大成建設の中途採用で転職する難易度｜キャリア採用は厳しい？
大成建設の中途採用で転職する難易度は、ゼネコン業界でもトップクラスに高いです。
大成建設は中途採用の応募者数を公開していないので、選考倍率はわかりません。ただし大成建設は2024年度の新卒採用者数が428人に対して、中途採用者数は164人となっています。
年度 | 新卒採用者数 | キャリア採用者数 |
|---|---|---|
2024年度 | 428人 | 164人 |
新卒採用と中途採用の採用人数を見ても、大成建設に中途採用で転職する難易度が高いとわかります。
とはいえ大成建設への転職が不可能なわけではありません。なぜなら大成建設は、2021年以降、急激にキャリア採用の人数を増加させているからです。2020年以降の採用人数の推移は、以下のとおりです。
年度 | キャリア採用者数 |
|---|---|
2024年度 | 164人 |
2023年度 | 102人 |
2022年度 | 69人 |
2021年度 | 28人 |
2020年度 | 11人 |
2023年度以降はキャリア採用者数が100人を超えており、経験者採用にも力を入れているとわかります。だからこそ自分の実力次第では、大成建設に中途採用で転職できる可能性もあるのです。
大成建設は第二新卒でも転職できる？中途採用の難易度は？
大成建設は、第二新卒で転職することが可能です。なぜなら大成建設の採用サイトで、第二新卒を採用しているという文言が記載されているからです。
第二新卒の応募は、キャリア採用と同様の扱いになりますか？
第二新卒の方も新卒採用としての扱いとなります。そのため、入社時の処遇は新卒採用の方と同様になります。
上記からも、大成建設に第二新卒として転職できる可能性があるとわかります。ただし大成建設の第二新卒枠を使って転職するのは、決して簡単ではありません。
なぜなら大成建設に第二新卒で転職を目指す際には、東京大学や慶應義塾大学などから新卒入社を目指す学生や、スーパーゼネコンや大手デベロッパーの経験者と内定を競うことになるからです。
上記のとおり、大成建設に第二新卒で転職するには、他の求職者と内定枠を競う必要があります。だからこそ大成建設は、第二新卒で転職する難易度が高いと言えるのです。
ここまでを聞くと、「自分に大成建設はムリかも」と諦める方もいるでしょう。ただし大成建設に第二新卒での転職が絶対できないわけではありません。なぜなら当社（プレックスジョブ）では、社会人1年目（第二新卒枠）でスーパーゼネコンに転職した事例もあるからです。
そのため「第二新卒枠で大成建設に転職できそうかを確認したい」という方は、ぜひ一度、当社（プレックスジョブ）の担当者に相談してください。スーパーゼネコンを含めた転職支援の実績が豊富な担当者が、あなたの学歴や職歴を確認して、大成建設に転職できそうかを確認いたします。
もちろん完全無料で、相談から転職のご支援まで受け付けています。
大成建設は高卒・高専卒でも転職できる？募集要件は？
大成建設は、高卒・高専卒でも転職できる可能性はあります。
というのも大成建設の中途採用は、学歴よりも即戦力となるスキルや実績が優先されるからです。実際に大成建設の求人票を見ても、多くの求人で学歴の記載がありません。学歴が高いことより、職務経験や能力（保有資格やコミュニケーション能力など）が重視される傾向があります。
だからこそ大成建設は、高卒・高専卒でも転職できる可能性があるのです。
とはいえ高卒・高専卒から、大成建設に転職するのは決して簡単ではありません。一定以上の実務経験があることを前提に、1級施工管理技士や一級建築士、技術士などの難易度の高い国家資格を持っているかどうかが、内定を獲得できるかどうかの基準となるケースも多いです。
実際に当社（プレックスジョブ）では、高卒から10年以上、施工管理の現場で活躍していた方が、スーパーゼネコンの1社に年収1000万円近い条件で転職した事例もあります。そのため大成建設に高卒・高専卒で転職できる可能性は十分あると言えるでしょう。
大成建設に転職しやすい年齢層は？20代・30代は転職しやすい？
大成建設に転職するなら、20代もしくは30代前半までに転職するのが最も有利になりやすいです。
というのも年齢が若ければ、現在の経験やスキルより将来性を見てくれる可能性が高まりますし、大成建設の採用担当社視点でも長期的に活躍してくれる可能性が高いと判断しやすいからです。
実際に大成建設では、若手人材の採用や育成にも力を入れています。日本経済新聞によると、社員定着支援ツールを導入した結果、入社1年目〜8年目の離職率が8％から3.5％まで減少しています。
参照：大成建設、若手社員の離職率が半減 AIで定着支援｜日本経済新聞
また大成建設は、2020年度から2024年度にかけて、20代や30代の比率が年々増加しています。
年度 | 20代の割合 | 30代の割合 |
|---|---|---|
2024年度 | 20.8％ | 22.0％ |
2023年度 | 19.2％ | 21.5％ |
2022年度 | 18.6％ | 21.3％ |
2021年度 | 18.5％ | 20.4％ |
2020年度 | 18.0％ | 19.7％ |
さらに大成建設は、自社で若手人材の採用を増やすだけではなく、20代以下の割合が約30％と高い東洋建設をTOBで買収（完全子会社化）しています。
参照：東洋建設、上場廃止へ 大成建設によるTOB完了｜日本経済新聞
『社員定着支援ツールの導入・20代の比率向上・若手人材の多い会社の買収』の3点は、大成建設がグループ全体で若返りを図ろうとしている経営意思の表れとも言えるでしょう。
だからこそ大成建設に転職するなら、20代か30代前半までに転職するのが最も有利になるのです。
ここまで紹介したとおり、大成建設は第二新卒や高卒でも中途採用で転職することは可能ですし、20代や30代前半などの若手人材のほうが転職に有利になりやすいです。
ただし20代だとしても、大成建設に転職するのは決して簡単ではありません。そこでつづいては、大成建設に中途採用で転職するのが難しい理由について解説します。
大成建設の中途採用の難易度が高い3つの理由
大成建設の中途採用で転職する難易度が高い理由は、以下の3つがあります。
- 新国立競技場など『地図に残る仕事』をしたい人が多いから
- 独自の『現場独立採算制』で自由度の高い社風が人気だから
- 大成建設は平均年収1058万円で福利厚生も充実しているから
新国立競技場など『地図に残る仕事』をしたい人が多いから
大成建設は、新国立競技場や横浜ランドマークタワーなどの地図に名前が残る大規模プロジェクトを数多く施工しています。実際に大成建設が担当するプロジェクトは、歴史に残る大型建造物も多く、テレビや新聞などのニュースでも報道されるのを聞いている方も多いでしょう。
大成建設のブランドスローガンは『地図に残る仕事。』であり、請負金額が数十億円から数千億円に及ぶ大型のプロジェクトが中心です。だからこそ「地図に名前が残るプロジェクトに携わりたい」と考える求職者が多く、中途採用でもハイレベルな求職者が多い状況となっています。
上記のような状況だからこそ、大成建設に中途採用で転職する難易度が高くなっているのです。
独自の『現場独立採算制』で自由度の高い社風が人気だから
大成建設は、現場独立採算制を導入しています。そのため現場の裁量権が比較的大きく、作業現場で働く施工管理技術者や職人が中心となってプロジェクトを推進しやすいです。というのも大成建設はスーパーゼネコンで唯一の非同族経営で、社員が自分たちで会社を作っている意識が強いからです。
この歴史的な背景が、所長や現場代理人を中心に職人や協力会社の意見を取り入れつつ、現場主体でプロジェクトを推進する社風につながっています。
実際にガイアの夜明けでは、若手の女性技術者の提案したアイデアが現場ですぐに採用されるなど、現場の裁量権の大きさをピックアップする特集もありました。
他のゼネコンと比べても裁量権が大きい分、自分の実力を最大限活かしたいと考えている求職者から強い人気があります。だからこそ大成建設は、中途採用で転職する難易度が高くなっているのです。
大成建設は平均年収1058万円で福利厚生も充実しているから
有価証券報告書（2025年3月期）によると、大成建設は平均年収が1058万円となっています。これはゼネコン業界でもトップクラスの水準です。また全国に独身寮や借り上げ社宅を整備しているので、家賃などの生活費をグッと下げられるので、実質の可処分所得は平均年収の1058万円以上に高くなっています。
さらに大成建設は社員の働きやすさやワークライフバランスの改善にも注力しており、男女問わず、2021年度の育児休暇取得率は100％を超えていますし、有給休暇も最大で年20日まで取得できます。
他にも2024年度では、一月あたりの平均残業時間が30.3時間だったり時短勤務やフレックス制度の利用者が増加したりするなど、年々働きやすい環境を整えています。その結果、2024年度の自己都合退職率は、1.5％と低い数字です。厚生労働省の雇用動向調査（令和6年）によると、日本の離職率は平均14.2％なので、大成建設の離職率がかなり低いことがわかります。
上記のとおり、大成建設は平均年収が高く福利厚生も充実している分、離職率が低いため、中途採用では即採用人材が求められます。そのため大成建設は中途採用の難易度が高くなっているのです。
ここまで紹介したとおり、大成建設に中途採用で転職する難易度は高いです。ただし転職活動の前にいくつかのポイントを押さえれば、大成建設に転職できる可能性を最大限高めることが可能です。
そこでつづいては、大成建設の中途採用で転職するためのポイントを解説します。
大成建設の中途採用で転職するためのポイント
大成建設の中途採用で転職するためのポイントは、以下の3つがあります。
- 可能であれば20代～30代の間に転職活動をする
- 提出書類は採用担当者の読みやすさを意識して作成する
- 他のスーパーゼネコンも同時並行で受けて面接に慣れる
可能であれば20代～30代の間に転職活動をする
本記事の『大成建設に転職しやすい年齢層は？20代・30代は転職しやすい？』で紹介したとおり、大成建設に転職しやすい年齢層は20代から30代前半までが目安です。そのため大成建設への転職を目指すなら、できるだけ早めのタイミングで転職活動を開始するのがおすすめです。
なお大成建設の中途採用では即戦力の人材が求められるため、1級施工管理技士や一級建築士などの現場責任者を担当できる国家資格の有資格者や、5年以上の現場経験が求められることが多いです。
ただし第二新卒や20代前半での転職であれば、1級施工管理技士補や2級施工管理技士の資格でもスーパーゼネコンに転職できた事例がありますし、3年未満の経験でも転職のチャンスがあります。
だからこそ可能であれば、できるだけ早めのタイミングで大成建設への転職に挑戦するのがおすすめなのです。とはいえ30代以降で、転職できないわけではありません。1級施工管理技士の有資格者で現場経験がある方なら、40代でも50代でも大成建設に転職できるチャンスはあるでしょう。
提出書類は採用担当者の読みやすさを意識して作成する
大成建設の中途採用は、応募時に履歴書や職務経歴書の提出を求められます。提出した書類をもとに大成建設の採用担当者が、次の選考（Webテストなど）に進めるか判断をしています。
大成建設の中途採用に通過するには、提出する履歴書と職務経歴書で、採用担当者が一目で、経歴や保有する資格を把握できるレイアウトや中身を作成する必要があります。なぜなら大成建設は、転職希望者が多く、書類が「読みにくい」と思われると、その時点で落とされる可能性もあるからです。
また大成建設が扱うプロジェクトは、大手デベロッパーや官公庁などが発注する工事が多いため、他のゼネコンと比べても、書類の不備が大きな損失につながるケースが多いです。そのため大成建設に提出する書類は、誤字脱字や記載ミスがあると、担当者からのマイナス評価を受けやすいです。
だからこそ大成建設に提出する履歴書や職務経歴書は、採用担当者が読みやすいレイアウトや中身を意識したうえで、誤字脱字などのケアレスミスをなくすことが大切なのです。
なお「転職活動検討中だけど履歴書や職務経歴書を作っていない」という方は、ねこ履歴書という無料の書類作成サービスを活用してください。
ねこ履歴書は、スマホやパソコンのブラウザから質問に答えるだけで、履歴書・職務経歴書を作成できる無料のサービスです。ExcelやWordのダウンロード不要で、カンタンに提出用の書類を作成できます。
またPDF形式で出力されるので、そのままデータで書類提出できますし、コンビニや自宅のプリンターで印刷することも可能です。途中で一時保存もできるので、忙しい方はブックマークで活用してください。
一方で「職務経歴書を作ったけど、大成建設の書類選考に通過できるかわからない」や「自分一人で大成建設に通過するレベルの職務経歴書を作れるか不安」という方は、一度、当社（プレックスジョブ）のアドバイザーに相談してみてください。
あなたの履歴書・職務経歴書を、最大限魅力的にするサポートをいたします。
他のスーパーゼネコンも同時並行で受けて面接に慣れる
大成建設を受けるのと並行して、他のスーパーゼネコンや準大手ゼネコンに応募して、面接の経験を積むことをおすすめします。なぜなら大成建設に転職する難易度は高く、いきなり面接を受けると、緊張して上手く答えられずに転職に失敗する可能性が高くなりやすいからです。
一方で他のスーパーゼネコンや準大手ゼネコンで選考を進めると面接自体に慣れるので、大成建設の面接でもリラックスして答えられるようになるでしょう。
またゼネコン各社の面接で問われる施工経験や転職理由は、どの企業でも共通する部分が多いので、本命である大成建設の面接までに志望動機などをブラッシュアップすることも可能になります。
だからこそ大成建設と並行して他のゼネコンの面接を受けることで、大成建設に転職できる可能性が高まるのです。なお大成建設に転職できなかったとしても、他のスーパーゼネコンや準大手ゼネコンで内定を獲得できれば、キャリアアップや年収アップは実現できます。
さらに転職先の企業で経験を積めば、次のステップで大成建設に転職できる可能性がグッと高まります。そのため大成建設を受けるのと同時に、他のゼネコンも応募したほうがよいのです。
なお大成建設だけではなく、他の企業も同時に受けたい方もプレックスジョブはまとめて応募可能です。
プレックスジョブでは大成建設だけではなく、他のスーパーゼネコンや準大手ゼネコン、発注者側のデベロッパーやメーカーの求人も多く保有しています。複数の求人を並行して応募したい方は、以下からプレックスジョブに登録して、どんな求人があるのかを確認してください。もちろん無料です。
大成建設の選考フロー
大成建設の中途採用の選考フローは、総合職（全国・エリア）と契約社員で異なります。
まずは総合職（全国・エリア）の選考フローを見ていきましょう。
大成建設の総合職（全国・エリア）の選考フロー
■STEP1. 応募
大成建設のキャリア採用ページか、プレックスジョブなどの転職エージェント経由で応募できます。
基本的には、職種や支店ごとに募集があり、まとめて複数の職種・支店への応募も可能です。なお複数職種にまとめて応募したい方は、プレックスジョブに登録して、応募を任せるのが便利です。
■STEP2. 書類選考/Webテスト/コンプライアンスチェック
大成建設に応募したあとは、履歴書・職務経歴書を提出することになります。またWeb適正テストと倫理観などを図るコンプライアンスチェックテストを受けることになります。
提出した書類やテストの内容を総合的に見て、大成建設の採用担当者が選考の通過を判断します。
■STEP3. 面接（目安：2回～3回）
書類選考に突破すれば、オンラインか対面で面接をすることになります。
面接の目安は、2回〜3回です。1次選考として、勤務希望部門の担当者と1回〜2回の面接に加えて、筆記試験（小論文）が実施されます。1次試験に通過した方は、役員との最終面接に進みます。
■STEP4. 結果通知
面接の結果、合格となれば、内定通知や労働条件通知書が届きます。労働条件通知書には、従事する仕事内容・給料・賞与・休日などの重要な情報が記載されるので、しっかり確認しましょう。
複数の企業から内定がある場合は、条件を比較して、内定を承諾する企業を考えてください。
■STEP5. 内定承諾
実際に内定承諾を伝えた場合は、正式に採用が決定します。
現職のプロジェクトや引き継ぎ期間を考慮して、いつから働けるかもあわせて伝えてください。
大成建設の契約社員（有期雇用）の選考フロー
■STEP1. 応募
契約社員も総合職の選考と同じように、大成建設のキャリア採用ページか、プレックスジョブなどの転職エージェント経由で応募できます。
■STEP2. 書類選考
総合職の選考とは異なり、Webテストやコンプライアンスはありません。
提出した履歴書や職務経歴書をもとに、大成建設の採用担当者が選考の通過を判断します。
■STEP3. 面接（目安：1回～2回）
書類選考に突破すれば、オンラインか対面で面接をすることになります。
面接の目安は、1回〜2回です。総合職の選考とは異なり、役員面接はありません。
■STEP4. 結果通知
面接の結果、合格となれば、内定通知や労働条件通知書が届きます。労働条件通知書には、従事する仕事内容・給料・賞与・休日などの重要な情報が記載されるので、しっかり確認しましょう。
複数の企業から内定がある場合は、条件を比較して、内定を承諾する企業を考えてください。
■STEP5. 内定承諾
実際に内定承諾を伝えた場合は、正式に採用が決定します。
現職のプロジェクトや引き継ぎ期間を考慮して、いつから働けるかもあわせて伝えてください。
本記事で紹介してきたとおり、大成建設に中途採用で転職するのは難しいです。
とはいえ大成建設への転職が難しい人が多い一方で、転職できる可能性も高い人もいます。そこでつづいては、大成建設の中途採用で転職に有利になりやすい人の特徴を解説します。
大成建設の中途採用で転職に有利になりやすい人の特徴
大成建設の中途採用で転職に有利になりやすい人の特徴は、以下のとおりです。
- 同業のスーパーゼネコン・準大手ゼネコンの経験者
- サブコンで現場代理人・主任技術者の経験がある人
- 現場で業務改善を推進した経験がある人
- IT化・DX化に前向きでBIMなどを使いこなしている人
- 20代前半や第二新卒で1級施工管理技士（補）の有資格者
同業のスーパーゼネコン・準大手ゼネコンの経験者
現職または過去に、鹿島建設・大林組・清水建設・竹中工務店などのスーパーゼネコンや、長谷工コーポレーション・前田建設・戸田建設などの準大手ゼネコンで働いた経験のある人は、即戦力と判断されやすいので、大成建設に転職できる可能性が高いと言えます。
とくに数億円以上のプロジェクトで、現場代理人や次席の経験があると、「大規模プロジェクトの組織体制がわかっている」や「入社後すぐに現場を任せられる」と高い評価を得やすいでしょう。
サブコンで現場代理人・主任技術者の経験がある人
サブコン出身者でも、1級施工管理技士の有資格者で現場代理人や主任技術者の経験がある方は、大成建設の転職に有利になりやすいです。なぜならデータセンターやプラント工場など、設備関連の建設が増加している影響で、即戦力で活躍できるサブコンの技術者が求められているからです。
実際に大成建設の一部の求人では、歓迎条件として『サブコン出身者』の記載があり、サブコンで働いていた方も選考に有利だとわかります。また当社（プレックスジョブ）でも、サブコンからスーパーゼネコンに転職した事例もあるので、サブコン経験者は転職しやすいと言えるでしょう。
現場で業務改善を推進した経験がある人
過去に業務プロセスや生産性を改善するために、自分が主体として、業務改善の経験がある方も、大成建設に転職する際の強みとなります。というのも建設業界でも、2024年から時間外労働の上限規制が適用された影響で、大成建設でも長時間労働に頼った運営体制ができなくなったからです。
そのため現場での段取り改善やデジタルツール導入などで、業務を効率化した経験を持つ人材は、大成建設でも高く評価されるでしょう。現場での経験やスキルが劣っていたとしても、業務改善の推進経験がある方なら、現場での経験年数が長い方より高い評価を得ることも可能となるのです。
IT化・DX化に前向きでBIMなどを使いこなしている人
IT化やDX化に前向きで、現職でBIMやCIMなどを使いこなしている方は、大成建設の転職に有利になりやすいです。
なぜなら大成建設は『【TAISEI VISION 2030】達成計画・中期経営計画（2024-2026）』の中で、「DX（デジタル・トランスフォーメーション）のために、全社横断的な推進体制、変革のスピードアップとデジタル人財の確保が必要」と明言しているからです。
また中期経営計画では、経営の基本方針で「喫緊の課題である担い手不足の解消に向け、生成AI・自動化・遠隔化等の技術を活用し、生産性を向上、生産プロセスを革新」とも記載しています。
つまり大成建設では、外部から採用する人材にもIT化・DX化を強く求めていると言えます。
だからこそ現職でBIMやCIMなどを使いこなしている方は、大成建設に転職しやすいのです。
20代前半や第二新卒で1級施工管理技士（補）の有資格者
20代前半や第二新卒で1級施工管理技士や1級施工管理技士補の資格を持っている方は、大成建設に転職しやすいと言えます。というのも1級施工管理技士は、大規模プロジェクトでも現場代理人を担当できる国家資格であり、20代前半で持っていると将来性を高く評価されやすいからです。
実際に当社（プレックスジョブ）でも、20代前半で1級建築施工管理技士補を持っていた方が、スーパーゼネコンに転職できた事例があります。だからこそ20代前半や第二新卒のような若手で、1級施工管理技士や1級施工管理技士補の有資格者は、大成建設に転職しやすいと言えるのです。
大成建設の転職に関するよくある質問
最後に大成建設の転職に関するよくある質問に回答します。
大成建設の中途採用は何歳までですか？
大成建設の中途採用では、明確な年齢制限の設定はありません。そのため20代でも50代でも、応募可能となっています。実際に当社（プレックスジョブ）では、50代でゼネコンへの転職に成功した事例もありますし、40代でスーパーゼネコンに転職した事例もあります。
ただし大成建設の定年は65歳となっているので、事実上は、65歳未満が年齢制限となります。なお基本的には、年齢を重ねるごとに、転職する難易度は高くなると考えておきましょう。
大成建設はキャリア採用・経験者採用がありますか？
大成建設は、キャリア採用・経験者採用を実施しています。なお大成建設は、2024年度のキャリア採用の人数が164人まで増加しており、経験者の採用間口が広がっていると言えます。
年度 | キャリア採用者数 |
|---|---|
2024年度 | 164人 |
2023年度 | 102人 |
2022年度 | 69人 |
2021年度 | 28人 |
2020年度 | 11人 |
実際に2025年12月時点では、100以上の職種で募集があります。
現職（前職）がどこだと大成建設に受かりやすいですか？
大成建設に転職する方の出身企業は、スーパーゼネコンや準大手・中堅ゼネコン、大手サブコンで働いている方が多いです。というのも大手ゼネコンや大手サブコンの出身者であれば、大成建設で即戦力として活躍できる可能性が高くなっているからです。
大成建設からゼネコン以外にも転職できますか？
大成建設から転職していく人の転職先としては、他のスーパーゼネコンや中堅ゼネコンをはじめ、デベロッパー、プラント企業、建材メーカーといった発注者側企業に転職する方も多いです。
大成建設は契約社員で転職して正社員になるのは可能ですか？
大成建設の契約社員として入社して、正社員になるのは可能です。
実際に大成建設のキャリア採用ページでは、以下の記載があります。
Q. 契約期間の延長や正社員への登用はありますか？
A. 最長1年間の有期雇用契約ですが、契約満了時の業務量・勤務成績などによって契約を更新する場合があります（最長5年）。また、会社が定める公的資格（一級建築士・一級施工管理技士など）を取得し、社内の登用試験に合格した場合は、総合職社員（全国またはエリア）に登用されることがあります。
引用：FAQ｜大成建設株式会社
上記からも一定の条件を満たせば、契約社員からの正社員登用も可能だとわかります。
まとめ｜大成建設への転職なら建設業特化のプレックスジョブ
本記事で紹介したとおり、大成建設の中途採用の難易度は高く、転職は難しいです。とはいえ大成建設への転職が不可能なわけではなく、以下のポイントを意識すれば内定の獲得に近づきます。
- 可能であれば20代～30代の間に転職活動をする
- 提出書類は採用担当者の読みやすさを意識して作成する
- 他のスーパーゼネコンも同時並行で受けて面接に慣れる
また大成建設本社にいきなり正社員で入るのが難しい場合でも、中堅ゼネコンを経由したり、正社員登用できる契約社員で求人応募すれば、最終的に大成建設の正社員を目指すことが可能です。
いますぐ大成建設への転職に成功したい方はもちろん、上記のように戦略的なキャリアパスを意識して転職活動をしたい方も、一度、プレックスジョブの担当者に相談してください。
あなたが大成建設に転職できるように、完全無料で専門の担当者が徹底的にサポートいたします。
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