施工管理の転職理由|面接・書類で好印象を与えるポイントと例文7選
  • 転職お役立ち情報
  • 2025/11/06

施工管理の転職理由|面接・書類で好印象を与えるポイントと例文7選

施工管理の転職に限らず、面接や書類で、必ず「転職しようと思った理由は何ですか?」と聞かれます。

施工管理を含めた建設業界は、体質が古いままの会社も多いです。そのため残業や休日出勤で労働時間が長かったり、昔ながらの詰め文化が残っていたりすることもあるでしょう。

上記のような会社から転職する場合、本音の転職理由はネガティブになりがちです。ただしネガティブな転職理由をそのまま伝えると、採用担当者に悪い印象を持たれる可能性もあります。

そこで本記事では、施工管理の転職理由で採用担当者によい印象を与える伝え方・書き方のポイントと、経験者でも未経験者でも使える例文を7つ紹介します。

「面接で失敗した...」と後悔しないためにも、ぜひ本記事を参考にしてください。

CTA画像

施工管理の転職理由TOP7

施工管理の仕事をしていて「転職したい・・・」と感じるのは、あなただけではありません。施工管理は体力的にも精神的にもハードな仕事なので、転職する方も多いです。

実際に株式会社労働調査会の調査(令和6年2月)によると、転職理由で多いのは以下の7つでした。

  • 施工管理は肉体労働できつい:51.5%
  • 年齢の近い先輩が少ない:29.8%
  • 危険と隣り合わせの仕事:22.3%
  • 有休や連休が取りづらい職場環境:22.1%
  • 一人前になるまでに時間がかかる:22.2%
  • 施工管理は労働時間が長くなりがち:15.4%
  • 仕事内容に対して賃金が見合わない:18.4%

施工管理は肉体労働できつい:51.5%

施工管理の転職理由で、最も多かったのが「肉体労働できつい」という内容です。

本来、施工管理の仕事は、工期のスケジュールどおりに作業を進めるために、管理・監督することです。ただし一部の現場では、早朝は工事の準備をして、日中は資材運搬などの現場サポート。工事の終了後に書類整理や報告書を作成しているケースもあります。

上記のような現場で働いている方は、よりホワイトな現場を求めて転職する方も多いです。また総務省の労働力調査(2025)によると、建設業界は約37%が55歳以上となっており、将来の仕事を考えて、体の負担が少ない職場へ移りたいと考える施工管理技術者も増加しています。

年齢の近い先輩が少ない:29.8%

施工管理を含む建設業界は、約37%が55歳以上です。一方で29歳以下の若手は、約12%しかいません。そのため若手になると、職場に自分と年齢の近い先輩社員が少ない現場が多いです。

現場にロールモデルと相手になる先輩や相談しやすい相手がいないため、現場で孤独に感じたり、不安を感じやすくなったりします。また周りはベテラン社員が多いため、コミュニケーションに気を遣うことや意見を伝えづらい雰囲気になることも多いでしょう。

上記の理由で、年齢構成のバランスが取れた職場や若手が活躍する会社に転職する方も多いのです。

危険と隣り合わせの仕事:22.3%

「常に危険と隣り合わせでしんどい」と考えて、転職を検討をする人も少なくありません。

施工管理の現場は、高所作業や重量物の搬入などがあるので、事故のリスクを完全ゼロにはできません。自分自身に危険があるのはもちろん、現場全体の安全管理を徹底する必要があります。実際にトラブルやヒヤリハットを経験して、「このまま現場で仕事を続けるのは不安」と感じる人も多いでしょう。

普段から危険と隣り合わせの仕事なので、より安全な環境で働きたいと考えて転職する方が多いのです。

一人前になるまでに時間がかかる:22.2%

施工管理の仕事は専門性が高いので、一人で仕事をできるまでに時間がかかることも特徴です。

そのため施工管理としての現場経験を積んだり、施工管理技士を取得したりするのに時間がかかるので、入社して1年~3年はアシスタントや補佐の立場で雑務を担当することも多いです。このような状況ではキャリアの見通しが立たないので、焦りを感じて転職を考える方も多いです。

なお仕事への向上心の強い人ほど「より成長できる環境に身を置きたい」という気持ちから、教育体制が整った会社や明確なキャリアパスが描ける環境に転職を考える傾向にあります。

有休や連休が取りづらい職場環境:22.1%

施工管理は納期に追われる仕事なので、「休暇が取りづらい」と感じる人も多いです。

とくに工期が迫っていたり、急なトラブルがあったりすると、休日も現場対応が必要なことがあります。建設業界は他の業界より年間休日が長い傾向にあり、「他と同じくらい休みたい」という声も多いです。

結果的に、家族やプライベートの時間を犠牲にし続けることに限界を感じて、休日がしっかり確保できる職場への転職を考える方も多いのです。

仕事内容に対して賃金が見合わない:18.4%

ここまで紹介したとおり、施工管理は専門性の高い仕事ですし、工事現場は常に危険と隣り合わせです。しかし施工管理の仕事は、責任が重く拘束時間も長いわりに、給与水準が低い会社も少なくありません

たとえばスーパーゼネコン5社は平均年収が1,000万円を超える一方で、地元の中小ゼネコンや工務店だと年収が600万円を下回ることも多いです。とくに20代~30代の若手には、年収が400万円台の方も多く、「頑張っているのに、同年代の他業種より自分の年収が低い」と考える方もいます。

そのため「仕事内容と賃金が見合っていない」「自分が正当に評価される環境で働きたい」と考えて、より高待遇の大手ゼネコンやメーカーへの転職を考える方が多いのです。

施工管理は労働時間が長くなりがち:15.4%

施工管理の仕事は、納期が明確に決まっているため、工期の直前などは労働時間が長くなりやすいです。現場によっては、平日も終電近くまで残業が続き、工期直前は休日出勤も重なることもあるでしょう。

実際に厚生労働省の毎月勤労統計調査によると、施工管理の年間労働時間は1,943時間で、産業全体の1,714時間と比べて、200時間以上長いです。近年、働き方改革で残業削減が推進されていますが、すぐに残業時間が削減されない現場もあり、個人の努力ではどうにもならない面もあります。

そのため「余裕を持って働きたい」「家族との時間を作りたい」と考えて、転職する人が多いのです。

ここまで紹介したとおり、施工管理の転職理由は人によってさまざまです。

  • 施工管理は肉体労働できつい:51.5%
  • 年齢の近い先輩が少ない:29.8%
  • 危険と隣り合わせの仕事:22.3%
  • 有休や連休が取りづらい職場環境:22.1%
  • 一人前になるまでに時間がかかる:22.2%
  • 施工管理は労働時間が長くなりがち:15.4%
  • 仕事内容に対して賃金が見合わない:18.4%

ただし上記のとおり、本音の転職理由はネガティブな内容が多いため、そのまま伝えると採用担当者からマイナスの評価を受けてしまうでしょう。

\ 完全無料 /
> プロに転職理由の作り方・伝え方を相談する <

施工管理の採用担当者が転職理由を聞く理由と見ているポイント

施工管理の採用担当者が転職理由を聞くときに、以下の3つをチェックしています。

  • 転職理由と志望動機に一貫性があるか
  • 長期的に働いてくれそうか
  • 自社の業務とマッチするか

転職理由と志望動機に一貫性があるか

採用担当者が転職理由を聞く際には、志望動機との一貫性があるかを見られます

なぜなら転職理由と志望動機に一貫性がないと、採用担当者に「この人はウソをついているのでは?」と不信感を与えるからです。たとえば転職理由では「専門性を高めたい」と話しているのに、志望動機が「企業理念に惹かれた」と言われると、採用担当者は「少しズレているのでは?」と違和感を感じます。

採用担当者に不信感や違和感を与えないためにも、転職理由と志望動機は一貫性をもたせてください。

なお施工管理の転職で使いやすい志望動機は、以下の記事で解説しているので参考にしてください。

関連記事:
施工管理の志望動機・志望理由の例文30選

長期的に働いてくれそうか

採用担当者は転職の面接をする際に、「またすぐに辞めるのでは?」と心配することが多いです。

なぜなら一人の施工管理を雇うために100万円以上の費用をかけている会社が多く、短期離職されると、会社側が損をしてしまうからです。そのため転職理由が曖昧だったり、企業が納得できない転職理由だったりする「またすぐに辞めそう」と判断されて、面接や書類で落とされてしまいます。

とくに施工管理の仕事は長期のプロジェクトが多いため、工事途中で離職されると、緊急で採用したり、他の会社から施工管理を派遣してもらったりする必要があります。だからこそ転職理由を伝える際には、短期的な条件の改善だけではなく、将来を見据えた内容であると伝えるのがおすすめです。

自社の業務とマッチするか

企業の採用担当者は、あなたと自社の業務がマッチしているかも見ています。

なぜなら自社の業務とのマッチ度が低いと、短期間での離職につながったり、高いパフォーマンスを出せなかったりするからです。たとえば転職理由で「ICT技術などの新技術を活用したい」と伝えられても、会社が新しい技術の導入に積極的でないと、求職者の転職理由を叶えられず、離職につながるでしょう。

そのため転職理由を伝えるときは、事前にホームページや求人票などで企業の情報を確認し、その会社で実現できる目標を絡めた転職理由を伝えてください。採用担当者からの高評価を得やすくなるでしょう。

\ 完全無料 /
> プロに転職理由の作り方・伝え方を相談する <

つづいては面接や書類で転職理由を伝える際に、好印象を与えるためのポイントを解説します。

関連記事:
施工管理の履歴書テンプレート|自己PRや資格(施工管理技士・技士補)の書き方

面接や書類で転職理由で好印象を与える5つのポイント

面接や書類で転職理由を伝えるときは、以下の5つを意識してください。

  • 志望動機や自己PRとの矛盾をなくす伝え方をする
  • 現職(前職)への悪口・愚痴は言わない
  • 現職(前職)の退職理由は本音ですべて伝えない
  • ネガティブな転職理由はポジティブに言い換える
  • 実体験ベースに採用担当者が納得する内容にする

志望動機や自己PRとの矛盾をなくす伝え方をする

転職理由は、志望動機・自己PR・キャリアビジョンなど、他の内容と矛盾をなくすことが大切です。

なぜなら他に伝える内容との一貫性をもたせることで、採用担当者から「この人は転職することで理想の未来に近づけそう」などとポジティブな印象を与えやすいからです。

転職理由では転職を考えた背景や理由を伝えつつ、志望動機や自己PRでは、転職後に実現したいことや自分が会社で活かせる経験・強みを伝えてください。逆に伝える内容に一貫性がないと、採用担当者に「この人は話している内容がバラバラで何を伝えたいかわからない」とネガティブな評価になります。

上記のリスクを避けるためにも、面接や書類で伝える内容は、常に一つの軸を作り、「この軸に沿わない現職を辞めて、軸に沿う貴社を志望する」という内容を伝え続けてください。

なお施工管理の自己PR志望動機は、以下の記事で詳しく解説しているので参考にしてください。

関連記事:
施工管理の自己PRで受かる書き方
施工管理の志望動機・志望理由の例文30選

現職(前職)への悪口・愚痴は言わない

転職理由を伝える際に、現職(前職)の悪口や愚痴は厳禁です。

転職を考えている以上、会社への不満がゼロの方はいないでしょう。しかし職場環境に不満があっても、「会社がブラックだ」「上司との人間関係が悪い」などの愚痴を伝えると、良い印象は持たれません。採用担当者から「自社にきても不満が多そう」という印象を与える可能性もあります。

そのため現職を辞める理由を聞かれた際も、客観的な事実と簡潔な理由を伝えるだけにして、個人的な感情を伝えるのは絶対に避けましょう。たとえば「残業時間が月100時間を超えていた」と事実を伝えても良いですが、「残業時間が長すぎて異常だ」などと批判的な意見を伝える必要はありません。

現職(前職)の退職理由は本音ですべて伝えない

『現職(前職)への悪口・愚痴を言わない』と被る部分もありますが、面接や書類で、本音の退職理由をすべて伝える必要はありません。とくにネガティブな転職理由の場合、本音で伝えるのはNGです。

転職理由は採用担当者がポジティブに感じる要素だけを伝え、ネガティブな本音は言わなくてOKです。たとえば人間関係の悩みで転職する場合でも、「キャリアアップしたい」「成長環境に身を置きたい」などと伝えて、ネガティブな要素は言わなくて問題ありません。

どうしても本当の転職理由を伝えたい方は、「組織体制の変更で自分の担当範囲が縮小してしまい、より成長できる環境を求めた」といった理由に言い換えるなど、伝え方を工夫しましょう。

ネガティブな転職理由はポジティブに言い換える

転職理由がネガティブな方は、言い方の工夫に加えて、ポジティブな表現への言い換えも重要です。

以下にネガティブな転職理由の言い換え例をまとめたので、参考にしてください。

本音

言い換え

残業が多い

メリハリをつけて効率的に働ける環境で長期的に貢献したい

給与が安い

成果が正当に評価される環境でモチベーション高く働きたい

人間関係が悪い

チームワークを重視する職場環境で周囲の人に貢献したい

会社が不安定

安定した会社でスキルを磨き長期的なキャリアを築きたい

上記のとおり、同じ理由でも伝え方次第で印象は大きく変わります。ネガティブな転職理由を持っている方は、ポジティブ(前向き)な理由に言い換えることがポイントです。

「〇〇が嫌だから転職したい」のではなく、「〇〇を実現したいから転職したい」のように、転職理由をポジティブかつ未来志向にすることで、採用担当者から高評価を得やすくなるでしょう。

実体験ベースに採用担当者が納得する内容にする

転職理由を伝える目的は、採用担当者に「その目的なら転職が最適だ」と納得してもらうことです。

そのため単に「成長したいから転職します」と伝えるのではなく、「現職で扱う現場は予算規模が5,000万円が限界でそれ以上の案件が対応できないため、成長に限界を感じるようになりました。案件の予算が1億円以上の現場も担当したいため転職を考えています」など、具体例を交えて話しましょう。

上記のように伝えることで、採用担当者が転職する理由をイメージしやすくなりますし、あなたの人柄や仕事に対して積極的な姿勢もアピールできます。とくに「1億円以上の現場も担当したい」「工期が5年以上の長期的なプロジェクトを担当したい」など、具体的な数字を入れれば説得力も高まります。

\ 完全無料 /
> プロに転職理由の作り方・伝え方を相談する <

あらためて転職理由で採用担当者から高評価を得るために、意識すべきポイントは以下の5つです。

  • 志望動機や自己PRとの矛盾をなくす伝え方をする
  • 現職(前職)への悪口・愚痴は言わない
  • 現職(前職)の退職理由は本音ですべて伝えない
  • ネガティブな転職理由はポジティブに言い換える
  • 実体験ベースに採用担当者が納得する内容にする

上記を踏まえて転職理由を作成すれば、採用担当者に「この人と働きたい」と思われやすいでしょう。

とはいえ「自分一人で転職理由を考えるのは難しい」と考える人もいると思います。

そこでつづいては施工管理の転職理由で使える、具体的な例文を7つ紹介します。自分の状況に合わせてカスタマイズすれば、そのまま使えるので、ぜひ参考にしてください。

施工管理の転職理由の例文7選

ここからは施工管理の転職について、状況別の転職理由を7つの例文を紹介します。

各例文であなたの経験や仕事に対する意欲が伝えられる内容です。自分の状況と近い例文を参考にして、自分なりの転職理由を作成してください

  • 担当の工種を変えたいときの例文
  • キャリアアップしたいときの例文
  • 発注者側に転職したいときの例文
  • 担当の領域を変えたいときの例文
  • ワークライフバランスを改善したいときの例文
  • 工事経験の浅い方が転職したいときの例文
  • 未経験で施工管理に転職したいときの例文

担当の工種を変えたいときの例文(建築→土木)

まずは担当の工種を変えたいときの例文を解説します。建築分野から土木分野に工種を変更したい方は、現職で培った経験を踏まえて、新しい分野に挑戦したい前向きな意欲を伝えることが大切です。

■例文

現職では、ビルなど建築工事の施工管理に従事しております。以前までは、トンネルのインフラ設備の施工業務もありましたが、3年前に経営方針が変更され、民間の建築工事がメインとなっている状態です。私は建築工事だけではなく、橋梁や道路などの社会インフラ整備にも携わりたいと考えているのですが、現職の代表に確認したところ、今後は公共工事の受注は考えないと伺いました。そのためインフラ工事を担当できる会社への転職を検討しています。これまでに8年間、建築分野の施工管理を通して、調整力や安全管理の知見を培ってきました。転職後は、私の経験を土木プロジェクトでも活かし、よりスケールの大きな現場で地域社会に貢献したいと考えております。

☆ポイントと解説☆

上記の例文は、「建築に飽きた」などのネガティブな理由ではなく、「建築分野の経験をもとに土木分野にも挑戦したい」というポジティブな理由を伝えています。また会社の経営方針が変更されるという情報を伝えることで、採用担当者も納得しやすい転職理由にできています。

さらに現職の経験を活かしつつ、新たな領域への意欲を示しており、「土木分野にチャレンジしたい」というポジティブな熱意が伝わります。工種を変える転職は、前向きな挑戦心を強調すると良いでしょう。

キャリアアップしたいときの例文(サブコン→ゼネコン)

サブコンからゼネコンにキャリアアップの転職をしたい方は、「より大きなプロジェクトに関わりたい」「裁量を広げたい」という内容を伝えてください。

■例文

現職では、建築工事の中でも主に空調設備の施工管理を担当しています。現職では、空調設備の専門性は高められるものの、建設工事全体を担当することはありません。私は将来的に、工事全体をマネジメントしたいと考えていますが、現職では工事全体の管理を経験するのが難しいと考えています。そのため今回の転職では、プロジェクト全体をマネジメントできる会社への転職を考えております。全体の施工管理を担当する際は、前職で培った専門知識や調整力を活かせると考えております。

☆ポイントと解説☆

上記の例文は、自分の理想としている将来を踏まえたうえで、サブコンからゼネコンにキャリアアップを目的の転職理由を伝えています。サブコンからゼネコンへの転職のケースでは、現職で培った専門知識を武器にして、プロジェクト全体を統括する立場に挑戦したいという前向きな表現をしています。

「規模の大きい案件(5億円以上など)に挑戦したい」「より責任あるポジションにつきたい」などのポジティブな転職理由であれば、採用担当者からもプラスの評価を得やすいでしょう。

発注者側に転職したいときの例文(ゼネコン→メーカー)

ゼネコンなどの受注側からメーカーのような発注者側の企業に転職したい方は、「現場の経験を活かして企画・設計に関与したい」などと伝えるのがおすすめです。

■例文

現職では、10年間、建築現場での施工管理に従事してきました。現職でも、工事現場の責任者としての専門性は磨けていると感じていますが、10年という区切りの時期でもあるので、より大きなインパクトを与えている業務に挑戦したいと考えるようになりました。その中で今後は受注側ではなく、計画段階からプロジェクト全体に関与できる発注者側の仕事に挑戦したいと感じました。転職後は、現場で培った課題解決力や技術知識を活かして、より高品質なものづくりに貢献したいと考えております。

☆ポイントと解説☆

上記の例文は、現場の経験を十分したうえで、新しく発注者側にチャレンジしたいことを伝えています。

また「現場経験を活かして企画・設計に関与したい」という転職理由は、発注者の採用担当者が聞いても筋が通ったポジティブな転職理由と受け取られやすいです。逆に「受注がきついから発注者に行きたい」などの転職理由は消極的に聞こえますし、発注者側の業務理解が浅いと受け取られる可能性が高いです。

担当の領域を変えたいときの例文(ゼネコン→ハウスメーカー)

ゼネコンやサブコンなどで法人相手の工事で施工管理をしていた方が、個人向けであるハウスメーカーの施工管理に転職をするなら、お客さまとの距離感を近づけたいと伝えるのも選択肢の一つです。

■例文

現職では、オフィスビルや商業施設の施工管理に従事しております。現職では、多くの人が利用する商業施設の工事がメインで一定のやりがいを感じています。しかし実際に工事を担当する中で、より直接的にお客さまと関われる仕事をしたいと感じるようになってきました。その中で自分のこれまで培った経験を活かすのであれば、ハウスメーカーの施工管理として、お客さまの新築住宅に携わるのが一番貢献しやすいと考えています。貴社のホームページを拝見した際も、お客さまの安心・快適な生活を支えている点を強く感じることができました。これまでの経験を活かして、高品質な住まいづくりに携わりたいです。

☆ポイントと解説☆

上記の例文は、現職の仕事(施工管理)にやりがいを感じている一方で、いまよりもお客さまとの距離を近づけたいというポジティブな転職理由を伝えています。また自分が貢献できる分野であることを伝えることで、採用担当者に「即戦力として働いてくれそう」という印象を与えやすくなります。

なお異業界への転職になるので、単純に「ハウスメーカーで仕事したい」と伝えても、採用担当者からの高評価は受けられません。ハウスメーカーに転職することで何を実現したいのかを具体的に話すことが、採用担当者からプラスの評価を受けるのに重要なポイントです。

ワークライフバランスを改善したいときの例文

施工管理の仕事は労働時間が長くなりがちなので、「ワークライフバランスを改善したい」と考える方も多いでしょう。ただし長時間労働や休日不足が転職理由でも、採用担当者に「楽をしたい」というような印象を与えるのはNGです。

■例文

現職は、5年間、建設工事の施工管理に従事しております。予算規模が5億円の案件を受けることもあり、やりがいを感じていますが、繁忙期は月80時間以上の残業が続くことが増えてきました。昨年、新しい家族も増えたので、少し働き方を見直す必要性を感じました。もちろん繁忙期やトラブル対応の際には、一定の残業が必要であることは認識しています。とはいえ長期的に考えたときに、残業が前提の働き方に限界を感じたので転職を検討しています。そのため今回の転職では、IT化・DX化など、業務効率化にも力を入れている企業を中心に見ています。私自身、自己研鑽を続けながら、会社全体の生産性向上にも貢献していきたいと考えています。

☆ポイントと解説☆

上記の例文は、単に労働時間が長い事を伝えるわけではなく、施工管理の業務のやりがいや、仕事として残業が必要であると認識していることを伝えています。そのうえで長期視点で考えたときに、残業時間でカバーするのではなく、生産性向上でカバーしていきたいというと伝えています。

さらに自分の転職理由を伝えたうえで、転職後は、自己研鑽を続けて、会社全体の生産性向上にも貢献したいという内容を伝えており、採用担当者からも高評価を得やすいでしょう。

工事経験の浅い方が転職したいときの例文

新卒や未経験で施工管理に転職したけど、「この会社は合わないかも」と考える人は多くいます。

上記の人が転職する場合、採用担当者は「自社でも短期離職されるかも」と不安に感じるでしょう。採用担当者の不安をなくすためにも、転職理由が前向きであると感じさせるような工夫が必要です。

■例文

現職では、2年間、建築現場の施工管理に従事し、基礎的なスキルを身に着けました。しかし現職では、担当できる業務範囲が限られており、先輩社員を見ても、2年後に成長が頭打ちになると感じています。私自身、若いうちから様々な現場を経験し視野を広げたいと考えているので、今回の転職では、幅広い業務に取り組める会社を中心に見ています。2年間という短い期間ではありますが、施工管理の基礎的なスキルは身につけております。若さと向上心を活かして、長期的に貢献していきたいと考えております。

☆ポイントと解説☆

上記の例文は、現職で培った経験と今後の成長意欲をセットで伝えて「成長できる環境を求めている」という前向きな転職理由にしています。採用担当者の短期離職の不安を払拭するために、転職後は長期的に努力していく意欲もしっかり伝えてください「辞めグセがある」と判断されないようにしましょう。

未経験で施工管理に転職したいときの例文

未経験で施工管理に転職したい方は、施工管理に転職することで、自分の理想を実現できることを伝える必要があります。これまでの経験を踏まえて、施工管理の仕事に惹かれた理由を伝えましょう。

■例文

現職では、新卒から5年間、IT業界でプロジェクトマネジメントに従事してまいりました。プロジェクトの一環で建設業界に関わる機会があり、そこから建設業界に対して、強い関心も持つようになりました。来年の3月で現在のプロジェクトが終わるため、ここを一つの節目と捉えて、転職を検討しております。建設業界は未経験ですが、現職で培った工程管理や折衝力を活かせるだろう施工管理を希望しています。また建築の基礎知識を習得するため、一級建築施工管理技士の資格学習を進めています。転職後は、一日も早く業務に慣れて、会社に貢献できるようにしていきます。

☆ポイントと解説☆

上記の例文は、「なぜ施工管理の仕事に興味を持ったのか」を伝える例文です。上記のように伝えれば、採用担当者から「建設業界に興味を持ったきっかけを具体的に教えて下さい」などと深堀られる可能性が高いので、そちらに対する回答を準備しておけば大丈夫です。

採用担当者と会話する中で、あなたが建設業界に興味を持ったきっかけを詳しく話したり、具体的にどのような学習をしているのかを話したりすることで、採用担当者の評価が上がりやすくなるでしょう。

\ 完全無料 /
> プロに転職理由の作り方・伝え方を相談する <

施工管理の転職理由に関するよくある質問

最後に施工管理の転職理由に関するよくある質問に回答します。

転職理由が複数ある場合、どう整理して伝えればいい?

複数の転職理由がある場合、理由を一つに絞って伝えるのが基本です。

複数の転職理由を並べると、不平不満が強調されやすくなりますし、話も散漫になりがちです。とくに「残業が多くて給与も低くて人間関係も悪くて」などと、会社の愚痴を伝えるのは逆効果です。

採用担当者が高評価に感じやすい理由を一つだけ伝えて、それに関連する内容を伝えると良いでしょう。

短期離職でも悪印象を与えずに転職理由を伝えるには?

前職の在籍期間が極端に短い方は、転職理由を前向きかつ簡潔に説明することがポイントです。

たとえば「入社前に聞いていた業務内容と実際が大きく異なり、早期に見切りをつける決断をしました。しかし短い期間にも現場運営の基本を学び、自分に足りないものも認識できました」など、短い在籍期間になる理由を伝えたうえで、業務から得た知識やスキルを伝えるようにしましょう。なお採用担当者から「すぐ辞めそう」と思われないように、「長期的に腰を据えて頑張りたい」と伝えることも大切です。

転職理由と退職理由の違いはなに?

転職理由は、主に新しい職場で実現したいことや望むキャリアである一方で、退職理由は、不平不満など今の職場を辞める理由を指します。つまり退職理由は、過去系でネガティブ寄り。転職理由は、未来系でポジティブ寄りの理由ということです。

転職理由と退職理由は密接に関連しますが、面接や書類での伝え方としては、本音の退職理由をそのまま伝えるのではなく、前向きかつポジティブな理由に言い換えるのが鉄則です。

たとえば本音の退職理由が「残業が多くて体がもたない」の方でも、面接で伝える必要はありません。「効率的に働ける環境で長期的にキャリアを積みたい」といった表現に言い換えたり、「新しい技術にチャレンジしたい」などポジティブな転職理由だけを伝えることをおすすめします。

現職を円満退職するにはどうすればよい?

転職活動が成功した後に、現職を円満に退職しなければ次のスタートにも支障が出る可能性があります。円満退社のために押さえておきたいポイントは、以下のとおりです。

  • 退職の意思表示は報告の形にする
  • 丁寧に引き継ぎと業務整理をする
  • 退職時にネガティブな表現をしない

上記で一番大切なのが、退職の意思表示を報告の形にすることです。なぜなら「辞めようと思っているのですが」などと相談すると、「今の現場を放置していくのか」などと言われるリスクもあるからです。

本来、退職は個人の自由ですが、上記の内容を上司や先輩に言われると、不安になる方も多いでしょう。このようなリスクを避けるためにも、退職時には「転職します。次の職場の入社日も決まっています」というように報告の形で伝えるのがベストです。

面接では転職理由以外になにが聞かれる?準備することは?

施工管理の面接では、転職以外に以下の内容が聞かれることが多いです。

会社によっては「他社の選考状況」「転勤は可能か」など確認される場合もあります。

いずれにせよ、自分の経験や考えを整理し、何を聞かれても落ち着いて答えられる準備が大切です。

とくに志望動機・自己PR・入社後のキャリアプランは、転職理由と一貫性を持たせて、施工管理としてどのような貢献をできるか、どのように貢献しているかを中心に話すと良いでしょう。

まとめ|転職理由に迷ったときは転職の専門家に相談しよう

本記事では、施工管理の転職理由について、採用担当者に好印象を与える方法を解説しました。

あらためて転職理由を作成する際に大切なポイントは、以下の5つです。

  • 志望動機や自己PRとの矛盾をなくす伝え方をする
  • 現職(前職)への悪口・愚痴は言わない
  • 現職(前職)の退職理由は本音ですべて伝えない
  • ネガティブな転職理由はポジティブに言い換える
  • 実体験ベースに採用担当者が納得する内容にする

上記を意識すれば、「ぜひ入社してほしい!」と高評価を得られる転職理由を作成できるはずです。

とはいえ「企業に合わせた転職理由を考えるのは難しい」と考える方もいるでしょう。このような方は、一人で抱え込まずに第三者の力を使うのがおすすめです。

たとえば当社(プレックスジョブ)は、施工管理の転職に精通したエージェントが、あなたの転職理由の作成をサポートしたり、添削して採用担当者が魅力に感じる状態に改善したりしています。

これまでに100万人以上が利用していますし、企業とのやり取りも多いので、採用担当者に刺さりやすい転職理由の作成をお手伝いできます

また転職理由を含めた、面接対策を完全無料でお手伝いしていますので、ぜひ気軽に活用してください。

\ 完全無料 /
> プロに面接対策の相談をしてみる <

なお当社(プレックスジョブ)の担当アドバイザーが求職者にしているサポート内容には、以下の記事で詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてください。

関連記事:
施工管理の転職でプレックスジョブが選ばれている5つの理由

また「履歴書も職務経歴書も作っていない」という方に向けて、工事実績や資格などを入力することで、履歴書や職務経歴書を作成できる無料サービス(ねこ履歴書)もあります。

WordやExcelを利用することなく、無料で手軽に作成できるので、ぜひご活用ください。

→無料で履歴書を作成する

→無料で職務経歴書を作成する

CTA画像

\役に立った記事はSNSでシェアしよう!/

この記事を書いた人

プレックスジョブマガジン編集部のプロフィール画像

プレックスジョブマガジン編集部

プレックスジョブマガジンは、累計100万人以上の方にご登録いただいている求人サイト「プレックスジョブ」が運営するメディアです。 7年以上にわたりドライバー・製造職・施工管理といったエッセンシャルワーカーの転職支援に携わっており、各業界で働く方・これから目指す方のために、役立つ情報を発信しています。 仕事や転職に関する記事を通じて、キャリア支援をしています。

プレックスジョブマガジンTOPへ

施工管理技士の求人一覧

大津建設 株式会社の画像
広島県三次市
想定給与
¥200,000〜¥300,000
勤務時間
午前8時〜午後5時(◆ 月平均残業時間:6時間 ◆ 休憩時間:60分 ◆ マイカー通勤可否:可 ※ 駐車場 あり)
勤務地
広島県三次市
詳しく見る
株式会社オリジナルの画像
愛知県名古屋市名東区
想定給与
¥250,000〜¥314,000
勤務時間
午前8時〜午後5時(◆ 働き方:変形労働時間制(1か月単位) ◆ 月平均残業時間:22時間 ◆ 休憩時間:60分 ◆ マイカー通勤可否:可 ※ 駐車場 あり)
勤務地
愛知県名古屋市名東区
詳しく見る
株式会社松田組の画像
山形県南陽市
想定給与
¥198,000〜¥310,000
勤務時間
午前8時〜午後5時30分 , 午前8時〜午後5時(◆ 働き方:変形労働時間制(1年単位) *就業時間(2)は1月~3月の勤務時間 ◆ 月平均残業時間:20時間 ◆ 休憩時間:90分 ◆ マイカー通勤可否:可 ※ 駐車場 あり)
勤務地
山形県南陽市
詳しく見る

あなたにおすすめの記事

職種から求人を探す

お仕事をお探しの方へ

会員登録すると、企業からのスカウトが届きます!また、専属のキャリアアドバイザーに無料で転職相談をすることも可能です!

お問い合わせはこちら

プレックスジョブについて不明点や気になる点がある場合はお気軽にお問い合わせください。

お知らせ

よくある質問

Q. 「プレックスジョブ」の掲載求人には、どのような種類のお仕事がありますか?

物流・建設業界を中心にドライバー(貨物・旅客)や運行管理者、施工管理技士や職人といった様々な職種の求人を掲載しております。中でもドライバーの求人は20,000件を超えており、大型トラックの運転手から軽貨物の配送、タクシー・バスの運転手など、様々な求人を掲載しています。

Q. 未経験でも応募可能ですか?

応募する職種の就業経験がない方でも、積極的に募集している求人も多数ございますので、未経験の方も応募は可能です。一方で、応募条件を経験者のみに限定している場合もございますので、条件をよく確認してから、応募しましょう。


必要資格を持っていない場合でも、入社後に、必要な免許を取得するチャレンジを応援している企業もあります。免許取得支援制度は、会社側が運転免許の取得に掛かる費用を全額もしくは一部を補助してくれる制度です。制度を利用する際には、規定もありますので、事前に確認しておきましょう。

Q. 費用はかかりますか?

登録から転職決定まで費用は一切発生いたしません。どんな求人があるのか知りたい、話だけ聞いてみたいといった方でも問題ございませんので、お気軽にご登録ください。