも、「使えません」や「苦手です」と答えるのは避けてください。なぜなら建設業界はIT化が進んでおり、PCアレルギーがある人材は敬遠される傾向にあるからです。
応募条件に「CADの経験が必須」と書いていない限りは、不採用になることはありません。
実際に多くの施工管理会社・ゼネコンでは、CAD未経験でも採用していますし、未経験者に対して高い作図能力は求められません。とくに未経験採用の場合は、CADスキルよりもコミュニケーション能力や体力・メンタルのタフさといった要素の方が重視される傾向があります。
本記事で紹介した施工管理の仕事で必要となるパソコンスキルは、以下の8つです。
未経験で施工管理への転職を目指す方は、実際にツールを使ってみて、少しずつ勉強してください。
一方ですでに施工管理として働いている方は、上記から自分に足りないスキルを磨くようにしましょう。
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