大型トラックで方向転換する方法とコツ、注意点を解説!きれいにバックを決める方法
  • 仕事お役立ち情報
  • 2025/06/18

大型トラックで方向転換する方法とコツ、注意点を解説!きれいにバックを決める方法

大型トラックで長距離移動の際に気になるのは燃料の残量だと思います。特に忙しい時などは何回も給油で止まる時間も勿体無く感じることもあるでしょう。対策として燃料タンクの増設が考えられます。 そこで、燃料タンクの増設ができるのかといった内容や、増設することのメリットなどをご紹介します。

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大型トラックの方向転換の難易度

一般的にトラックは車体が大きいため、運転席に座った際のドライバーの目線は普通車におけるそれよりも高くなります。

中型トラックと比べてもさらに車高のある大型トラックの場合、ドライバーの目線は地上からおよそ2.4mの位置。これは普通車のときのおよそ2倍にあたります。

また、死角の多さもよく指摘されるところです。足元や左後方が見えにくいことに加えて、箱車やウイング車の場合は後ろが箱状の荷台になっているため、ルームミラーを見ても後方を確認することができません。

このように運転感覚が普通車と著しく異なることから、大型トラックで方向転換を行うためにはコツを掴むことが必要だとされているのです。

方向転換のコツ

それでは、大型トラックで方向転換を行う際に意識すべきコツとはどういったものなのでしょうか。

具体的には大きく5つに分けられます。順番に見ていきましょう。

基準の軸タイヤ

大型トラックのタイヤの構造には三つの種類があることをご存じでしょうか。

  • 前輪1軸、後輪2軸のパターン
  • 前輪2軸、後輪1軸のパターン
  • 前輪、後輪とも2軸あるパターン

いずれのパターンにも共通する特徴は、前輪であれ後輪であれ、2軸になっているうちの後ろ側に位置しているタイヤはこれといって方向転換に影響を及ぼさないということです。

基準の軸タイヤは2軸のうちの前側と覚えておきましょう。前側に来ているタイヤを曲がり角に近づけてハンドルを切れば、障害物に接触することなく方向転換できるはずです。

ちなみに、教習所では小回りのききやすい前輪1軸、後輪2軸の大型トラックが使われていることが多いようです。

スピード

教習を受けている際、方向転換をゆっくり行っても特に減点はされません。

方向転換をするときは、

  • 目視等が問題なくできているか
  • 車体が周囲の障害物に接触していないか

といったことのほうが遥かに大切です。迅速にこなすことよりも、正確にこなすことを重視してください。

方向転換を特に多用するのは駐車時です。駐車は普通免許を取る場合であってもつまづきやすいポイントの一つ。

大型トラックではより慎重に運転することが求められますが、スペースは充分確保されていますから、落ち着いて操作しましょう。

適切なタイミングでハンドルを切り、また適切なタイミングで戻せば、減点されずに駐車を行うことは決して不可能ではありません。

向きを変えたい方向とは逆に寄せておく

トラックを右向きに出したいとしましょう。このとき、車があらかじめ右に寄りすぎていると出ることができなくなります。同様に、左向きに出したいときに車が左に寄りすぎていても、やはり車を出すことができなくなってしまいます。

これは、内輪差があるからです。大型トラックは車体が長いため、普通車のとき以上に内輪差を意識して運転する必要があります。

具体的にどうすればいいのかと言うと、行きたい方向とは反対に寄せておけばいいのです。駐車時の幅寄せの際などは、バックする段階から意識しておくとよいでしょう。

左バックは後部の窓から目視

トラック全般に言えることとして、車両の左側は死角です。大型トラックとなればその範囲はなおのこと広くなってしまいます。

運転席から左側のサイドミラーを見て確認することになるわけですが、カバーできる範囲は狭く、そもそもミラー自体が決して見やすいわけではないということもあって、左バックは大型トラックのドライバーにとって大変な鬼門なのです。

左バックを上手に行うためのコツは、無理してミラーだけで確認するのではなく、トラック後方の窓から目視すること。窓から見える範囲のほうが広いので、より安全に運転することができます。

バックモニターがあればさらに確実です。

目印を自分で微調整する

教習である以上、もちろん最初は教官が目印を教えてくれるはずです。しかし、それはあくまでも基本の目印。人の体格はそれぞれですから、教官と教習を受けるドライバーとでも当然体格が異なります。

そうすると感覚も違ってくるので、教えてもらった目印を鵜呑みにするのではなく、自分に合わせて微調整したほうがよいでしょう。

方向転換は斜めになっていても問題ない

実は、方向転換の試験では車が斜めになっても枠内の収める・安全確認を怠らないなど条件次第では減点されません。したがって、無理にまっすぐにしなくてもよいのです。

それよりも、

  • 前後の壁に接触しないこと
  • ポールにぶつからないこと
  • 目視確認を怠らないこと
  • 幅寄せをきちんと行うこと
  • 問題なく切り返しを行うこと

などに注力しましょう。

脱輪にも注意が必要

タイヤが道路から外れてしまい、車が走行できなくなることを脱輪と言います。教習試験を受ける際はこれに気をつけなければなりません。

バックすることばかりに気を取られていると、縁石などに乗り上げてしまうようなことになりかねません。脱輪すると一発で検定不合格となってしまいますから、くれぐれも注意してください。

まとめ

死角の広さや内輪差の大きさといった要因もあって、大型トラックの方向転換はドライバーにとって比較的難易度の高いものとなっています。しかし、車を入れることができるスペースは間違いなく確保されています。

落ち着いて操作を行えば必ず駐車できますし、適切にハンドルを回せば問題なく車を出せるはず。冷静さを保ったうえで運転を行うようにしてください。

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