ダブルキャブとはどういう車?覚えておきたいキャブの種類と特徴
  • 仕事お役立ち情報
  • 2025/06/27

ダブルキャブとはどういう車?覚えておきたいキャブの種類と特徴

ダブルキャブというのはどんなものなのかご存知でしょうか? どのような用途で使うのか、どんなものを輸送する事ができるのか?そしてどんなメリットとデメリットがあるのかを、できるだけわかりやすく説明していきます。

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ダブルキャブとは?

トラックの種類は色々あります。用途によって使うトラックを使い分けする事は、コストの削減にもつながりますので非常に重要です。今回ご紹介するダブルキャブトラックというのは一般的なトラックとは少し形が違います。

一般的なトラックならキャビンという運転席の部分には、運転席と助手席にそれぞれ1名ずつ乗る事ができますが、ダブルキャブというトラックは運転席の後ろにもう一か所、人が乗れる部分があります。

形的には4ドアのキャビンのトラックの事をダブルキャブトラックといいます。

ダブルキャブの用途とメリットとデメリット

ここではダブルキャブトラックはどんな用途で使われるのか?そしてダブルキャブトラックを使う事のメリットとデメリットについてをご紹介いたします。

ダブルキャブの用途

ダブルキャブは何かを輸送するだけを目的に使うことはなく、建設現場や作業現場などに行く時に必要な荷物を積んで、作業員を積んで移動するという使い方をする事が多いです。

運送会社などが使用するというよりも土木建設官営の企業で使用する事の方が多いですね。小型の重機などを現場へ運びたい時などに重宝する車両です。

ダブルキャブのメリット

ダブルキャブのメリットは乗車人数が多いという点です。作業現場などへ行く場合に駐車スペースが無くて1台で一度に移動する事ができるので、ガソリン代も1台分で済むというメリットもあります。

経費削減ができるのは大きなメリットです。さらに重機など作業に必要な機材を同時に運ぶことができるのもメリットでしょう。

どうしても荷物を載せるスペースが必要であれば、ロングボディにすれば良いので選択肢があるのもダブルキャブを使うメリットだと言えるでしょう。

ダブルキャブのデメリット

ダブルキャブのデメリットはキャビンが大きいので、その分、荷台が狭くなってしまうことが挙げられます。

シングルキャブと比べるとやはり場所を取りますから、荷物をたくさん積んで移動するのには向いていないかもしれません。

ただし土台となるトラックをロングタイプにすれば、荷台は広くなるので若干荷物を積み込めるスペースが取れますので、荷物がたくさんある場合はロングタイプが良いでしょう。

それ以外にはこれといったデメリットが無いのが特徴の一つかもしれません。

キャブには他にこんな種類もある!

ここではキャブの種類をご紹介いたします。用途に応じて最適なトラックを選ぶ事ができます。

最も一般的なショートキャブ

ショートキャブという言い方だとわかりにくいかもしれませんが、ショートキャブというのは一般的なトラックの事を言います。

一般的なトラックというのは運転席と助手席のみです。横から見るとキャビンが短いからショートキャブというわけです。このタイプのトラックは荷物を輸送するのに最適です。

ただしショートキャブには運転席しかないという事ですから、休憩するためのスペースがありません。そのため長距離の運転にはあまり向いていないので、短距離~中距離の輸送に使われます。

寝台付きのフルキャブ

ダブルキャブと少し似ているのが寝台付きのフルキャブです。ショートキャブトラックの後ろに隣接する形で寝台スペースが設けられているトラックの事を言います。

寝台が付いているので長距離の荷物の輸送に向いています。寝台がついている分どうしても荷台部分が削られてしまうので、ショートキャブトラックよりは若干積める荷物が少ないかもしれません。

それでも、ダブルキャビンに比べると省スペースになっているので、それなりに荷物を積むことができます。

天井が高いハイルーフ

キャビンの天井が高く成人の方が立ち上がっても大丈夫なのが特徴です。なぜそんなに高いのかというと天井部分に寝台スペースがあるからです。非常に解放感があってストレスが溜まりにくいというメリットがあります。

しかも荷台のスペースもショートキャブと同じだけ広くとれるので、長距離の荷物の輸送に向いているトラックです。ただし改造するのに多少費用がかかってしまうので、それだけが難点だといえるでしょう。

横幅が広いワイドキャブ

ワイドキャブは名前の通りでキャビンの部分の幅が若干広く作られています。運転席スペースの幅が広くとってあるので非常に解放感があって、運転している方にストレスがかかりにくいというメリットがあります。

例えば身長が160cmの方が横になった場合と、身長が180cmの人が横になった場合では窮屈さが違います。

そんな時にワイドキャブにするとゆったりとしていて休憩時に疲れが取れますよね。その分費用がかかってしまうのが難点です。

ダブルキャブの価格帯は?

ここではダブルキャブの価格を新車で購入した場合と、中古車で購入した場合の両方の平均的な価格をご紹介いたします。

新車価格

ダブルキャブはショートキャブとは違って割高です。ほんの少しなら良いかもしれませんが、30万円以上も違ってしまうと少し考えてしまいますよね。これは乗車スペースがショートの2倍のスペースが必要だからです。

もちろんゲン担ぎなどで新車じゃないとダメ!というのなら新車でも構わないかもしれませんけれど、ダブルキャブは意外と流通しているものなので、

比較的新しくて装備がそろっている中古車の購入を検討してみても良いかもしれません。

中古車価格

ダブルキャブは上の項でご紹介したように、比較的たくさんの車両が流通しているので新車にこだわる必要はありません。ちなみに価格についてはピンキリです。100~500万円あたりと開きがあります。

大きさや装備によっても価格が変わりますし、走行距離や登録年数などによっても価格が変わってくるので、好みの仕様のトラックを探して購入を検討すると良いでしょう。

購入する時にはたくさんの情報を入手して、比較してから好みのトラックを探すと良いでしょう。

ダブルキャブトラックの税金はどうなる?

ここではダブルキャブトラックの税金についてをわかりやすくご紹介いたします。

自動車税

基本的にダブルキャブは一般のトラックと税金は同じです。乗員数が多いからといって特別税金が高くなるという事はありません。

1t~2t以下のダブルキャブトラックの税金は、自家用車で11,500円、営業用の場合は9,000円かかります。

2t~3t以下の場合は自家用で16,000円、事業用では12,000円、3t~4t以下の場合は自家用で20,500円、事業用で15,000円と、やはり自家用よりも事業用の方が若干安くなっていますね。

自動車重量税

自動車の税金は自動車税だけではありません。重量税といって車両の重量によって変わる税金がかかります。重量税は1年ごとに納税しなくてはならない税金で、0.5トンごとに変わっていきます。

新車登録から13年間は同じ税額となりますが、13年が経過すると税額がアップしさらに18年後からもまた税率が上がります。車両総重量4t未満までになりますが、わかりやすく表にしました。

新車登録から13年未満

1t未満

3,300円 (自家用)

2,600円 (事業用)

~2t

6,600円 (自家用)

5,200円 (事業用)

~3t

12,300円 (自家用)

7,800円 (事業用)

~4t

16,400円 (自家用)

10,400円 (事業用)

13年以降

1t未満

4,100円 (自家用)

2,700円 (事業用)

~2t

8,200円 (自家用)

5,400円 (事業用)

~3t

17,100円 (自家用)

8,100円 (事業用)

~4t

22,800円 (自家用)

10,800円 (事業用)

18年以降

1t未満

4,400円 (自家用)

2,800円 (事業用)

~2t

8,800円 (自家用)

5,600円 (事業用)

~3t

18,900円 (自家用)

8,400円 (事業用)

~4t

25,200円 (自家用)

11,200円 (事業用)

※エコカー減税適用無し

用途に合わせてキャブの種類を選ぼう!

トラックはメーカーによってさまざまなタイプが販売されています。

また、何を運ぶのかや乗車する人数によってもタイプが変わってくるものです。その中でも乗車人数が多いのならダブルキャブを選ぶと良いでしょう。

また、車両の大きさや重さによって税金や維持費なども変わってきます。購入してすぐに手放すような事が無い限りは、維持費についてもよく考えてから購入する必要があるでしょう。

それぞれの事情をよく考慮した結果、ダブルキャブが適しているのなら迷わずダブルキャブを選ぶと良いでしょう。

もちろんメリットとデメリットについてもよく考慮して、新車で購入するのか中古車を購入すべきなのかについても考えると良いですね。

ポイントとしては乗員数が多い事業内容ならダブルキャブ、荷物の運搬をメインにするならショートキャブを選ぶと良いですね。

まとめ

今回は、ダブルキャブというトラックについての特集をしました。

ダブルキャブはどんなものなのか?ダブルキャブのメリットとデメリットについて、そして毎年かかる税金の金額の違いなどについてもご紹介いたしました。

この記事がトラックの購入を検討している方のお役に立てれば幸いです。

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