電気工事士からの転職先・就職先おすすめ7選
電気工事士からの転職でおすすめの転職先・就職先は、以下の7つがあります。
- 電気工事施工管理
- ビルメン・設備管理
- 消防設備士
- サービスエンジニア
- メーカーの技術営業
- メーカーの社内保全
- 同業種の電気工事士
とくに第一種電気工事士・第二種電気工事士の有資格者は、電気領域における専門性が証明されており、他の業種でも転用できるスキルがあるため、転職市場から高い需要があります。
ただし転職先が多い分、どの業界・職種が自分にマッチするか悩む方も多いでしょう。
そこでここからは、電気工事士の転職先について、特徴や向いている人を解説します。
電気工事施工管理
年収アップ・キャリアアップの転職を目指す方は、電気工事施工管理が向いています。
なぜなら作業員(電気工事士)から作業員を管理する立場(電気工事施工管理)に転職することで、業務内容が増えたり、責任範囲が広がったりするからです。具体的には、工事現場の四大管理に加えて、協力会社への段取り指示や施主・元請けとの工程調整、図面の読み込みなどが日常業務に組み込まれます。
また工期遅れが生じた場合は、請負契約上の債務不履行で違約金が発生する可能性があります。そのため工期直前になると、残業時間が長くなったり、毎週の休日出勤が必要になったりする現場もあります。
電気工事士から電気工事施工管理に転職することで、年収が100万円以上アップするケースもあります。
職種 | 年収目安※ |
|---|
電気工事士 | 400万円~600万円 |
|---|
電気工事施工管理 | 400万円~800万円 |
|---|
※プレックスジョブの転職実績及びjob tag(厚生労働省)のデータをもとに算出
なお大手サブコンである関電工の平均年収が900万円を超えるなど、電気工事施工管理は転職先次第で、年収1,000万円以上を狙えます。
参照:有価証券報告書等|関電工
そのため転職で年収アップを目指す電気工事士の方は、電気工事施工管理への転職がおすすめです。
→電気工事施工管理の求人をみてみる
関連記事:電気工事施工管理技士の転職エージェントおすすめ8選
ビルメン・設備管理
ワークライフバランスを改善したい電気工事士は、ビルメン・設備管理への転職がおすすめです。
なぜなら電気工事士と比べると、ビルメン・設備管理は残業時間が短くて、休日出勤も少ないからです。また仕事内容は、オフィスビル・商業施設・病院・ホテルなどの電気・空調・給排水設備の点検・保守・修繕が中心です。そのため電気工事士を含めた現場仕事とは異なり、体力的な負担も大きく減らせます。
第二種電気工事士以上の有資格者なら早いタイミングから活躍しやすいですし、入社後に電験三種などの上位資格を取得することで、年収をアップすることも可能になります。なお大手不動産・ゼネコン系列のビルメンテナンス会社に転職すれば、福利厚生は充実していますし、雇用環境も安定しています。年収が下がる可能性はありますが、ワークライフバランスを優先する方は、おすすめできる転職先の一つです。
→ビルメン・設備管理の求人をみてみる
関連記事:ビルメン・設備管理の転職エージェントおすすめ14選
消防設備士
資格を取得して、手に職をつけたいと考えている方は、消防設備士への転職がおすすめです。
なぜなら消防設備士(甲種4類など)が、自動火災報知設備・スプリンクラー・防排煙設備などの設置・点検・整備を行う国家資格であり、高いスキルや専門性を身につけやすいからです。なお感知器の設置や受信機への配線工事では、電気工事士で培った弱電配線の知識や結線の確実さが直接的に活かせます。
電気工事の現場で起こりがちな突発的な長時間残業は少ない一方で、年収は400〜550万円が目安です。
ただし電気工事士と消防設備士のダブルライセンスとなれば、市場価値が高まり、年収も上がります。
さらに消防設備は消防法によりすべての建物への設置と定期点検が義務付けられているため、新築建設の需要が減っても、既存建物の安定した保守運用の需要があります。
そのため資格・スキルを身につけて、将来的に長く働きたい方には、消防設備士の転職もおすすめです。
→消防設備士の求人をみてみる
サービスエンジニア
労働環境を改善したい方は、サービスエンジニアへの転職が向いています。
というのもサービスエンジニアの勤務先は、クライアント企業のメーカーになるケースが多いからです。基本的にメーカーは土日祝が休みで、残業時間も一定の基準があるなど、労働環境が改善しやすいです。さらに有給休暇取得目標などの基準が設定されている会社も多く、有給休暇も取りやすくなっています。
サービスエンジニアの仕事内容は、医療機器・産業用機械・エレベーターなどの自社製品の保守・修理・メンテナンスであり、電気工事士で培った電気回路やトラブルシューティングの知見を活かせます。
またメーカー所属になるため研修制度が充実しており、専門性の高い技術を体系的に学べます。そのため場当たり的な対応ではなく、マニュアルに基づいた精密な作業を好む方に向いている転職先の一つです。
メーカーの技術営業
電気工事士として培った知識を活かして年収アップさせたい方は、メーカーの技術営業がおすすめです。インセンティブ制度の充実しているメーカーの技術営業に転職すれば、年収1000万円以上も狙えます。
とくに電気機器・設備・産業機械など技術営業であれば、電気工事士として培った知識を活かし、顧客に製品の技術説明から現場への適用提案まで幅広い活躍を目指せます。また現場の知識がある分、営業先の所長や担当者とコミュニケーションが取りやすかったり、信頼してもらいやすかったりします。
なお年収レンジは、インセンティブを含めて400万円〜800万円の求人が多いです。大手電気メーカーや大手設備メーカーに転職すれば、労働環境を改善しながら、年収800万円以上も実現可能です。
ただし売上や達成率の数字的なプレッシャーや顧客折衝など、営業職ならではの苦労もあります。とくに対人コミュニケーションが苦手な方にとっては、つらい・辞めたいと感じる場面も多くあるでしょう。
そのためメーカーの技術営業は、コミュニケーションが得意で営業を目指す方向けの転職先と言えます。
メーカーの社内保全
経営基盤の安定した企業で長期的に働きたい方は、大手メーカーの社内保全を目指すのがおすすめです。
なぜなら大手メーカーの社内保全に転職できれば、年収400万円〜600万円に加えて、社宅・各種手当・企業年金等の手厚い福利厚生を期待できるからです。また終身雇用・長期雇用を前提とした正社員採用がほとんどなので、定年まで同じ企業で安定して働きたいと考えている方に向いています。
自社保有の生産ラインや工場設備の維持管理する業務なので、工場のカレンダーに合わせた勤務日程で、発注者・施主からの理不尽なプレッシャーもありません。そのため安定して、長期的に働きやすいです。
ただし工場によっては、2交代制・3交代制で夜勤の現場もあるので、求人は丁寧に確認してください。
同業種の電気工事士
仕事内容は好きだが、現職の待遇に不満がある方は、同業種の電気工事士の転職が向いています。
なぜなら電気工事士は有効求人倍率(令和6年度)が3.8倍の売り手市場であり、転職することで、待遇が一気に改善するケースもあるからです。とくに下請け・孫請け案件が中心となる中小・零細企業の方は、元請け・一次請けの会社に転職するだけで、労働環境も年収も大きく改善することがあります。
また需要が高まっている電力会社などは、業界未経験でも初年度で年収500万円以上の求人もあります。
そのため仕事内容は好きだが、現職の待遇に不満がある方は、電気工事士としての転職がおすすめです。
→電気工事士の高待遇求人をみてみる
関連記事:電気工事士の転職サイト・転職エージェントおすすめ11選
電気工事士の主な転職理由・退職理由
経済産業省の調査によると、電気工事士の離職率(3年以内)は”20%〜40%”であり、他の産業より高い水準でした。また電気工事士への入職者が多い工業高校からの入職率が”約15%”と低くなっています。
つまり現状は入職したい方が減る一方で、離職者も多い状況と言えます。
また建設業界の平均的な離職率は”約30%”となっているので、電気工事士の離職率は高めと言えます。
業界・職種 | 離職率 |
|---|
電気工事士 | 20%~40% |
|---|
建設業界 | 30.7% |
|---|
産業全体 | 34.9% |
|---|
参照:
電気保安人材の中長期的な確保に向けた課題と対応の方向性について|経済産業省
建設労働をめぐる情勢について|厚生労働省
令和6年 雇用動向調査結果の概要|厚生労働省
電気工事を辞めたい方の理由として挙げられるのは、以下の5つがあります。
- 年収面に満足できない
- スキルアップできない
- 残業が多く休みがない
- 人材の入れ替わりが激しい
- 年齢的に体力仕事が厳しい
また中には、スキルアップ・キャリアアップしたいというポジティブな理由の方もいます。
つづいては、転職理由別におすすめの転職先を解説します。
転職理由別|電気工事士におすすめの転職先
年収アップを優先するのか、働きやすさを優先するのかで選ぶべき転職先は変わります。
ここからは電気工事士の転職理由別におすすめの転職先を紹介します。
- 年収アップさせたい電気工事士におすすめの転職先
- スキルアップしたい電気工事士におすすめの転職先
- 労働環境改善したい電気工事士におすすめの転職先
- 中長期的に働きたい電気工事士におすすめの転職先
- 定年後にも働きたい電気工事士におすすめの転職先
転職活動の目的次第で、重視すべき基準は変わります。ぜひ参考にしてください。
年収アップさせたい電気工事士におすすめの転職先
転職で年収アップを目指すなら、電気工事施工管理かメーカーの技術営業がおすすめです。
なぜなら電気工事施工管理は電気工事士で培った経験を直接的に活かしながら年収をアップできますし、インセンティブ制度のあるメーカーの技術営業なら成果次第で年収1,000万円以上も目指せるからです。
転職先 | 年収アップの方法 |
|---|
電気工事施工管理 | 資格取得で高年収を目指せる |
|---|
メーカーの技術営業 | 成果次第で高年収を目指せる |
|---|
電気工事施工管理なら、1級電気工事施工管理技士又は2級電気工事施工管理技士資格の取得で、大規模プロジェクトの現場代理人(監理技術者・主任技術者)を担当できます。そのため電気工事施工管理への転職で年収アップを目指すなら、将来的に電気工事施工管理技士の資格取得が必須と考えてください。
インセンティブ制度のあるメーカーの技術営業なら成果次第では年収1,000万円以上を目指せる一方で、数字(売上・達成率)を出せないと年収400万円未満になるケースもある点には注意が必要です。
スキルアップしたい電気工事士におすすめの転職先
スキルアップ目的での転職なら、電気工事施工管理・消防設備士・サービスエンジニアが向いています。
なぜなら電気工事施工管理は電気工事士を管理する立場で四大管理の業務を担当することになりますし、消防設備士なら甲種4類などを取得したダブルライセンス技術者としてのスキルを高めやすいからです。サービスエンジニアの仕事では、配線・電源に関する知識に加え、故障診断・部品交換・原因分析・顧客説明までを幅広く経験できるため、扱える技術の幅が一気に広がります。
転職先次第で磨けるスキルは違います。自分が求めているスキルを磨ける環境への転職がおすすめです。
転職先 | 磨けるスキル |
|---|
電気工事施工管理 | |
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消防設備士 | |
|---|
サービスエンジニア | |
|---|
労働環境改善したい電気工事士におすすめの転職先
ワークライフバランス改善目的の転職なら、ビルメン・設備管理かメーカーの社内保全がおすすめです。
ビルメン・設備管理は、定常巡回点検が業務の中心になるため、突発的な長時間残業が大幅に減ります。とくに大手系列のビル管理会社であれば、完全週休2日制で有給消化率も高い傾向があります。
またメーカーの社内保全は、工場内の生産設備を維持・管理する業務です。土日休み・残業20時間以下の会社も多いです。大手企業なら、社宅・各種手当など福利厚生の充実している点も大きなメリットです。
ただしビルメン・設備管理や社内保全の転職は、メリットだけではありません。ワークライフバランスを改善しやすい一方で、年収が下がりやすい特徴もあります。そのため年収アップが目的の転職ではなく、ワークライフバランス・労働環境を最重要する方におすすめの転職先になります。
転職先 | 特徴 |
|---|
ビルメン・設備管理 | - 年収が下がりやすい
- 基本的に土日祝休み
- 夜勤・宿直の現場あり
|
|---|
メーカーの社内保全 | - 年収が下がりやすい
- 残業少なめの傾向あり
- 大手なら福利厚生充実
|
|---|
中長期的に働きたい電気工事士におすすめの転職先
10年単位で中長期的に働きたい方は、メーカーの社内保全やサービスエンジニアがおすすめです。
というのもメーカーの社内保全やサービスエンジニアは、導入した設備を維持・管理・修繕するのが主な仕事です。既存設備を取り扱うため、新しい技術の導入が比較的少なく、知識も陳腐化しづらいです。
また日本中に存在する工場・オフィスビル・商業施設・医療施設などで必須となります。そのため建物を維持・管理・運営する必要がある限り、社内保全やサービスエンジニアの需要は安定しています。
さらにメーカーは勤務年数が長くなるほど年収が上がりやすい構造ですし、終身雇用も根強くあります。
そのため中長期的に働きたいなら、メーカーの社内保全やサービスエンジニアへの転職が向いています。
転職先 | 勤務先の特徴 |
|---|
メーカーの社内保全 | 自社工場の維持管理がメイン |
|---|
サービスエンジニア | 顧客の工場での運用がメイン |
|---|
定年後にも働きたい電気工事士におすすめの転職先
定年後でも働きたいと考える方は、電気工事施工管理・電気工事士が向いています。
なぜなら上記の職種は、60代以降向けの求人も豊富だからです。一方でサービスエンジニアやメーカーの社内保全・技術営業などは長期的な就労がメインであり、60代以降の求人は少ない傾向にあります。
電気工事施工管理・電気工事士が60代以降の求人が豊富な理由は、慢性的な人手不足により高齢者への採用ニーズが強いからです。電気工事施工管理と電気工事士の有効求人倍率は、以下のとおりでした。
転職先 | 有効求人倍率(令和6年度) |
|---|
電気工事施工管理 ※電気技術者 | 2.68倍 |
|---|
電気工事士 | 3.8倍 |
|---|
参照:
電気技術者|職業情報提供サイト job tag
電気工事士|職業情報提供サイト job tag
だからこそ定年後も働きたい方は、電気工事施工管理・電気工事士への転職がおすすめです。
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電気工事士の有資格者が転職市場で需要が高い理由
電気工事士の経験者・有資格者は、転職市場で引く手あまたです。
なぜなら高度経済成長期に整備された社会インフラの老朽化が進んでいることに加え、データセンターや再生可能エネルギー設備などの新規建設が増加しているからです。そのため電気設備の知見が豊富にある電気工事士に対する需要は年々増加しています。
一方、現場の人材不足は深刻です。さらに電気工事士で培った経験・スキルは、電気領域の他の職種でも活躍しやすい土台となります。だからこそ電気工事士の経験者・有資格者は、引く手あまたなのです。
資格別|電気工事士を活かせる仕事・転職先
ここでは資格別に電気工事士の経験・スキルを活かせる転職先を解説します。
- 第一種電気工事士を活かせる仕事・転職先
- 第二種電気工事士を活かせる仕事・転職先
第一種電気工事士を活かせる仕事・転職先
第一種電気工事士を活かせる転職先には、電気工事施工管理・メーカーの社内保全・サービスエンジニアなどがあります。第一種電気工事士の有資格者は、最大電力が500kW未満の自家用電気工作物の工事に従事できるため、小規模ビルや工場などの高圧受電設備に関わる求人で評価されやすい傾向にあります。
転職先 | メリット |
|---|
電気工事施工管理 | 施工管理技士取得で年収700万円以上を狙える |
|---|
メーカーの社内保全 | 転勤少なくワークライフバランスも取りやすい |
|---|
サービスエンジニア | 充実した研修が多くて専門スキルを学びやすい |
|---|
上記で年収が上がりやすいのは、電気工事施工管理への転職です。ただし労働時間が長引きやすい点は、注意が必要です。またメーカーの社内保全やサービスエンジニアに転職すると、ワークライフバランスが整いやすいです。一方で、転職で年収が下がる可能性が高い点には気をつけてください。
第二種電気工事士を活かせる仕事・転職先
第二種電気工事士を活かせる転職先は、ビルメン・設備管理や消防設備士などがあります。
第二種電気工事士の有資格者は、住宅・小規模店舗などの一般用電気工作物(低圧600V以下の設備)の工事を担当できる資格です。高圧設備は扱えませんが、住宅やテナントなどの業務経験を活かせます。
転職先 | メリット |
|---|
ビルメン・設備管理 | 内勤で体力仕事から解放される |
|---|
消防設備士 | 資格取得でスキルアップできる |
|---|
電気工事士 | 人間関係・待遇面を改善できる |
|---|
ビルメン・設備管理の転職では、第二種電気工事士の資格が必須となっている求人も少なくありません。ただし第二種電気工事士で転職できる求人は、年収の上限が低めな会社も多いです。そのため第一種電気工事士や消防設備士、電気主任技術者などの資格取得支援制度がある会社への転職がおすすめです。
転職後に電気主任技術者や電気工事施工管理などの資格を取得できれば、次の転職で年収700万円以上の求人に転職できる可能性もあります。
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電気工事士からの転職で失敗しないためのポイント
電気工事士からの転職で失敗しないためには、以下5つのポイントを意識してください。
- 転職サイトで公開中の求人以外に非公開求人も見る
- 転職先の企業に求める条件の優先順位を決めておく
- 異業種に転職する方はリアルな労働環境を確認する
- 未経験の転職では年収が下がる可能性を考えておく
- 内定獲得後の条件交渉は転職エージェントに任せる
転職サイトで公開中の求人以外に非公開求人も見る
転職サイトやハローワークで公開されている求人だけで転職すると、入社後に後悔することがあります。
なぜなら転職サイトなどで公開されている求人は全体の一部であり、高待遇・即戦力向けの求人は、転職エージェントなどで非公開求人として募集されているケースも多いからです。とくに電気工事士の領域で年収600万円以上・土日祝休みの求人は応募の殺到を避けるため、非公開で募集されることも多いです。
転職サイトやハローワークの求人を見るだけでは、上記のような高待遇求人を見逃す可能性があります。転職活動後に後悔をなくすためにも、転職エージェントで非公開求人を確認しておくのがおすすめです。
関連記事:電気工事士の転職サイト・転職エージェントおすすめ11選
転職先の企業に求める条件の優先順位を決めておく
転職活動をスタートするタイミングで、転職先の企業に求める条件の優先順位を決めてください。
なぜなら自分の希望条件をすべて完璧に満たしている求人は、ほとんどないからです。たとえば転職先の企業に求める条件が年収600万円以上だけなら、求人は見つかりやすいです。ただし年収600万円以上で完全週休2日制、転勤・出張不可、残業は月10時間以下などの条件が増えると応募すら難しくなります。
その結果、転職活動自体が進まず、面接にも進めないという可能性もでてきます。
上記のリスクを避けるためにも、転職活動を始めるタイミングで、優先順位を考えるのがおすすめです。
異業種に転職する方はリアルな労働環境を確認する
電気工事士から異業種転職する方は、求人情報や採用サイトの情報を鵜呑みにせず、リアルな労働環境を確認するのがおすすめです。
というのも求人票に書かれている残業時間や休日の記載は、実態と乖離しているケースもあるからです。とくに待遇面などが原因で求職者の集まらない企業の場合、求人情報の記載内容を過剰に見せることで、求人募集しているケースもあります。その結果、転職後にギャップを感じてしまう方もいるのです。
上記のリスクを避けるためにも、電気工事士から異業種転職する方は、リアルな労働環境を確認するのが大切です。具体的には、会社の現場に足を運んで職場見学などをしたり、転職エージェントの担当者からリアルな労働環境を聞いてみたりする方法がおすすめです。
未経験の転職では年収が下がる可能性を考えておく
電気工事士からメーカーの設備保全やビルメン・設備管理などの未経験の職種に転職する場合、初年度は年収が下がるケースが多いです。
なぜなら電気工事士として培った経験やスキルを、即戦力として活かせる仕事ばかりではなく、これから学んでいく環境に移るからです。とくに現場手当・資格手当・残業手当で稼いでいた電気工事士の方は、転職することで年収が50万円〜100万円以上ダウンするケースもあります。
ただし転職後、転職先の必須資格を取得したり、スキルを磨いたりすることで、現職の電気工事士以上の年収も目指せます。そのため未経験の転職では、中長期的な目線でのキャリアプランが重要となります。
内定獲得後の条件交渉は転職エージェントに任せる
応募した企業から内定を獲得したあとは、条件交渉を転職エージェントに任せるのがおすすめです。
というのも転職エージェントの担当者に条件交渉を任せることで、自分と企業の関係悪化を防ぎながら、年収・入社日・配属先などを交渉できるからです。とくに内定後の条件交渉を自分でする場合、「年収を上げてほしいと伝えづらい」や「断られたときの切り返しが不安」という方もいるでしょう。
その点、転職エージェントの担当者に頼ることで、安心して年収や休日などの交渉を任せられます。企業との関係性を良好に保つためにも、内定獲得後の条件交渉は、転職エージェントに頼むのが合理的です。
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電気工事士からの転職に関するよくある質問
最後に電気工事士からの転職に関するよくある質問に回答します。
電気工事士から異業種への転職は難しいですか?
簡単ではありません。
ただし電気工事士の資格と現場経験は、異業種でも評価されるケースが多くあります。とくにビルメン・設備管理や電気工事施工管理など、経験を活かせる周辺職種への転職ならチャンスは十分にあります。
また20代や30代前半など、年齢が若いほど転職先の幅も広がりやすいです。一方で年齢を重ねるごとに転職先の選択肢は減ります。異業種への転職を目指す方は、早いタイミングでの転職をおすすめします。
電気工事士から施工管理への転職は可能ですか?
可能です。
むしろ電気工事士から施工管理への転職は、最も一般的なルートの一つでもあります。なぜなら現場での配線作業・図面読解・工程調整の実務経験がある電気工事士は、現場目線で施工管理をできるからです。
なお電気工事士から施工管理への転職により、年収が50万円〜100万円以上アップした実例もあります。
そのため年収を上げたい電気工事士の方は、施工管理への転職がおすすめです。
電気工事士から現場以外への転職は可能ですか?
可能です。
ただし転職する職種ごとに、転職の難易度は変わります。たとえばビルメン・設備管理やメーカーの社内保全など、電気工事士としての知見を直接活かせる職種なら転職難易度は低めです。
一方で営業職や事務職など、専門知識を直接活かせない職種への転職なら、転職難易度が高くなります。
電気工事士から転職できるのは何歳までですか?
資格や経験の有無で変わります。
電気工事士の実務経験が浅くて、資格を保有していない方の場合、転職しやすい年齢の目安は35歳です。35歳を超えると、転職の難易度は高まると考えてください。一方で実務経験が豊富にある、第一種電気工事士(または第二種電気工事士)の有資格者の方であれば、40代以降でも求人が豊富にあります。
電気工事士が勝ち組と言われる理由は何ですか?
業務独占資格として法律で守られており、転職市場での需要がなくならないためです。
社会インフラである電気設備は、景気に左右されることなく、新設・維持・更新の需要があります。また有資格者は慢性的に不足しているため、有資格者の市場価値が常に高い水準が続いています。さらにAIに代替されにくい仕事であり、将来的にも安定したスキルが身につくことも勝ち組と言われる理由です。
電気工事士以外で転職で有利な資格はありますか?
電気工事士(第一種・第二種)以外で転職に有利な資格は、以下のとおりです。
- 電気工事施工管理技士(1級・2級)
- 電気主任技術者(電験三種以上)
- 消防設備士
- ビル管理士など
とくに電気工事施工管理技士や電気主任技術者の有資格者は、転職市場で安定した需要があります。
電気工事施工管理技士・電気主任技術者の有資格者は、その資格を活かした転職をおすすめします。
電気工事士資格を活かせる仕事は何がありますか?
電気工事士資格を活かせる主な仕事は、以下のとおりです。
また電気工事施工管理や設備管理、設備保全などの業務もあります。将来的に現場作業を続けたいのか、それとも管理職やマネジメント業務を目指したいのかによって、転職先を考えてください。
電気工事士からの転職先で一番おすすめは何ですか?
転職の目的次第です。
たとえば年収アップが目的の方は、電気工事施工管理やメーカーの技術営業が稼ぎやすいです。一方でワークライフバランスの改善が目的の方は、ビルメン・設備管理や設備保全が働きやすいと言えます。
自分が転職する目的を明確にすることが、転職先を選ぶときに後悔しない方法です。
電気工事士の独立におすすめの転職先はありますか?
地場の電気工事会社(電気工事施工管理)への転職がおすすめです。
なぜなら地場の電気工事会社なら、予算管理から職人・協力会社の手配、施主との交渉・折衝を一貫して経験しやすいからです。一方で大手企業は業務が細分化されており、工事の全体像の把握が難しいです。
そのため地場の電気工事会社のほうが、独立に必要なノウハウを短期間で習得しやすいのです。
電気工事士の転職でおすすめの時期・タイミングはありますか?
求人数が増えるのは、2月〜3月と8月〜9月が多いです。
なぜなら2月〜3月は年度末の退職に応じた人員補充や4月からの新年度に向けた採用活動が活発になり、8月〜9月は下期に向けた中途採用の採用が増えるからです。
ただし電気工事士の業界は、慢性的に人手不足の会社も多く、年中、採用活動をしています。
また2月・3月は、他の求職者も同様に転職活動をしています。そのためライバルとなる求職者を避けて、4月〜7月・10月〜1月に転職する選択肢もおすすめです。
まとめ|電気工事士からの転職ならプレックスジョブ
電気工事士からの主な転職先は、以下の7つがあります。
- 電気工事施工管理
- ビルメン・設備管理
- 消防設備士
- サービスエンジニア
- メーカーの技術営業
- メーカーの社内保全
- 同業種の電気工事士
電気工事士からの転職で失敗しないためには、転職先の特徴を把握したうえで、転職先が自分が転職する目的を叶えられるかや条件とマッチしているかを確認することが大切です。
とはいえ「転職先が多すぎてわからない」という方もいると思います。
上記のように考えている方は、一度、当社(プレックスジョブ)の担当者に相談してください。
プレックスジョブでは電気工事士からの転職に詳しい専任の担当者が条件にマッチした転職先選びから、求人紹介、書類添削、面接対策などを一貫してサポートしています。
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またプレックスジョブでは、本記事で紹介した業界の高待遇の非公開求人・独占求人が豊富にあるので、「まず求人だけ確認したい」という方もぜひご覧ください。
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