1級管工事施工管理技士の年収は?2級との違いや資格手当・将来性を解説
  • 年収・給与
  • 2025/11/18

1級管工事施工管理技士の年収は?2級との違いや資格手当・将来性を解説

「1級管工事施工管理技士を取ったのに年収が上がらない...」 「1級管工事施工管理技士を取得したら年収はどのくらい?」 1級の年収相場が600万円以上と高い中、年収400万円~500万円で働いている人もいます。 もし年収が200万円違えば、10年で2,000万円。 20年では、4,000万円の差にもなります。 だからこそ施工監理技術者は、自分も持っている資格の価値を正しく認識して、適切な年収を受け取れる会社に所属することが大切です。 そこで本記事では、管工事施工管理技士の年収について、以下の内容を解説します。 ・1級管工事施工管理技士と2級管工事施工管理技士の年収の差 ・1級管工事施工管理技士の年収が高い理由 ・1級管工事施工管理技士が年収を上げる方法 他には管工事施工管理技士の転職事例などを紹介しているので、ぜひ最後までご覧ください。

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1級管工事施工管理技士と2級管工事施工管理技士の年収の差

1級管工事施工管理技士と2級管工事施工管理技士では、年収に100万円以上の差があります。

それぞれの年収の目安は、以下のとおりです。

資格

年収の目安

1級管工事施工管理技士

600万円~800万円

2級管工事施工管理技士

400万円~600万円

※プレックスジョブの転職実績(実務経験あり)をもとに算出

まずは1級管工事施工管理技士の年収について、詳しく見ていきましょう。

1級管工事施工管理技士の年収と資格手当の相場

1級管工事施工管理技士の年収と資格手当の相場は、以下のとおりとなっています。

項目

1級管工事施工管理技士

年収の目安

600万円~800万円

資格手当の相場

1万円~3万円/月


1級管工事施工管理技士(経験者)の年収は600万円以上となっており、日本全体の平均年収478万円や、建設業平均の352.6万円を大きく上回ります。

転職市場でも1級管工事施工管理技士は、年収600万円を超える求人が多いです。

実際に当社(プレックスジョブ)を使って、年収600万円以上で転職した方も多数います。

また最高で年収1,000万円以上の転職も実現している方もおり、過去の経験や実績次第では、1,000万円以上の年収を受け取れる可能性もあります。

1級管工事施工管理技士を持っていると、手当を受け取れる会社が多いです。

会社ごとに支給額は変わりますが、1万円~3万円の資格手当が支給されます。

なお一部の会社では、毎月5万円の資格手当が支給されるケースもあります。つまり毎月の給料・給与が5万円プラスになる可能があるのです。

さらに取得時の一時金(10万円以上)を用意している企業もあり、1年間で30万円以上の収入アップになることもあります。

そのため1級管工事施工管理技士は、取得する価値の高い資格と言えるでしょう。

2級管工事施工管理技士の年収と資格手当の相場

2級管工事施工管理技士の年収と資格手当の相場は、以下のとおりとなっています。

項目

2級管工事施工管理技士

年収の目安

400万円~600万円

資格手当の相場

0.5万円~1.5万円/月


2級管工事施工管理技士(経験者)の年収は400万円~600万円で、1級管工事施工管理技士より低めです。

それでも建設業の平均年収352.6万円は超えていますし、日本全体の平均年収である478万円を超える年収を受け取る人も多いでしょう。

なお2級管工事施工管理技士の資格手当の相場は”0.5万円~1.5万円/月”なので、1年間で5万円~15万円の年収アップを期待できます。

ここまで紹介したとおり、1級管工事施工管理技士の年収は、2級管工事施工管理技士を含めた他の職業よりも高いです。

つづいては1級管工事施工管理技士の年収が高い理由を見ていきましょう。

1級管工事施工管理技士の年収が高い理由

1級管工事施工管理技士の年収が高い理由は、以下の3つです。

  • 大規模な工事の責任者になれるから
  • 1級管工事施工管理技士の取得が難しいから
  • 1級管工事施工管理技士の需要が増加しているから

大規模な工事の責任者になれるから

1級管工事施工管理技士は、大規模な工事の現場責任者(監理技術者)になれます。

■監理技術者とは

元請負の特定建設業者が当該工事を施工するために締結した下請契約の請負代金総額が5,000万円以上(建築一式工事は8,000万円以上)になる場合に当該工事現場に配置される、施工の技術上の管理をつかさどる技術者のことです。

引用:監理技術者について | 一般財団法人建設業技術者センター

つまり1級管工事施工管理技士は大規模な工事の責任者(監理技術者)になれる資格ですが、2級管工事施工管理技士では、大規模な工事の責任者を担当できないのです。

そのため1級管工事施工管理技士は、官公庁案件などのプロジェクトに参画できます。

結果として、会社内での役職が高くなったり、年収が上がりやすくなったりするのです。

なお1級管工事施工管理技士は、複数の現場を兼任する形で担当することも可能です。
※複数の現場を担当する場合は、1級管工事施工管理技士補の配置が必要

つまり1級管工事施工管理技士保持者は、企業から見て、1人で複数の現場を見れる効率のよい人材と言えます。

だからこそ1級管工事施工管理技士の年収が高くなりやすいのです。

1級管工事施工管理技士の取得が難しいから

国家資格である1級管工事施工管理技士の取得は、決してカンタンではありません

令和6年度の合格率は、以下のとおりです。

令和6年度

1級管工事施工管理技士

第一次検定の合格率

52.3%

第二次検定の合格率

76.2%

ストレート合格率※

39.8%

※第一次検定と第二次検定の掛け算で算出

各試験の合格率が50%を超えており、一見カンタンな試験に思えますが、ストレート合格率は40%を下回っています。

また第二次検定を受験するためには、2級管工事施工管理技士や1級の第一次検定合格後、5年以上の実務経験を積むなど、細かい要件が必要になります。

上記の条件を満たした上での結果なので、1級管工事施工管理技士の取得は難しいのです。

このように誰でもすぐに取れる資格ではないため、1級管工事施工管理技士の保持者は、建設業界で貴重な人材とみなされます。

その結果、企業も待遇を良くしたり、昇進させたりするので、年収が高くなりやすいのです。

関連記事:1級管工事施工管理技士の難易度・偏差値|2級管工事施工管理技士との合格率比較

1級管工事施工管理技士の需要が増加しているから

建設業界全体で施工管理技士に対する需要が高まっていることも、年収が高くなる理由です。

建設業界は慢性的な人手不足の状態が続く中で、50年以上前に整備されたインフラ設備や公共施設などの建物を一斉更新する時期が近づいています。

事実、国土交通省が公表した2026年度の予算概要要求概要には、予防保全予算として、1兆円を超える金額が計上されています。

公共の設備更新だけでも、年間1兆円を超える規模の工事が実施されるのです。

この状況で帝国データバンクによると、7割の企業が人手不足を訴えています。

仕事は増えるのに人が足りない状況になり、企業は貴重な1級管工事施工管理技士に対して、これまで以上に高い報酬を提示しています。

実際に首都圏では、1級管工事施工管理技士の年収が800万円を超える求人も多いです。

また人手不足が深刻な地方都市でも、1級管工事施工管理技士は高年収でオファーされます。

このように施工管理技士への需要が高まる中、1人で複数の建設現場を監督できる1級管工事施工管理技士に対する需要が年々高まっています。

だからこそ1級管工事施工管理技士の年収が高くなりやすいのです。

元々、年収が高めな1級管工事施工管理技士ですが、さらに年収を上げる方法もあります。

つづいては1級管工事施工管理技士が年収を上げる方法を見ていきましょう。

1級管工事施工管理技士が年収を上げる方法

1級管工事施工管理技士が年収を上げる方法は、以下の3つです。

  • 関連する資格を取得する
  • 現場での実務経験を積む
  • 年収の高い企業に転職する

関連する資格を取得する

前提として、2級管工事施工管理技士の方は、まず1級管工事施工管理技士を取得しましょう。

なぜなら2級管工事施工管理技士は主任技術者までしか担当できない一方で、1級管工事施工管理技士なら監理技術者として、大規模案件での現場責任者を担当できるからです。

1級管工事施工管理技士の方は、関連する資格を取得して、専門性を高めるアプローチがおすすめです。

さらに専門性を高めるために、1級電気工事施工管理技士の資格を取得する道もありますし、1級土木施工管理技士や建築設備士などの各種資格を取得して、キャリアの幅を広げる方法もあります。

たとえば建築設備士を取得すれば、施工管理だけではなく、設計側のキャリアも開けます。

1級電気工事施工管理技士を取得すれば、設備施工管理のスペシャリストになれるでしょう。

新しい資格を取得することで、できる仕事の幅が広がり、責任範囲も広がっていくはずです。

責任範囲が大きくなれば、会社内でのキャリアアップ(昇進・昇格)がしやすくなったり、高単価案件を担当してボーナスが多くなったりすることも多いです。

新しい資格を取得するには、勉強時間を確保したりスクールに通ったり、労力がかかります。

とはいえ将来の年収が数十万円~数百万円変わる可能性もあるので、積極的に関連する資格を取っていくことをおすすめします。

なお1級施工管理技士を含めた施工管理の年収は、以下の記事で詳しく紹介しているので参考にしてください。

関連記事:施工管理の20代~60代の年齢別年収

現場での実務経験を積む

年収を上げるためには、現場で実務経験を積むことも大切です。

なぜなら施工管理の世界は、担当案件の規模や種類、実績、技術力などが評価される傾向が強いからです。

実際、30代で現場代理人になる人は、20代から計画的に、多くの実務経験を積んでいる方が多いです。

たとえば工程管理のサポートだけ担当した人よりも、四大管理(安全管理・品質管理・工程管理・原価管理)すべてを担当してプロジェクトを回した経験のある人のほうが市場価値が高いのは間違いありません。

また会社が規模な工事や専門性の高いプロジェクトを受注した際には、積極的にチャレンジしてください。

なぜなら大規模プロジェクト(都市の再開発やランドマークになる建築物、工場・プラント新設工事など)の参画経験は、会社で昇進を目指す方にも、待遇の良い企業に転職する方にも、強い武器となるからです。

1級管工事施工管理技士を取得した方は、複数の現場で実務経験を積んでいきましょう。

年収の高い企業に転職する

いまの会社で年収アップが見込めない方は、現職より年収の高い企業に転職することで、早く確実に年収をアップすることができます。

とくに中小規模の会社で働いている方は、規模の大きな会社に転職することで、年収を大幅にアップすることもできるでしょう。

たとえばスーパーゼネコン5社の平均年収は、いずれも1,000万円を超えています。

企業規模

会社名

平均年収

スーパー
ゼネコン

鹿島建設

1184万円

大林組

1140万円

大成建設

1058万円

竹中工務店

1032万円

清水建設

1011万円

※各社の有価証券報告書や企業HPの情報をもとに作成。会社全体の平均年収

実際に大手ゼネコンの求人情報を見ると、最初から年収が800万円を超えるオファーも多いです。

基本的に、施工管理の年収(正社員)は、会社規模と平均年収に左右されることが多いです。

そのため年収を高くしたい方は、平均年収の高い企業に転職するとよいでしょう。

管工事施工管理技士の転職でプレックスジョブが最適な理由

管工事施工管理技士で転職したい方は、当社のプレックスジョブがおすすめです。

数多くある転職エージェントでも、プレックスジョブがおすすめな理由は、以下の3つです。

  • 管工事施工管理の転職に精通した担当者がいるから
  • 高年収の非公開求人を多数保有しているから
  • 無理やり転職を勧めることがないから

管工事施工管理の転職に精通した担当者がいるから

プレックスジョブを利用する一番のメリットは、管工事施工管理技士の転職に精通した担当者がいることです。

マイナビやリクナビなどの総合型エージェントでは、担当者が複数の職種を扱うことが多く、一つの職種(管工事施工管理技士)に特化することはありません。

一方でプレックスジョブでは、施工管理の転職に特化した担当者を配置しているので、現在の転職市場で管工事施工管理技士が求められている企業はどこか。

どんなスキルを持った人が、どのような企業に入社しやすいかを把握しています。

プレックスジョブ

総合型エージェント

扱う業界

狭い

広い

専門性

高い

普通

サポート

手厚い

普通


正直、特化型エージェントであるプレックスジョブは、総合型エージェントと比べると、扱う業界の幅は少ないです。

しかし施工管理の求人では、総合型エージェントより深く手厚く、書類添削や面接対策などのサポートを実施します。

だからこそ総合型エージェントより、特化型エージェントであるプレックスジョブを利用したほうがよいのです。

高年収の非公開求人を多数保有しているから

多くの非公開求人に応募できるのも、プレックスジョブを利用するメリットです。

非公開求人とは、企業が募集枠や条件を公にせず、提携エージェントだけに公開する求人。

採用は会社の戦略に直結するため、有資格者の採用は、非公開求人にすることも多いです。

そして非公開求人には高年収・好条件の案件も多いため、プレックスジョブで求人を探せば、選択肢が一気に広がる方も多くいます。

とくに1級管工事施工管理技士などの有資格者向けの場合、年収800万円以上が見込めたり、地方で転勤のなかったりと、魅力的なポジションの求人も多いです。

なおプレックスジョブでは、東京都など関東エリアだけではなく、全国各地の求人を豊富に揃えています。

だからこそ管工事施工管理技士で転職する方には、プレックスジョブがおすすめなのです。

無理やり転職を勧めることがないから

転職エージェントの中には、自社の利益を追求して、無理やり転職を勧める担当者もいます。

このような担当者は、求職者が転職先でどのような仕事をするかなどについて一切考えずに、自社の利益を第一に考えています。

一方でプレックスジョブは無理に転職を勧めることは一切ないですし、求職者にとって現職のキャリアが最適だと考えたときは、現職でどのように仕事を進めるのが良いかをアドバイスすることもあります。

真に求職者のキャリアに寄り添った提案をしているので、管工事施工管理技士が転職するなら、プレックスジョブの利用がおすすめなのです。

つづいては、実際にプレックスジョブで転職に成功した管工事施工管理技士の事例を紹介します。

管工事施工管理技士の転職事例

プレックスジョブで転職に成功した管工事施工管理技士の事例は、以下のとおりです。

事例1. 月100時間以上のサービス残業をしていたAさん

Aさんの転職前の経歴は、以下のとおりです。

項目

内容

年齢

50代

転職回数

3回

仕事内容

  • マンション新築工事
  • 空調衛生施工管理業務など

資格

1級管工事施工管理技士

役割

  • 現場代理人
  • 現場主任者


Aさんは、元々、月100時間以上のサービス残業をしていたそうです。

そのため転職理由は、仕事量に応じた年収を受け取れることでした。

Aさんがプレックスジョブを利用した結果、年収1,000万円の企業に転職

従業員の100人近くいる、残業代もきっちり出る会社への転職に成功されました。

事例2. キャリアチェンジを実現したBさん

Bさんの転職前の経歴は、以下のとおりです。

項目

内容

年齢

30代

転職回数

3回

仕事内容

  • 蒸気配管修繕工事
  • 受水槽新規設置工事など

資格

  • 1級管工事施工管理技士
  • 排水設備工事責任技術者など

役割

  • 現場代理人補助


Bさんの転職理由は、キャリアチェンジをしたかったからでした。

これまでBさんが従事する業務は、管工事がメイン。

ただし今後は、土木工事の施工管理にもチャレンジしたいとのことです。

また土木施工管理技士の資格を取得するために、長期間の勤務を想定されていました。

Bさんがプレックスジョブを利用した結果、現年収は維持しつつ、キャリアチェンジに成功されました。

事例3. 60代で年収アップに成功したCさん

Cさんの転職前の経歴は、以下のとおりです。

項目

内容

年齢

60代

転職回数

6回

仕事内容

  • 工場のダクト工事
  • 空調設備・給排水設備の工事など

資格

  • 1級管工事施工管理技士
  • 1級土木施工管理技士など

役割

現場代理人


Cさんの転職理由は、前職の年収が600万円台に下がったからです。

そのため転職の条件として、年収700万円以上を希望されていました。

Cさんがプレックスジョブを利用した結果、60代にも関わらず、年収800万円の企業に転職

前職からの引き止めもあったようですが、引き継ぎも終えて、無事、転職に成功されました。

管工事施工管理技士の将来性は高い?

管工事施工管理技士の将来性は高いです。

建設業界の人手不足は深刻であり、若手は減少し、高齢化が進んでいます。

このように人手不足の状況下で、インフラ設備の更新需要が増加しているため、多くの会社は施工管理技士の確保を最優先の課題として取り組んでいます。

とくに管工事分野は、生活インフラに直結するため景気に左右されにくく、常に一定の需要があります。

たとえば空調や給排水設備が老朽化すれば、必ず工事が必要になります。

さらに高度経済成長期に設備された上下水道管やプラント設備が一斉に更新の時期を迎える2030年以降は、さらに管工事施工管理技士の需要が増加します。

また近年注目されている、再生可能エネルギー設備や省エネリニューアルの分野、工場にCO2冷媒の設備を導入するプロジェクトなど、新しい案件もどんどん増えています。

上記のとおり、需要が高まり続ける一方で、担い手不足の状況なので、管工事施工管理技士は将来的にも引く手あまたの職種と言えるでしょう。

まとめ

1級管工事施工管理技士の年収目安は、600万円~800万円です。

本記事の重要なポイントをもう一度、ご紹介します。

  • 1級と2級の年収の差は100万円以上
  • 資格手当で毎月1万円~3万円もらえる
  • 1級管工事施工管理技士の将来性は高い
  • 1級管工事施工管理技士は需要が安定している
  • 早く確実に年収を上げたい方は転職がおすすめ

1級管工事施工管理技士の取得は難しいですが、2級管工事施工管理技士と比べても、年収が100万円以上アップする可能性があります。

なおすでに1級管工事施工管理技士を持っている方なら、現職より年収をアップできる可能性も十分あります。

現在の年収に少しでも不満のある方は、ぜひ一度、プレックスジョブで高年収の求人を確認してください。

→1級管工事施工管理技士の求人を見る

→1級管工事施工管理技士の年収相場を見る

1級管工事施工管理技士に関するよくある質問

最後に1級管工事施工管理技士に関するよくある質問に回答します。

1級管工事施工管理技士に受験資格はある?

令和6年(2024年)からの試験制度改正で、1級管工事施工管理技士の第一次検定は『受験年度の年末時点で19歳以上』なら誰でも受験可能となりました。

ただし第二次検定を受けるには、第一次検定に合格したり、2級管工事施工管理技士に合格した後、5年以上※の実務経験が必須です。
※特定実務経験1年以上を含む実務経験3年以上、または監理技術者補佐として実務経験1年以上でも可能

1級と2級の資格はどちらを先に取るべき?

基本的には、2級管工事施工管理技士から取得するのが一般的です。

2級管工事施工管理技士は、1級管工事施工管理技士より試験範囲が狭く、難易度も低めです。

また2級管工事施工管理技士であっても、一定の資格手当が出る会社が多いです。

そのため最初は2級管工事施工管理技士から取得することがおすすめです。

管工事施工管理は「きつい」って本当?

たしかに管工事施工管理が「きつい」と言われるのは事実です。

これは施工管理職全体に言えますが、労働時間は長く、休日や夜間対応も発生しやすいです。

また発注者からは納期のプレッシャーがあるため、体力的にも精神的にも負荷の大きい仕事になります。

しかし近年は働き方改革の影響で、管工事施工管理技士の残業時間も減少していますし、完全週休2日制の現場も少しずつ増えています

とはいえ業界全体としては、移行期の部分もあり、下請け企業になると、長時間労働の体質が残っている可能性が高いです。

そのため「きつい現場は嫌だ」という方は、元請けや一次請けなど、商流が高く、規模の大きい会社に転職するほうがよいでしょう。

関連記事:なぜ施工管理はやめとけと言われるのか?

管工事施工管理技士は女性でも活躍できる?

管工事施工管理技士は、女性でも活躍できます

近年の建設業界では、女性技術者も少しずつ増加しており、働く環境も整備されています。

国土交通省が主体となり、建設業界での女性の働き方改革を実施するなど、年々、働きやすくなっています。

たしかに体力的なしんどさがあるため、女性の働きに厳しい部分はあります。

しかし女性の管理職を登用する企業も少しずつ増えてきており、女性が活躍できる土台は、固まってきたと言えるでしょう。

管工事施工管理技士と他の施工管理技士の違いは?

管工事施工管理技士と他の施工管理技士は、基本的な役割は同じです。

ただし担当する工事の種類や専門知識が異なる点には、注意してください。

施工管理技士には、管工事施工管理技士を含めて、7つの種類があります。

  • 管工事施工管理
  • 建築施工管理
  • 土木施工管理
  • 電気工事施工管理
  • 電気通信工事施工管理
  • 造園施工管理
  • 建設機械施工管理

上記はそれぞれ専門領域を持っています。

そのため違う分野の施工管理を担当したい方は、別の資格取得を検討しましょう。

1級管工事施工管理技士は他の職種にも転職できる?

1級管工事施工管理技士は、他の職種や業界にも転職できます

なぜなら施工管理の仕事は、専門知識があるだけではできず、プロジェクトを推進する能力や、多くの人をマネジメントするスキルが身につくからです。

ただし他の職種や業界に転職する場合は、業務内容が変わるため、年収が下がる可能性も考えたほうが良いでしょう。

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午前7時50分〜午後5時10分(◆ 働き方:変形労働時間制(1か月単位) ・繁忙時期は残業になる事が多いです。  「所定の労働日・休日・始業終業時刻は勤務シフト表により決定し 週平均の労働時間を法定労働時間以内に設定する」 ◆ 月平均残業時間:15時間 ◆ 休憩時間:80分 ◆ マイカー通勤可否:可 ※ 駐車場 あり)
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勤務地
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