大型免許の取得はドライバーにとって強力な武器になりますが、自己負担で数十万円を支払うのは大きな決断です。
トラック協会や自治体、さらには転職先の企業が用意している「補助金制度」を活用すれば、実質的な負担を大幅に減らすことが可能です。
本記事では、大型免許取得に役立つ補助金制度の種類や特徴、給付の条件、申請までの流れなど補助金について詳しくご紹介します。
この記事を最後まで読み、大型免許取得の際の補助金について理解を深めましょう。

大型免許の取得はドライバーにとって強力な武器になりますが、自己負担で数十万円を支払うのは大きな決断です。
トラック協会や自治体、さらには転職先の企業が用意している「補助金制度」を活用すれば、実質的な負担を大幅に減らすことが可能です。
本記事では、大型免許取得に役立つ補助金制度の種類や特徴、給付の条件、申請までの流れなど補助金について詳しくご紹介します。
この記事を最後まで読み、大型免許取得の際の補助金について理解を深めましょう。

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大型免許の取得には、国の「教育訓練給付制度」や自治体・トラック協会の助成金などを利用して費用を抑えることが可能です。
まずは、代表的な3つの補助金制度の概要を確認しましょう。
補助金制度 | 詳細 |
|---|---|
教育訓練給付制度 | 厚生労働大臣が指定する自動車教習所で大型免許を取得した場合、取得費用の20%(最大10万円)の補助を受けることが可能。 |
トラック協会の補助金 | 都道府県のトラック協会が、地元の会員企業に所属する従業員を対象に補助金を支給するケースあり。 |
企業による「資格取得支援制度」 | 運送会社に入社・就職する際、会社が教習費用の全額または一部を負担する制度。 |
各補助金を利用した場合、最終的な自己負担額の目安は以下のようになります。
補助金制度 | 自己負担額の目安 |
|---|---|
教育訓練給付制度 | 28~32万円 |
トラック協会の補助金 | 8~13万円 |
企業による | 0~数万円 |
※普通免許(MT)から通学して取得した場合の概算です。
注意点として、企業の「資格取得支援制度」には、免許取得後に3年間など一定期間の継続就業が条件となっている場合が多く、支援の範囲も企業ごとに異なるため事前の確認が不可欠です。
それぞれの補助金制度には、以下のようなメリットやデメリットがあります。
ご自身に合ったものを適切に選ぶことが大切です。
補助金制度 | メリット | デメリット |
|---|---|---|
教育訓練給付制度 | 誰でも(要件を満たせば)受講費用を抑えられる | 先に全額を自己負担で支払う必要がある |
トラック協会の補助金 | 返済不要の補助金で経済的負担を最小限にスキルアップできる | 申請まで時間がかかる |
企業による「資格取得支援制度」 | 自己負担を極限まで抑えてキャリアを築ける | 一定期間働かないと全額返還を求められる場合がある |
以降の章で、それぞれの補助金の特徴について詳細にご説明します。
この章では、そもそも大型免許を取得するメリットについてご説明していきます。
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大型免許取得によって大幅な収入増が見込め、物流需要の高騰による高い安定性が最大のメリットです。
大型トラック運転手の給料は運送業界内でも高く、全産業平均を上回る水準にあります。
以下の表は、車両区分別の年収・給料平均の比較です。
比較対象 | 年収平均 | 給料平均 |
|---|---|---|
大型トラック | 約500万円 | 約42万円 |
準中型トラック | 約460万円 | 約39万円 |
中型トラック | 約420万円 | 約35万円 |
全産業平均 | 約478万円 | 約39万円 |
引用元:公益社団法人 全日本トラック協会
背景には、長距離運行を中心とする業務特性があり、手当や歩合給が収入へ反映されやすい点が挙げられます。
具体的には、走行距離に応じた運行手当や夜間走行による深夜割増などが発生し、稼働負荷が給与へ直接加算される仕組みです。
また、大型トラックは車体が大きく高度な運転技術が求められるほか、積み降ろし作業や正確な運行管理といった実務能力も給与に反映されています。
これらの専門性や業務負荷が評価対象となるため、大型トラック運転手は他の車両区分と比較して高い給与水準を維持しやすい職種といえます。
大型トラックの年収についてより詳細に気になる方は、以下の記事もご覧ください。
大型トラック運転手の平均年収はいくら?手取りや地域差・仕事内容での違いを解説
大型免許は、運送業界でとくに評価される運転資格のひとつです。
実際に、小型トラックドライバーと比較すると年収は100万円以上上がることも珍しくありません。
国内のトラック台数の中でも、大型車両は約50%近くを占めており、多くの運送企業が常に優秀な大型ドライバーを求めています。
そのため、大型免許を持っているだけで応募できる求人の選択肢が一気に広がります。
補助金を検討する前に、まずは自分が取得条件を満たしているか、どれくらいの期間と費用がかかるのかを把握しておきましょう。
大型免許(第一種)の取得には、原則として「21歳以上」かつ「普通車などの運転経験が通算3年以上」が必要です。
視力や深視力、色識別能力などの身体要件も満たす必要があります。
2022年より特例教習を受講することで、19歳・経験1年でも取得可能となりました。
取得条件 | 詳細 |
|---|---|
年齢・経験 | 21歳以上かつ普通・準中型・中型・大特のいずれかの免許保有歴が通算3年以上(免停期間を除く) |
特例 | 受検資格特例講習の受講で、19歳以上かつ経験1年以上で取得可能 |
視力 | 両眼0.8以上、かつ片眼0.5以上(眼鏡・コンタクト可) |
深視力 | 三桿法(さんかんほう)の測定を3回行い、平均誤差が2cm以内 |
色覚 | 赤、青、黄の3色が識別できること |
聴力 | 10mの距離で90デシベルの警報音が聞こえること(補聴器可) |
また、注意点は以下の通りです。
大型免許の取得日数は、教習所への通い方と、所有免許の種類によって変わります。
普通免許から大型免許を目指すのか、中型免許から大型免許へステップアップするかで、必要な教習時間が変わるイメージです。
保有免許 | 合宿免許の目安 | 通学の目安 |
|---|---|---|
普通免許 | 最短約13日 | 20日~40日程度 |
中型免許 | 最短7~9日程度 | 2か月以上 |
準中型免許 | 最短約12日 | 2ヶ月以上 |
実際の取得日数は、教習所の混雑状況や検定の合否、通学ペースによって前後します。
合宿免許であれば、短期集中で取得できるため、有給休暇などを活用して一気に終わらせたい方に向いています。
大型免許の取得費用は、所有免許によって変わります。
普通免許から大型免許を取得する場合、最も費用が高くなります。
所有免許 | 合宿費用の目安 | 通学の費用の目安 |
|---|---|---|
普通免許 | 26万円前後 | 35万~40万円前後 |
中型免許 | 19万円前後~ | 25万~30万円前後 |
準中型免許 | 19万円前後~ | 30~37万円前後 |
一発試験は教習所に通うより出費を抑えられるのがメリットですが、難易度が高く、受験回数が増えるとトータル費用が膨らむおそれもあります。
自分のスキルやスケジュールに合わせて選びましょう。
一発試験の費用項目 | 詳細 |
|---|---|
受験料 | 3,900円 |
試験車使用料 | 3,000円 |
免許証交付料 | 2,350円 |
取得時講習受講料 | 24,150円 |
一発試験は出費を大幅に抑えられますが、合格率は非常に低く、不合格を繰り返すと結果的に教習所に通うより高くつくリスクがあるため、慎重な判断が必要です。
大型免許の取得に関して、より詳細に知りたい方は以下の記事をご覧ください。
大型免許とは?取得方法から費用・日数まで徹底解説!
個人で免許取得を目指す場合に最も利用しやすいのが、「教育訓練給付制度」です。
教育訓練給付制度は、働く人の主体的なスキルアップを支援するため、厚生労働大臣が指定する講座を修了した際に、費用の一部がハローワークから支給される雇用保険の制度です。
種類 | 給付率 | 上限額(最大) |
|---|---|---|
一般教育訓練 | 20% | 10万円 |
特定一般教育訓練 | 40% | 20万円 |
引用元: 厚生労働省「教育訓練給付制度」
特定一般教育訓練を利用する場合はめったにありませんが、利用する場合は受講前手続きが必要になります。
教育訓練給付制度(一般教育訓練)を利用することで、大型免許取得の自己負担額は28〜32万円に抑えることができます。
※普通免許(MT)から通学して取得した場合
注意点は、雇用保険に加入していない公務員や自営業者は対象外であること。また、分割払いの場合は、修了時点までに支払った金額が対象となります。
雇用保険に加入している(いた)方で、以下の条件を満たす必要があります。
教育訓練給付制度の申請の流れは以下の通りです。
①対象講座の検索
ハローワークの「教育訓練講座検索システム」で講座を選ぶ。
②訓練前キャリアコンサルティング
特定一般の場合、受講開始の2週間前までにハローワークでコンサルティングを受け、ジョブ・カードを作成する必要がある。
③受講・修了
講座を受講し、修了する。
④申請
修了日の翌日から1ヶ月以内に、自身の住所を管轄するハローワークへ書類(教育訓練給付金支給申請書など)を提出する。
現在すでに運送会社に勤務している、あるいは勤務予定がある場合は「トラック協会の補助金」がおすすめです。
トラック協会による大型免許取得の補助金(助成金)は、運送事業者が従業員のキャリアアップや若手確保のために利用できる制度です。
各都道府県のトラック協会が会員事業者に対して、ドライバーの大型免許や中型・牽引免許取得費用を助成しています。
事業者が従業員に大型免許を取得させた場合、教習所費用の一部を助成します。
概算で1人当たり賃金助成として2万4千円、講習費用として15万円、合わせて17万円程度の助成金を受給することができます。
トラック協会の補助金を利用することで、自己負担額は8〜13万円に抑えることが可能になります。
※普通免許(MT)から通学して取得した場合
引用元:公益社団法人 全日本トラック協会「助成活用の手引き」
会員であること(または加入予定)が必須です。
なお、助成の財源は地方自治体からトラック協会に交付される「運輸事業振興助成交付金」です。
都道府県ごとの限定条件は以下の通りです。
補助金を受けたい方は、お住まいの地域のトラック協会ホームページで確認してみましょう。
申請を行うのは、ドライバー個人ではなく「事業主(トラック協会会員)」です。
自社が所属する都道府県のトラック協会に入会していることが前提となります。
申請までの詳細な流れは以下の通りです。
①制度内容の確認(最重要)
各都道府県のトラック協会ごとに「助成金額」や「申請期間」が異なります。
②教習所の選定と事前準備
指定自動車教習所に申し込みます。
③トラック協会へ事前申請
教習所への入校前に、作成した申請書類を所属する都道府県のトラック協会へ郵送または持参します。
この章では、近年増えている勤務先の「資格取得支援制度」について詳細にご説明します。
大型免許の資格取得支援制度は、運送会社などが未経験者や普通・中型免許保有者を対象に、大型自動車免許(一種・二種)の取得費用(数十万円程度)を会社が負担・補助する制度です。
慢性的なドライバー不足を背景に、多くの企業が導入しており、取得費用を無料または分割返済なしにするケースが増えています。
また、企業によっては、入社時に「入社支度金」として20万円程度を支給し、それを免許取得費用に充てられるケースもあります。
以下の点には注意しましょう。
現在の職場で支援が受けられないのであれば、支援制度が充実している会社へ転職するのがおすすめです。
プレックスジョブが保有するドライバー求人約13,000件のうち、なんと7,000件以上が「免許取得支援制度あり」の求人です。
ここまでの説明で、資格取得支援を受けられる会社に転職したいと思った方は、プレックスジョブなどの転職エージェントを利用することをおすすめします。
転職エージェントは、資格取得支援の有無や必要な免許・スキルなど、一般に掲載されていない情報も持っているため、自分に合った会社を選ぶことが可能です。
その他にも、転職をサポートするためのサービスを提供しています。
例えばプレックスジョブでは、以下のようなサポート体制を整えています。

免許取得支援制度でドライバーデビューやステップアップを叶えたい方はぜひご相談ください。
大型免許の取得は補助金を利用することで、自己負担額を抑えスキルアップを叶えることができます。
また、補助金には様々な種類があるため、自分に最適な補助金を選びましょう。
免許や資格取得のサポートが充実している会社に転職してみたいと思ったら、ぜひプレックスジョブをご利用ください。
プレックスジョブでは、実績豊富な専任のアドバイザーが転職活動を最後までサポートいたします。

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