1級電気工事施工管理技士の年収は高い?2級や電気工事士と年収を比較
  • 年収・給与
  • 2025/11/05

1級電気工事施工管理技士の年収は高い?2級や電気工事士と年収を比較

「1級電気工事施工管理技士を取ったのに、思ったより年収が上がらない...」 「1級電気工事施工管理技士の資格を取ると、本当に年収が上がるの?」 このように悩んでいる方も多いのではないでしょうか? 実は、1級電気工事施工管理技士の平均年収は600万円以上の高水準にも関わらず、年収400万円台で働いている有資格者も少なくありません。 この差はなぜ生まれるのでしょうか? その理由は、資格の市場価値や年収相場を正しく理解しないまま、働き続けているからです。 実際に当社が転職を支援した1級電気工事施工管理技士の資格者には、年収が400万円台から700万円への大幅アップを達成した方もいらっしゃいます。 本記事では、施工管理のリアルなデータや400人以上の施工管理の転職支援をした経験をもとに、以下の内容を解説します。 ・1級・2級・電気工事士の具体的な年収差 ・年齢別の年収相場 ・年収を上げる具体的な方法 ・実際の年収アップ成功事例5選 ・1級電気工事施工管理技士の将来性とリスク あなたの市場価値を理解して、適正に評価される環境を見つけるためにも、ぜひ最後までご覧ください。

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1級電気工事施工管理技士の年収の目安

1級電気工事施工管理技士の年収は、600万円~800万円が目安です。
※プレックスジョブでの転職事例をもとに算出

ただし実務経験のない方や年齢が60歳以上の方の場合、年収の目安は400万円~600万円になります。

たとえば年収600万円の内訳は、以下のイメージです。

  • 基本給:25万円~30万円
  • 各種手当:3万円~7万円
  • 残業代:5万円~10万円
  • 賞与・ボーナス:基本給の3~6ヶ月分

なお厚生労働省が運営する『job tag』によると、電気施工管理技士を含む電気技術者の平均年収は755.2万円となっています。

電気技術者には、電気主任技術者など複数の職業が含まれているため、正確な年収はわかりません。

ただし電気技術者の年収を見ても、1級電気工事施工管理技士の平均年収が高いことはわかるでしょう。

1級電気工事施工管理技士と2級電気工事施工管理技士の年収を比較

1級電気工事施工管理技士と2級電気工事施工管理技士の年収の差は、200万円が目安です。

それぞれの年収目安は、以下のとおりです。

資格

年収の目安

1級電気工事施工管理技士

600万円~800万円

2級電気工事施工管理技士

400万円~600万円

※プレックスジョブの転職実績(実務経験あり)をもとに算出

表のとおり、1級電気工事施工管理技士は”年収800万円”の転職も可能ですが、2級電気工事施工管理技士の転職は”年収600万円”が最大値の目安です。

1級電気工事施工管理技士と2級電気工事施工管理技士で年収が変わる理由は、仕事内容の違いです。

1級電気工事施工管理技士の仕事内容が大規模工事の施工管理である一方、2級電気工事施工管理技士の仕事内容は中小規模の施工管理のケースが多いです。

取り扱う工事の規模の大きさは、会社の利益に直結します。

そのため大規模工事の施工管理を担当できる1級電気工事施工管理技士は、年収が高くなるのです。

なお他の施工管理技士と年収を比較したい方は、以下の記事を参考にしてください。

関連記事:施工管理の20代~60代の年齢別年収

1級電気工事施工管理技士と電気工事士の年収を比較

1級電気工事施工管理技士と電気工事士の年収の差は、200万円~250万円が目安です。

それぞれの年収目安は、以下のとおりです。

資格

年収の目安

1級電気工事施工管理技士

600万円~800万円

第一種電気工事士

350万円~600万円

※プレックスジョブの転職実績(実務経験あり)をもとに算出

表のとおり、第一種電気工事士の年収は、1級電気工事施工管理技士と比べて、200万円以上低くなるケースが多くなります。

1級電気工事施工管理技士と第一種電気工事士の年収が変わる理由は、役割の違いにあります。

電気工事士は、現場で手を動かす作業者・プレイヤーの立場です。

一方で施工管理技士には、工事の品質やコストなどを管理しながら、電気工事士などの職人や関係者をまとめるプロジェクトマネジメントスキルが求められます

技術的な知識だけではなく、管理能力や折衝能力なども求められるので、年収が高くなりやすいのです。

また各試験の合格率を比較しても、1級電気工事施工管理技士の試験のほうが難しいとわかります。

令和6年度

第一種電気工事士

1級電気工事施工管理技士

学科試験の合格率

56.7%

36.7%

実技試験の合格率※1

59.9%

49.6%

ストレート合格率※2

33.9%

18.2%

※1. 正式名称:第一種電気工事士は『技能試験』、1級電気工事施工管理技士は『実地試験』
※2. 学科試験と実技試験の掛け算で算出

資格の合格率の低さは、1級電気工事施工管理技士の専門性の高さや希少性の高さを表します。

そのため1級電気工事施工管理技士のほうが、第一種電気工事士より年収が高くなるのです。

1級電気工事施工管理技士と日本全体の年収を比較

1級電気工事施工管理技士の年収は、日本全体の平均年収と比べて、200万円以上高くなっています

それぞれの年収の目安は、以下のとおりです。

分類

年収の目安

1級電気工事施工管理技士

600万円~800万円

日本全体の平均※

478万円

国税庁の『令和6年分民間給与実態統計調査』を参照

表のとおり、1級電気工事施工管理技士の年収は、日本全体の平均を大きく上回っています。

この数字は、1級電気工事施工管理技士の専門性が、他の職業よりも高く評価される証でもあります。

今後も施工管理技士の需要は高まる見込みがあるので、1級電気工事施工管理技士の保有者は、さらに年収が高くなる可能性もあるでしょう。

【年齢別】20代・30代・40代・50代の年収推移

1級電気工事施工管理技士は、年齢と経験を重ねることに年収が上昇していきます。

1級電気工事施工管理技士を含む電気技術者の年齢別の年収推移は、以下のとおりです。

年齢

年収の目安※2025年11月時点

20代

390万円~521万円

30代

622万円~734万円

40代

813万円~927万円

50代

971万円

60代

477万円~558万円

70歳~

421万円


また経験年齢別の年収推移は、以下のとおりとなっています。

経験年数

所定内給与額

0年

28.08万円

1~4年

31.49万円

5~9年

50.63万円

10~14年

46.67万円

15年以上

45.82万円

厚生労働省の『job tag』を参照

表のとおり、1級電気工事施工管理技士は、年齢や経験年数を重ねるごとに年収が上がります

20代で年収500万円を超える人もいますし、30代になると、年収800万円を超える人もいます。

また所属する会社によっては、40代・50代で年収が1,000万円を超える人もいるのです。

さらに施工管理技士は人手不足なので、定年後の60代でも年収800万円を超える可能性もあります。
※定年後の年収は、保有する資格や実績・経験次第で大きく変わります

ここまで紹介したとおり、1級電気工事施工管理技士の年収は高いです。
つづいては1級電気工事施工管理技士の年収が高い理由をご紹介します。

1級電気工事施工管理技士の年収が高い理由

1級電気工事施工管理技士の年収が高い理由は、以下の3つです。

  • 大規模工事の監理技術者になれるから
  • 社内で昇進・昇格がしやすくなるから
  • 希少人材として転職市場で評価されるから

大規模工事の監理技術者になれるから

1級電気工事施工管理技士を持っている方は、大規模な工事の監理技術者になれます

■専任技術者とは?

元請負の特定建設業者が当該工事を施工するために締結した下請契約の請負代金総額が5,000万円以上(建築一式工事は8,000万円以上)になる場合に当該工事現場に配置される、施工の技術上の管理をつかさどる技術者のことです。

引用:監理技術者について | 一般財団法人建設業技術者センター

つまり工事業者が5,000万円以上の工事をする場合、現場に一人以上の監理技術者が必須です。

大規模な工事の例は、以下のとおりです。

  • 大型商業施設の電気工事:10億円~50億円
  • データセンターの電気設備:5億円~20億円
  • 工場の電気設備工事:3億円~15億円

上記のような大規模な工事は、中規模・小規模な工事と比べて、圧倒的に利益額が大きくなります。

そして大規模な工事を受注するためには、監理技術者になれる1級電気工事施工管理技士が必要です。

つまり大規模な工事を受注して、事業を維持・拡大したい業者にとっては、1級電気工事施工管理技士の保持者は、絶対に欠かせない人材なのです。

会社にも1級電気工事施工管理技士を雇う大きなメリットがあるため、年収が高くなりやすいのです。

社内で昇進・昇格がしやすくなるから

施工管理技士が『主任・係長・課長』に昇進・昇格する条件として、1級電気工事施工管理技士の取得を義務付けている会社も多いです。

1級電気工事施工管理技士の取得が義務付けられている理由は、先ほど紹介したとおり、大規模な工事の監理技術者になれるからです。

また1級電気工事施工管理技士の試験は、高い専門性や実務経験が求められるので、自分の技術や経験を証明する材料にもなります。

施工管理技士が昇進して役職につくと、基本給が大幅にアップしたり、管理職の手当がついたりして、一年で年収が100万円~200万円アップすることもあります。

さらに1級電気工事施工管理技士を取得すれば、仕事も安心して任せられるようになりますし、社内での発言力も高まるでしょう。

希少人材として転職市場で評価されるから

建設業界の需要は増加しているにも関わらず、人手不足なので、売り手市場の状態となっています。

さらに即戦力となる1級電気工事施工管理技士は、希少人材なので、引く手あまたです。

実際に1級電気工事施工管理技士が転職活動をすると、1ヶ月以内に複数の会社から内定が出たり、年収が100万円~200万円アップして転職するケースは珍しくありません。

会社側も良い人材は他の会社からも内定が出ると理解しているため、採用時の待遇を良くしてくれたり、入社後に良いポジションを与えてくれたりします。

だからこそ1級電気工事施工管理技士を取得すると、年収が高くなりやすいのです。

電気工事施工管理技士が年収を上げる方法

電気工事施工管理技士が年収を上げる方法は、以下の3つがあります。

  • 1級電気工事施工管理技士の資格を取得する
  • 複数の現場で実務経験を積む
  • 転職活動を開始する

1級電気工事施工管理技士の資格を取得する

未資格の方や2級電気工事施工管理技士の方は、まず1級電気工事施工管理技士の取得を目指しましょう。

1級電気工事施工管理技士と2級電気工事施工管理技士は、年収が200万円近く変わります

1級電気工事施工管理技士の試験難易度は高く、ストレートの合格率は20%を下回ります。

そのためスクールに通ったり、300時間以上の勉強時間が必要だったりと、資格の取得は大変です。

関連記事:1級電気工事施工管理技士の難易度は?他の電気系資格と比べた偏差値

ただし200万円の年収差を考えると、1級電気工事施工管理技士を取得する価値は十分あるでしょう。

すでに1級電気工事施工管理技士の資格を取得している方は、施工管理技士に関連する資格を取得したり、ダブルライセンスを目指したりする方法もあります。

ダブルライセンスになれば、担当工事の幅が広がるので出世しやすくなったり、転職しやすくなったりします。

複数の現場で実務経験を積む

1級電気工事施工管理技士の取得だけではなく、複数の現場で実務経験を積んで、対応できる現場の幅を広げることも重要です。

たとえばオフィスビルや商業施設ばかり担当していると、その施工管理しかできません。

他にデータセンターや病院、工場(プラント)などの幅広い経験を積んでおけば、複数の現場で施工管理できる人材として、市場価値がどんどん高まります。

同じ会社に長く勤めていると、似たような規模・種類の現場ばかり担当することになりがちです。

会社にこだわりのない方は、積極的に転職して、いろいろな現場を経験したほうがよいでしょう。

転職活動を開始する

転職活動を始めてみることも、年収を上げる方法の一つです。

なぜなら転職は年収を上げるうえで、最も即効性があり、確実性の高い方法だからです。

会社内の昇給は年間10万円~30万円の会社も多いですが、転職なら年収が100万円以上アップすることも珍しくありません。

いまは多くの施工管理技士が、年収アップ・キャリアアップのために転職している時代です。

また転職活動を始めるといっても、実際に転職する必要はありません。

現在の転職市場で評価される経験やスキルについて情報収集をしたり、実際に転職した方の話を聞いたりするだけでもOKです。

現職に在籍したまま、転職活動だけしてみて、気になる会社にだけ応募・面接する方法もあります。

『転職活動=転職』ではないので、気軽に転職活動を始めてみてください。

ただし転職活動をしても、年収を上げられない方や年収が下がってしまう方も存在します。

つづいては転職で年収を上げられる電気工事施工管理技士の共通点をご紹介します。

年収を上げている電気工事施工管理技士の共通点

転職で年収を上げている電気工事施工管理技士の共通点は、以下のとおりです。

  • 大規模な工事を担当している会社に転職する
  • 転職を前提として仕事を進めている
  • 転職エージェントを活用している

大規模な工事を担当している会社に転職する

年収を上げたい方は、スーパーゼネコンや準大手ゼネコン、プラントエンジニアリング会社などの大規模プロジェクトを受注する会社への転職を目指しましょう。

なぜなら大規模なプロジェクトを受注する会社ほど、年収が高くなる傾向にあるからです。

たとえば数百億円レベルの大規模プロジェクトは、中小規模の工事より利益額が格段に大きくなります。

そして大規模なプロジェクトから得た利益は、給料や賞与・ボーナスの形で社員に還元されています。

だからこそ年収を上げたい方は、大規模プロジェクトを受注する会社への転職がおすすめなのです。

実際に企業規模別の平均年収を見ても、規模が大きいほど、平均年収が高くなるとわかります。

企業規模

会社名

平均年収

スーパー
ゼネコン

鹿島建設

1184万円

大林組

1140万円

大成建設

1058万円

竹中工務店

1032万円

清水建設

1011万円

準大手
ゼネコン

長谷工コーポレーション

1057万円

前田建設工業

1023万円

フジタ

943万円

戸田建設

941万円

五洋建設

925万円

中堅ゼネコン

東亜建設工業

974万円

奥村組

973万円

鉄建建設

916万円

東洋建設

838万円

大豊建設

765万円

※各社の有価証券報告書や企業HPの情報をもとに作成。会社全体の平均年収

転職を前提として仕事を進めている

転職で年収を上げるためには、次のキャリアを意識しながら仕事に取り組むことが重要です。

施工管理技士の中には、転職市場で評価されるスキルや経験を意識しながら、自分の経験や実績を数字で判断できる状態にして、仕事に取り組んでいる人もいます。

上記のような人は書類上でも評価されやすい傾向にありますし、面接では実績を明確に伝えられるので、面接での評価も高くなります。

また3年~5年のスパンで計画的に転職して、自分のスキルや経験の幅を広げている人もいるのです。

このように転職を前提として仕事を進めることで、年収を高めることができるでしょう。

転職エージェントを活用している

高年収で転職を成功させている方の多くが、転職エージェントを活用しています。

とくに建設業界に特化したエージェントを使えば、高年収での転職がグッと近づくでしょう。

なぜなら建設業界に特化したエージェントは、業界の転職事情に精通しているケースが多く、担当者によっては、通りやすい書類の書き方や面接での答え方を知っている人もいます。

また建設業界には非公開求人も多く、個人ではアクセスできない求人を紹介してもらうことも可能です。

さらに忙しい施工管理技士にとって、面接の日程調整などの面倒な部分を、転職エージェントにすべて任せてしまうこともできます。

だからこそ高年収で転職したい方は、転職エージェントの活用が必須なのです。

転職で年収UPした電気工事施工管理技士の事例

ここからは具体的に転職で年収アップを実現した、電気工事施工管理技士の事例を見ていきましょう。

事例1. 年収650万円から年収700万円後半にアップさせたAさん

Aさんの転職前の経歴は、以下のとおりです。

項目

内容

年齢

40代

転職回数

2回

仕事内容

  • 発電機の保守・メンテ
  • 電源設備の更新工事など

資格

  • 1級電気工事施工管理技士
  • 第一級電気工事士など

役割

現場代理人


Aさんの転職理由は、家の事情での転居に合わせて、転職する必要があるとのことでした。

生活水準は落としたくないとのことで、希望年収は700万円で進めていました。

Aさんがプレックスジョブを利用した結果、転居先のエリアで年収700万円後半の企業に転職

現職から年収アップ込みの引き止めもありましたが、無事引き継ぎも完了して、転職に成功されました。

事例2. 年収500万円前半から年収700万円にアップさせたBさん

Bさんの転職前の経歴は、以下のとおりです。

項目

内容

年齢

30代

転職回数

1回

仕事内容

太陽光パネルの設置など

資格

  • 1級電気工事施工管理技士
  • 第一級電気工事士など

役割

施工管理 兼 作業員


Bさんの転職理由は、とにかく年収を上げたいとのことでした。

そのため勤務先は全国可能で、残業時間が長くてもOK。

ただし年収は600万円以上欲しいとの条件で進めました。

Bさんがプレックスジョブを利用した結果、希望年収を大幅に超える年収700万円の企業に転職

見込み残業は25時間なので、残業時間次第では、年収が750万円以上の企業に転職を成功されました。

事例3. 年収400万円から年収700万円にアップさせたCさん

Cさんの転職前の経歴は、以下のとおりです。

項目

内容

年齢

30代

転職回数

1回

仕事内容

  • 電気室の新設工事
  • 学校の改修工事など

資格

  • 2級電気工事施工管理技士
  • 第一級電気工事士など

役割

現場代理人


Cさんの転職理由は、施工管理をワンオペに近い形で回す体制に疑問を持っていたからでした。

年収への強い希望はないようで、希望年収は400万円以上と仰っていました。

2級電気工事施工管理技士の資格しか持っていないことも、不安点にあったようです。

Cさんがプレックスジョブを利用した結果、希望年収を大幅に上回る年収700万円の企業に転職

1級電気工事施工管理技士を持っていないものの、実績や経験を高く評価されて転職に成功されました。

事例4. 年収400万円後半から年収600万円にアップさせたDさん

Dさんの転職前の経歴は、以下のとおりです。

項目

内容

年齢

20代

転職回数

1回

仕事内容

  • メガソーラーの新設工事
  • 太陽光発電所の新築工事など

資格

2級電気工事施工管理技士

役割

現場代理人


Dさんの転職理由は、全国出張を避けたかったからでした。

そのため住宅から車から1時間以内のエリアを希望されていました。

Dさんがプレックスジョブを利用した結果、現職から100万円以上の年収アップ

さらに希望である、通勤圏内でのエリアのみで働くことに成功されました。

事例5. 年収500万円前半から年収600万円にアップさせたEさん

Eさんの転職前の経歴は、以下のとおりです。

項目

内容

年齢

30代

転職回数

3回

仕事内容

  • マンションの新築工事
  • 学校の電気工事など

資格

  • 1級電気工事施工管理技士
  • 第一級電気工事士など

役割

現場代理人


Eさんの転職理由は、引っ越しに伴い、職場を変えたいからとのことでした。

また年収に関しては、600万円まで上げたいことも伺っていました。

Eさんがプレックスジョブを利用した結果、年収は600万円までアップ。

前職の年間休日は100日だったので、休日を増やしての年収アップに成功されました。

→あなたもプレックスジョブで年収アップさせる

1級電気工事施工管理技士の将来性は高い?

1級電気工事施工管理技士の将来性は高いです。

高度経済成長期に建てたインフラ設備の老朽化によって、建設業界に対する需要は年々高まっています。

一方で建設業界の就業者数は減少傾向にあり、需要に対して供給が圧倒的に不足しています。

さらに半導体関連のデータセンター需要が多くなったり、AI・Iotなどの新しい技術の進化によって、電気工事をできる人材の価値はどんどん高まっています。

AIで代替可能な仕事も増える中、高度なマネジメントが必要な施工管理の仕事は残る可能性が高いです。

だからこそ1級電気工事施工管理技士の将来性は高いと言えるのです。

電気工事施工管理がきついからやめとけは本当?

「施工管理はきつい」や「施工管理はやめとけ」と言われるのは事実です。

たしかに納期のプレッシャーは厳しく、多くの関係者との調整業務も多いので、大変な仕事と言えます。

また過去には、長時間労働や休日出勤が常態化していたというニュースを聞いた方も多いでしょう。

しかし2024年4月に建設業界でも時間外労働の上限規制が適用されるなど、働き方改革が進んでいます

実際、大手ゼネコン会社には、残業時間が月30時間を下回っている会社も複数あります。

もちろん楽な仕事ではありませんが、過去のイメージのまま「きついからやめとけ」という言葉を信じるのはやめたほうがよいでしょう。

関連記事:なぜ施工管理はやめとけと言われるのか?

まとめ

本記事で紹介したとおり、1級電気工事施工管理技士の年収目安は、600万円~800万円となっています。

本記事の重要なポイントをもう一度、ご紹介します。

  • 1級と2級の年収の差は200万円
  • 年齢や経験年数に応じて年収が上がる
  • 1級電気工事施工管理技士の将来性は高い
  • 早く確実に年収を上げるには転職が効果的
  • 大企業に転職すると年収を上げやすい

1級電気工事施工管理技士の取得はカンタンではありませんが、年収を大幅にあげられます。

そのため資格の取得に時間を投資する価値は、十分あるといえるでしょう。

1級電気工事施工管理技士を持っている方は、高年収での転職も可能です。

プレックスジョブでは、高年収の求人を多数保有しているので、ぜひ一度、求人を確認してください。

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1級電気工事施工管理技士に関するよくある質問

最後に1級電気工事施工管理技士に関するよくある質問に回答します。

1級電気工事施工管理技士の取得は難しい?

1級電気工事施工管理技士の取得は難しいです。

令和6年度

1級電気工事施工管理技士

学科試験の合格率

36.7%

実技試験の合格率※1

49.6%

ストレート合格率※2

18.2%


表のとおり、ストレートの合格率は20%を下回っており、決してカンタンな試験ではありません。

とくに記述式の第二次検定は、事前にしっかり対策を立てておく必要があります。

とはいえ資格スクールに通ったり、独学でもしっかり準備すれば、十分合格できる試験と言えます。

関連記事:1級電気工事施工管理技士の難易度は?他の電気系資格と比べた偏差値

未経験でも1級電気工事施工管理技士を目指せる?

未経験でも1級電気工事施工管理技士を目指すことは可能です。

ただし1級電気工事施工管理技士の第二次検定は受験資格として、一定の実務経験が求められます。

そのため最初は未経験で電気施工管理の仕事に就職して、実務経験を積みながら、資格の学習を進めて、1級電気工事施工管理技士の取得を目指すようにしましょう。

未経験からでも1級電気工事施工管理技士を取得すれば、年収800万円以上も十分可能です。

電気工事士から電気工事施工管理技士への転職は可能?

電気工事士から電気施工管理技士への転職は、十分可能です。

電気工事士としての実務経験があるので、現場の課題を理解できるというアドバンテージを活かせば、施工管理技士として高く評価されるでしょう。

ただし施工管理として働くためには、資格の取得が重要になります。

まずは2級電気工事施工管理技士を取得して、実務経験を積みながら、1級電気工事施工管理技士の取得を目指しましょう。

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¥187,000〜¥285,000
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午前8時30分〜午後5時30分(◆ 働き方:変形労働時間制(1年単位) 「所定の労働日・休日・始業終業時間は勤務表により決定し、週平均の労働時間を法定労働時間以内に設定する」 ◆ 月平均残業時間:5時間 ◆ 休憩時間:60分 ◆ マイカー通勤可否:可 ※ 駐車場 あり)
勤務地
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