トラックドライバーの一般的な給与体系は?歩合制や請負についても解説!
  • 年収・給与
  • 2025/07/18

トラックドライバーの一般的な給与体系は?歩合制や請負についても解説!

トラックドライバーへの就職・転職を目指すのであれば、どのような給与体系によって収入が決まってくるのかは気になるポイントですよね。 今回は運送業界にドライバーとして就職・転職しようと検討している方のために、運送会社の給与体系について詳しく紹介していきたいと思います。

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トラックドライバーの年収は?

トラックドライバーの収入は、大型トラックに乗務しているのか中型・小型トラックに乗務しているのかで大きく変わってきます。

大型トラックのドライバーは基本的に地域と他の地域とを結ぶ長距離輸送で活躍することが多く、必然的に走行距離や拘束時間も長くなります。

したがって給料がドライバー職の中では比較的高く、平均月収にして約37万円、賞与などを含めて年収換算すると平均485万円になると言われています。

一方、中型・小型トラックは地域内のルート配送や宅配が主な仕事となります。

届け先店舗の開いている時間、個人宅に訪問しても迷惑とならない時間に業務を行うことになるため、大型ドライバーと比べて拘束時間は短めになり、給与も相応の水準に収まります。

平均月収は約33万円、平均年収は約437万円です。

引用元:e-Stat 令和5年賃金構造基本統計調査

 

トラックドライバーの給与体系と特徴

上述の給与はどのようにして決められているのでしょうか。運送会社における給与体系の基準について解説します。

歩合制が多い

ドライバーの給与体系で最も特徴的なのは、歩合給の割合が高めに設定されているケースが多いということです。つまり、運行すればするほど給料が高くなるシステムですね。

頑張りが直接数字に反映されやすいということで、やる気のあるドライバーほど歩合制を歓迎する傾向にあると言われています。

なお、もちろん歩合制といっても完全歩合制ではありません。会社によって歩合率などに差異はありますが、多くの場合は「基本給+固定残業代+諸手当+歩合給」といった形になっているでしょう。

車両サイズによって給与が変わる

年収を紹介した際にも触れたとおり、ドライバーの給与水準は乗務するトラックのサイズによって変わってきます。

最も低い水準なのは2トン~3トン級の小型トラック、その次が4トンの中型トラック、その次が10トンなどの大型トラック、そのさらに上が大型トレーラーとなっています。

トラックが大型になればなるほど給与水準も高くなる、という理解で問題ないでしょう。

無事故手当

もう一つ忘れてはならないのは、ドライバーには無事故手当が設定されているケースが多いということです。これはドライバー職に特有の手当で、交通事故や荷物の破損を起こさなかったときに支払われます。

注意すべきは、無事故手当が支給されなくなるのは事故を起こしてしまった月だけとは限らないということ。

会社が「車両保険の免責額の上限に達するまでの期間をドライバー側に補填させる」という考え方で給与体系を決めている場合は、数ヶ月にわたって手当がつかなくなることもあり得ます。

会社ごとにまったく事情が異なる部分ですので、より詳しく知りたいのであれば自分の勤務する会社、就職したい会社について個別に調べるのがよいでしょう。

ドライバーの給与体系は高給になる可能性も!

ここまで見てきたとおり、ドライバーの給与体系では勤続年数の長短などよりも、仕事の仕方によって収入の高低が決まりやすいです。

たとえば、大型トラックで長距離輸送に携わる20代のドライバーと小型トラックで宅配を行う50代のドライバーがいたとしたら、前者のほうが高収入である可能性が高いのです。

初心者であってもベテランドライバーと変わらないか、場合によってはそれ以上の給料を得ることのできる給与体系だということです。

高収入を求めてドライバーを目指すのであれば、大型免許やけん引免許を取得したり、危険物取扱者や玉掛けといった資格を取得するなどして、従事できる仕事の幅を広げておくとよいでしょう。

資格を持っていれば手当が出ることもありますし、運転できる車両が増えればそれだけ稼げる仕事に関われる確率も上がります。

ドライバーの給与形態で確認しておくべきところ

ドライバー特有の条件もあります。ドライバーの給与体系のうち知っておくべき特殊な給与体系について見ていきましょう。

固定給がどれくらいか

運送会社ではドライバーの給料に関して歩合制が一部導入されているのですが、その割合が極端に高い場合があります。

というのも、歩合給の割合が多いということは、そのぶん固定給部分が少ないということでもあるからです。

多く稼ぎたい方には魅力的ですが、最低でも月々いくらくらい稼げるのかは把握しておく必要があります。

残業代が固定である

先述のとおり、運送会社ではみなし残業制が導入されていることが多いです。勤務形態や勤務時間がばらばらになりがちな運送会社では、経理の煩雑さを解消するためにこういった対策が取られています。

請負での採用

採用条件が雇用契約でなく請負契約になっている会社もあります。

請負契約の場合、会社側はドライバーの社会保険料や厚生年金を負担する必要がありませんので、比較的給与が高くなっている傾向にあります。

しかし、保険などは自分で支払わなければいけないので、その辺りの手続きや諸費用を計算するのが大変だと思う方は、正社員で採用されることをおすすめいたします。

走れば走っただけ給与につながる運送業

トラックドライバーの給与体系には部分的に歩合制が導入されているため、走れば走っただけ給与アップに繋がります。運行した回数が多いほど、走った距離が長いほど手当がついて収入が高くなるのです。

言い換えれば、頑張りが直接報われるという点で非常にわかりやすいシステムです。

やる気の薄い人が稼ぎをあげることは難しいですが、反対に仕事へのモチベーションがある人にとっては理想的な職種であると言っても過言ではないでしょう。

まとめ

皆さん、いかがでしたか?この記事ではトラックドライバーの給与体系と、そのメリット・デメリットについて紹介させていただきました。

運送業界への就職や転職を考えている方はぜひ参考にしてみてください。

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プレックスジョブマガジンは、累計100万人以上の方にご登録いただいている求人サイト「プレックスジョブ」が運営するメディアです。 7年以上にわたりドライバー・製造職・施工管理といったエッセンシャルワーカーの転職支援に携わっており、各業界で働く方・これから目指す方のために、役立つ情報を発信しています。 仕事や転職に関する記事を通じて、キャリア支援をしています。

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