電験三種で未経験転職できる|実務経験なしでも転職できる理由
結論として、第三種電気主任技術者(以下、電験三種)の有資格者は、実務未経験でも転職できる可能性があります。なお電験三種が実務経験なしでも転職できる理由は、以下の3つがあります。
- 電験三種が保安監督(独占業務)を担当できる資格から
- 電気主任技術者の高齢化に伴った人手不足が深刻だから
- 未経験を長期目線で育成しようと考える企業もあるから
もちろん実務経験のある方は、未経験より転職しやすいです。実務経験のある電験三種におすすめの転職先は、以下の記事で詳しく解説しているので、参考にしてください。
関連記事:
電験三種のおすすめ転職先8選|大手企業に受かる5つの方法や求人情報を解説
電験三種が保安監督(独占業務)を担当できる資格から
電験三種が未経験からでも転職できる最大の理由は、電気事業法第43条で定められている独占業務(保安監督業務)を担当できる国家資格だからです。
事業用の電気工作物を設置する施設は、法律で電気主任技術者の選任が義務付けられているため、電験三種の有資格者はビルや工場、発電設備などの幅広い現場で必要とされています。なお設備の保安監督業務は、法令で求められる保安体制がない状態での運用は認められていません。
そのため電気設備を保有する企業では、設備を稼働させるための免状である電験三種の有資格者を確保しておく必要があります。つまり実務未経験であっても、有資格者は一定の価値があります。
だからこそ電験三種の有資格者は、実務経験がなくても転職できる可能性があるのです。
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電気主任技術者の高齢化に伴った人手不足が深刻だから
電気主任技術者が高齢化で人手不足が深刻なことも、電験三種が未経験でも転職できる理由です。実際に全国電気管理技術者協会連合会の調査(令和5年10月)によると、電気主任技術者の会員の年齢は66歳以上が60%以上、50歳以上が約90%というデータがあります。
参照:電気主任技術者の人材の不足に係る業界の現状と人材確保のための取組|全国電気管理技術者協会連合会
つまり連合会の電気主任技術者は、10年以内で定年を迎える方が大半という状況なのです。一方、AIや半導体などの需要増加により、電気主任技術者の選任が必要な設備数は増加を続けています。
参照:半導体・デジタル産業戦略の今後の方向性(Executive Summary)|経済産業省
そのため電気主任技術者数が減少する可能性が高いにもかかわらず、電気主任技術者の需要は増加する状況と言えます。だからこそ電験三種は、未経験でも転職のチャンスがあると言えるのです。
未経験を長期目線で育成しようと考える企業もあるから
ここまでに紹介したとおり、電験三種の有資格者は独占業務を担当できるため需要がある一方で、人手不足が深刻となっています。
実際、電気技術者の有効求人倍率は2.68倍となっています。※令和6年度
参照:電気技術者|厚生労働省 職業情報提供サイト(job tag)
人手不足に対応するため、近年は、即戦力になる実務経験者の年収相場がグッと上がっています。結果として、未経験の電験三種の有資格者を長期目線で育成する企業も増えてきました。たとえば未経験の若手を新卒や第二新卒に近い形で採用し、研修やOJTで育てる企業が増えているのです。
具体的な会社としては、業界大手のイオンディライトや東急コミュニティーなどが、自社で『NOTIA』や『イオンディライトアカデミー』という研修施設を保有して、人材を育成しています。
また上記以外にも、先輩社員の補助からスタートして、OJTで点検業務や書類作成を学べる会社も多くあります。だからこそ電験三種なら、実務経験なしでも転職できる可能性があるのです。
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未経験転職で実務経験を積める電験三種の職種5選
電験三種が実務未経験で転職する場合、いきなり大手メーカーやデータセンターの保安監督業務に転職するのは厳しいです。なぜなら上記は、求職者の人気が高く、電験三種(又は二種・一種)で実務経験のある方も応募しており、実務経験がないと書類選考で落ちることが多いからです。
そのため実務経験なしで転職する場合は、就職先や職種で求人を精査する必要があります。そこでつづいては、未経験転職で実務経験を積める電験三種におすすめの職種を5つご紹介します。
- ビル設備管理
- 保安スタッフ
- 設備保全
- O&M
- メンテナンススタッフ
※おすすめ度は『未経験可の求人数・年収目安・残業時間・転職難易度』の項目で総合的に判断。
ビル設備管理|求人数が多く未経験で転職しやすい
未経験の電験三種が最も転職しやすいのが、ビル設備管理(ビルメンテナンス)の求人です。
項目 | 内容 |
|---|---|
求人数※未経験可 | 多い |
年収目安 | 300万円~500万円 |
残業時間 | 少ない |
転職難易度 | 低め |
おすすめ度 | ☆☆☆☆☆ |
ビル設備管理の仕事内容は、オフィスビルや大型商業施設に常駐して、受変電設備の点検や検針を行うことがメインです。また電気以外に空調や給排水の不具合対応も求められるため、建物全体の設備を保全・管理する能力やスキルを身につけることができます。
ビル設備管理が必要な設備は、オフィスビル・商業施設・ホテル・病院・学校など、幅広いです。
そのため他の職種と比べても、求人数が圧倒的に多く、実務未経験からでも活躍できる研修制度やマニュアルが整備されている傾向にあります。なおビル設備管理で一定の実務経験を積むことで、メーカー工場やインフラ施設の保安監督業務に転職するキャリアパスも開けます。
そのため電験三種で未経験からの転職なら、ビル設備管理はおすすめな選択肢の一つとなります。
保安スタッフ|保安法人で現場の経験を積みやすい
保安法人の保安スタッフは、未経験の電験三種が現場の実務経験を積みやすい職種と言えます。
項目 | 内容 |
|---|---|
求人数※未経験可 | 普通 |
年収目安 | 350万円~500万円 |
残業時間 | 少ない |
転職難易度 | 普通 |
おすすめ度 | ☆☆☆☆ |
保安スタッフの仕事内容は、工場やビルなどの電気設備の点検(月次点検・年次点検)や不具合の緊急対応がメインです。なお保安スタッフが対応するのは自社ビルや工場ではなく、委託を受けた工場やビルとなります。そのため他職種より、多くの現場で実務経験を積みやすくなっています。
とくに電気保安協会などは、未経験者を採用して育成するフローが組まれていることも多いです。そのため実務経験がない方でも、研修やOJTを通して、現場で使えるスキルが身につくでしょう。
また保安スタッフは多くの現場・設備を扱うので、幅広い経験を積みやすいですし、将来的には、独立の選択肢もあります。だからこそ未経験から幅広い現場の実務経験を積みたい電験三種には、保安法人の保安スタッフがおすすめの職種と言えます。
設備保全|メーカー工場のメンテナンス業務が中心
メーカー工場でもメンテナンス業務中心の設備保全なら、未経験から転職のチャンスがあります。
項目 | 内容 |
|---|---|
求人数※未経験可 | 普通 |
年収目安 | 300万円~600万円 |
残業時間 | 普通 |
転職難易度 | 高い |
おすすめ度 | ☆☆☆ |
設備保全の仕事内容は、工場設備の定期点検や緊急のトラブル対応がメインです。
また設備保全の仕事は設備の故障を未然に防ぐことを目的とした予防保全や不具合が起こった際の修理・復旧作業(事後保全)、故障の予兆を把握して対処する予知保全を含みます。
上記のとおり、設備保全は日常点検だけではなく、トラブル対応も多いです。なおトラブル対応の経験があると、メーカーの保守・メンテナンスにキャリアアップする転職も可能になります。
そのため大手メーカーの保守・メンテナンス業務に転職したい方は、メーカーの設備保全で現場の実務経験を積んで、数年後に再度、転職するステップがおすすめです。
O&M|再生可能エネルギーの保守点検や修理対応
再生可能エネルギーの運用・保守(O&M)は、近年、需要が急増しており、電験三種が未経験でも転職できる可能性がある職種です。
項目 | 内容 |
|---|---|
求人数※未経験可 | 普通 |
年収目安 | 400万円~600万円 |
残業時間 | 少ない |
転職難易度 | 普通 |
おすすめ度 | ☆☆☆☆☆ |
O&Mの仕事内容は、太陽光発電や風力発電などの再生可能エネルギー施設について、遠隔監視での運転管理や定期的な保守点検、トラブル対応がメインです。また再生可能エネルギーは成長産業の一つであり、中長期的にも設備の需要が高まる可能性が高いです。
なお再生可能エネルギーは政府や自治体から補助金がある影響で利益がでやすい構造のため、他の職種より年収が高い傾向にあります。実際に当社(プレックスジョブ)では、ほんの一部ですが、未経験でも年収が560万円以上(月収40万円以上)という非公開求人もあります。まだ一般には知られていない穴場の職種ですが、年収を上げたいという電験三種には、おすすめの転職先と言えます。
メンテナンススタッフ|電動機・発電機の修理中心
電動機や発電機のメンテナンススタッフも、電験三種が未経験から転職できる職種の一つです。
項目 | 内容 |
|---|---|
求人数※未経験可 | 少ない |
年収目安 | 300万円~500万円 |
残業時間 | 普通 |
転職難易度 | 普通 |
おすすめ度 | ☆☆ |
メンテナンススタッフの仕事は、電気設備(電動機・発電機など)の保守点検整備や分解、部品の交換などがメインです。メンテナンス業務が中心のため、スキルアップは難しい環境です。
また仕事内容の汎用性が低い分、次の転職で大手メーカーや発電所・変電所などのインフラ施設を目指したい方にはおすすめできない職種です。なお求人数自体も少ないので、転職も難しいです。一方で公共工事の需要は安定しているため、転職の予定がない方や安定した仕事を目指す方には、おすすめの職種の一つとなります。
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年齢別|電験三種・未経験向けの転職先の選び方
実務経験のない方が電験三種を使って転職する場合、おすすめの転職先は年齢ごとに変わります。
そこでつづいては、年齢別におすすめの転職先の選び方を解説します。
- 20代の電験三種・未経験は経験を積める勤務先がおすすめ
- 30代の電験三種・未経験は経験を活かす勤務先がおすすめ
- 40代の電験三種・未経験の転職ならビル設備管理ほぼ一択
- 50代・60代以降が電験三種・未経験で転職するのは厳しい
20代の電験三種・未経験は経験を積める勤務先がおすすめ
20代の電験三種なら未経験で転職できる求人は多いです。
第二新卒や20代前半の若手なら、本記事では紹介していない大手メーカーやインフラ施設の保守・メンテナンスといったハイレベルの求人に転職できるチャンスもあります。
転職先の具体例は、以下のとおりです。
- ビル設備管理会社
- 再エネ関連企業
- メーカー工場
- インフラ施設
- 保安協会など
ただし20代の電験三種の場合、何よりも貴重な経験を積める勤務先を選ぶことをおすすめします。たとえば20代の電験三種であれば、再生可能エネルギーや保安協会などへの転職がおすすめです。
なぜなら上記の勤務先に転職することで、ビル設備管理やメンテナンスよりも幅広い経験を積み、より深い専門スキルを手に入れられる可能性が高くなるからです。
たとえば再生可能エネルギー企業に転職すれば、将来的にはデータセンターやインフラに転職するキャリアも開けます。また保安協会に転職すれば、将来的に、独立という選択肢が手に入ります。
だからこそ将来の選択肢を広げるためにも、20代は経験を積める勤務先への転職がおすすめです。
30代の電験三種・未経験は経験を活かす勤務先がおすすめ
30代で未経験の電験三種は、20代と比べると、転職できる求人が少なくなります。
なぜなら企業の採用担当者は、30代は即戦力で活躍できることを求める傾向が強くなるからです。つまり20代と比べると、異業界・異職種の転職が難しくなります。そのため30代の電験三種が実務未経験から転職するなら、これまでの経験を活かせる勤務先を目指すのがおすすめです。
30代の実務経験がない電験三種の方に、おすすめの転職パターンは、以下のとおりです。
No | 転職前 | 転職後 |
|---|---|---|
1 | 自動車販売の営業 | 自動車メーカーの設備保全 |
2 | 電力会社の設備管理 | 電力会社のメンテナンス |
3 | 工場の品質管理 | 工場の設備保全 |
上記のように、業界を変えずに転職することで、過去に培った経験や知識を活かせるため、転職に有利になるケースが多いです。現職(前職)の知識を活かせるので、転職後に早くから活躍できるメリットもあります。そのため30代の転職は、経験を活かせる勤務先を探すのがおすすめです。
40代の電験三種・未経験の転職ならビル設備管理ほぼ一択
40代で実務経験がない電験三種の場合、20代や30代と比べて転職先がグッと絞られます。なぜなら40代の社員を採用する場合、経験者のベテラン社員枠として採用する会社が多いからです。
そのため現実的な選択として、40代で実務経験のない電験三種が転職できる求人はビル設備管理のほぼ一択と考えてください。厳しい意見と感じるかもしれませんが、40代で未経験の電験三種から大手メーカーやインフラ施設の保守・メンテナンスに転職するのは現実的ではありません。
またビル設備管理でも、40代で未経験から電験三種で転職するのは、決して簡単ではありません。
そのため未経験転職に強いエージェントを活用して、応募する求人を増やしたり、徹底した書類・面接の対策をしたりして、少しでも転職できる可能性を高めることが重要になります。なお電気主任技術者の転職に強い転職エージェントは、以下の記事でまとめているので参考にしてください。
関連記事:
電気主任技術者のおすすめ転職エージェント・転職サイト10選|電験一種・電験二種・電験三種
50代・60代以降が電験三種・未経験で転職するのは厳しい
50代・60代以降で電験三種を使って未経験転職をする場合、おすすめできる転職先はありません。なぜなら50代以降になると、未経験で転職できる求人がほぼないからです。
採用する企業視点で考えても、50代以降で実務経験のない方を雇うメリットは少ないです。むしろ10年以内に定年を迎える方を教育するコストを考えると、デメリットのほうが大きくなります。
とはいえ50代以降の電験三種が、未経験から転職できる可能性がゼロというわけではありません。たとえば電気工事士として、現場経験を積んできた方が電験三種を取得して、設備管理を担当するケースもありますし、中小規模の事業者の契約社員やアルバイトで転職できる可能性もあります。
そのため50代以降の実務経験のない方が電験三種を活かして転職活動をする場合は、過去の経験を活かせる求人を探すか、長期的に転職活動を続けることが重要になるでしょう。
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電験三種・未経験で転職するときの注意点
実務経験のない電験三種の方が転職する際には、以下の3つに注意してください。
- 職場に未経験向けの教育体制があるか確認しておく
- 現場の選任が一人体制か複数名体制か確認しておく
- 電験三種の転職に強い転職エージェントを活用する
職場に未経験向けの教育体制があるか確認しておく
会社の求人情報を見ると『未経験OK・未経験歓迎』と謳う求人もありますが、実情は教育体制が整備されていない会社もあるので注意が必要です。そのため転職先を選ぶ際には、求人情報だけで判断するのではなく、面接の逆質問や転職エージェントを介してリアルを聞く必要があります。
具体的には、逆質問で未経験者が働いているかや担当領域を聞くことがおすすめです。これまでに未経験から活躍している方がいる会社なら、教育体制が整備されている可能性が高いでしょう。
■逆質問の例
過去に未経験で入社した方はいますか?
その方は現在、どのポジションですか?
その方はどのようなキャリアを歩まれていますか?
なお実務経験者を採用できないため、未経験者を採用している企業の場合、そもそも現場の実務を教える余裕のない企業もあります。その結果、現場で放置されたり完全な自走を求められたりするケースもあります。だからこそ転職先を選ぶ際には、教育体制の有無を確認することが大切です。
現場の選任が一人体制か複数名体制か確認しておく
未経験から電験三種を活かして転職する方は、複数名のチーム体制で活動する現場や主任技術者の補佐からスタートできる求人に応募することをおすすめします。なぜなら入社した直後から、一人体制で選任が必要な現場に入ると、周りに相談できずに、トラブルのリスクが高くなるからです。
理想的な転職先は、ベテラン社員とのペアで実務を教わりながら経験を積める環境です。将来的に一人で担当できる人材になる必要はありますが、未経験なら複数名体制の現場がおすすめです。
実務経験のない電験三種が適切な知識を得てスキルアップするためにも、先輩社員に質問できるOJTの環境は必須と言えます。そのため転職する際には、事前に現場の体制を確認してください。
電験三種の転職に強い転職エージェントを活用する
未経験の電験三種で、自分で会社を探して応募したり、求人サイトを検索したりする方もいます。
ただし自分で求人を探して応募するより、転職エージェントの活用をおすすめします。というのも基本的に即戦力の経験者を求める企業が多く、自己応募の転職は難しい傾向にあるからです。
そのため未経験の転職に強いエージェントを活用する必要があります。とくに電験三種に特化したアドバイザーが担当する転職エージェントを活用すると、以下の理由で転職で有利になります。
- 経験なし可の非公開求人を紹介してくれる
- 企業との面接の日程調整を代行してくれる
- 応募先の企業に推薦状で後押ししてくれる
- 職務経歴書の添削や面接対策をしてくれる
- 年収交渉(条件交渉)を代行してもらえる
転職エージェントを活用することで、非公開求人の紹介や面接の日程調整に加えて、採用担当者に自分の魅力(強み)を代理で伝えてもらうこともできます。そのため面接の通過率が上がるケースもあります。だからこそ未経験の電験三種が転職するなら、転職エージェントを活用しましょう。
たとえば当社(プレックスジョブ)の場合、これまでに1000人以上の電気主任技術者の転職支援実績がありますし、電気主任技術者向けの転職支援に特化したアドバイザーが数多く在籍しています。そのため電験三種で理想の転職を叶えたいなら、電気主任技術者に強いプレックスジョブを活用してください。
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なお他の電気主任技術者に強い転職エージェントを確認したい方は、以下の記事を参考にしてください。
関連記事:
電気主任技術者のおすすめ転職エージェント・転職サイト10選|電験一種・電験二種・電験三種
電験三種で実務未経験の転職に関するよくある質問
最後に電験三種の未経験転職に関するよくある質問に回答します。
電験三種・未経験で実務経験を積むにはどうすればよい?
電験三種の未経験者が実務経験を積むには、未経験OKの会社に転職する方法がおすすめです。
なお電験三種の未経験転職なら、本記事『未経験転職で実務経験を積める電験三種の職種5選』で紹介している、以下5つのいずれかの職種に転職することをおすすめします。
- ビル設備管理
- 保安スタッフ
- 設備保全
- O&M
- メンテナンススタッフ
上記の職種であれば、未経験OKの求人も多いので、電験三種の実務経験を積みやすいでしょう。
電験三種・未経験で転職した際の年収相場はどのくらい?
電験三種で実務経験のない方が転職する場合、初年度の年収相場は300万円〜450万円が目安です。
なぜなら採用する企業にとって、実務経験のない方を採用するのは、育成コストがかかる一方で、会社の戦力になるまでに時間がかかるからです。そのため現職(前職)で一定の年収がある方は、電験三種として転職すると、年収が下がってしまうリスクがあることを頭に入れておきましょう。
ただし電験三種として転職して、実務経験を積みつつ、電験二種や電験一種の資格を取得しながら大手企業にキャリアアップすることで、年収1000万円以上の企業に転職するチャンスもあります。
そのため電験三種で実務未経験から転職する場合は、最初の数年間を修行期間として割り切って、中長期の目線で年収アップをするキャリア設計を考えてください。
実務経験がなくても電験二種なら転職先は広がりますか?
実務経験のない電験三種と電験二種を比べると、実務経験のない電験二種のほうが転職の選択肢は広いです。なぜなら電験二種を取得すると、電験三種では対応できない特別高圧設備の保安監督が可能になるからです。そのため電験二種に合格すると、転職先の幅はグッと広がります。
ただし実務経験のある電験三種と実務経験のない電験二種を比べると、実務経験のある電験三種のほうが転職しやすいケースも多いです。というのも実際に面接をして採用するフェーズになると、資格の他に、実務経験がどのくらい豊富かやトラブル対応の経験をみられることになるからです。
また電験二種は難関資格であり、短期間で取得するのは難しいです。そのため未経験の電験三種で転職と資格(電験二種)取得で迷っている方は、先に転職して実務経験を積むのがおすすめです。
なお転職後に実務経験を積みつつ、電験二種を取得すれば、転職先の幅はさらに広がります。電験二種におすすめの転職先については、以下の記事で詳しく解説しているので参考にしてください。
関連記事:
電験二種の転職は実務未経験でもOK|経験者は引く手あまたで勝ち組な理由
電験三種が電験一種に合格すればどこに転職できますか?
実務経験のない電験三種が電験一種に合格すれば、20代や30代なら大手メーカーや電力会社に転職できる可能性があります。というのも電験一種を取得すると扱える設備の電圧に制限がなくなり、大規模発電所や変電所をはじめ、どの規模の設備でも保安監督業務を担当できるからです。
ただし大規模な設備の保安監督業務を担当するには、実務の現場経験が重要になります。そのため電験三種で未経験の方は、転職して実務経験を積みつつ、電験一種を取得するのが合理的です。
なお実務経験のある電験一種で転職できるおすすめ就職先は、以下の記事を参考にしてください。
関連記事:
電験一種は転職で有利?実務未経験の評価|就職先ごとの年収相場を解説
定年後に電験三種を取得して未経験で転職はできますか?
定年後に電験三種を取得して未経験から転職するのは、現実的に難しいと言えます。
なぜなら企業の採用担当者が定年後の電験三種に求めるのは、即戦力として活躍できる経験者のケースが多いからです。一方で実務経験のない60代向けの正社員求人は、ほとんどありません。
ただし一部の中小規模の事業者なら、契約社員やアルバイトで転職できる可能性もあります。
まとめ|電験三種・未経験者が転職ならプレックスジョブ
本記事では、電験三種の未経験転職について、以下の内容を解説しました。
- 電験三種が実務未経験でも転職できる理由
- 未経験で実務経験を積めるおすすめ転職先
- 【年齢別】電験三種向けの転職先の選び方
- 電験三種が未経験転職をするときの注意点
- 電験三種と電験二種や一種の転職先の違い
本記事で紹介したとおり、電験三種なら年齢次第で未経験でも転職できる可能性があります。
ただし電験三種で実務未経験から転職できる職種は限られており、大手メーカーやインフラ施設の保守・メンテナンス業務への転職は難しいです。一方で、ビル設備管理やメンテナンススタッフなら転職できる可能性が高いため、最初はビル設備管理などで実務経験を積むことを優先させてください。
電験三種の有資格者がビル設備管理などで実務経験を積んだ後、もう一度、転職すれば、大手メーカーやインフラ施設のような高収入のホワイト企業に転職することも可能になります。
当社(プレックスジョブ)では、未経験向けの電気主任技術者の非公開求人を多数抱えており、これまで20代から80代までの幅広い方の転職支援を行っています。登録者限定で一般には公開できない高待遇の非公開求人を多数紹介しているので、以下でぜひ確認してください。もちろん完全無料で利用できます。















