建築施工管理の職務経歴書の見本・テンプレート|ダウンロード可
建築施工管理の職務経歴書に使える見本・テンプレートを、今すぐにダウンロードしたい方は、以下からダウンロードしてください。
建築施工管理の職務経歴書の見本・テンプレートを解説
建築施工管理の職務経歴書の見本・テンプレートは、以下のとおりです。
以下の画像に数字を記載しているとおり、職務経歴書に記載する内容は、大きく7つに分類できます。


ここから、各箇所を記載するときのポイントを解説します。
1. 日付・氏名の書き方

職務経歴書の上部には、日付と氏名(フルネーム)を記載します。記載する箇所は、最上部のタイトル(職務経歴書)から、一行改行して、右寄せした場所です。記載する日付は、以下のとおりです。
- メールで職務経歴書を送付:メール送信日を記載
- 郵送で職務経歴書を送付:ポストの投函日を記載
- 面接に職務経歴書を持参:面接当日の日付を記載
なお日付の記載は、西暦・和暦(令和など)のどちらを利用しても問題ありません。ただし職務経歴書で西暦を使う場合は、履歴書や工事経歴書なども西暦表記で統一するようにしてください。
以下に職務経歴書で、日付と氏名を書く際のポイントをまとめました。
☆記載のポイント☆
- 氏名はフルネームで記載する※旧姓・略称不可
- 正しい日付を記載する※提出方法による
- 他の書類と西暦・和暦は統一する
2. 職務要約の書き方

職務経歴書の職務要約では、建築施工管理としてのあなたの担当工事やスキルを端的に記載します。
採用担当者は、職務要約をパッと見て、「自社の建築施工管理として活躍してくれそうか」を数秒単位で判断しています。そのため職務要約では、あなたの建築施工管理の経験を全力でアピールしてください。具体的には、以下のポイントを抑えておくことが大切です。
☆記載のポイント☆
- 経験職種と年数を書く
→例:大学卒業後、〇〇年間、建築施工管理に従事しました - 転職先の企業と関連した経験を書く
→例:現場代理人としてRC造のマンションの新築工事を担当しました - 具体的な数字を盛り込む
→例:主任技術者としてRC造の分譲マンション(15階建、予算20億円)の新築工事を担当し、QCDSEに取り組み、工期内無事故・無災害での竣工を実現
なお建築施工管理が職務経歴で使える例文は、以下の記事でまとめているので参考にしてください。
関連記事:
施工管理の職務要約で高評価の例文と書き方
3. 職務経歴の書き方

職務経歴で記載する内容は、主に以下の4つです。
- 所属する会社(正式名称・従業員数など)
- 在籍期間
- 工事の概要(担当期間・工事名など)
- 自分の担当業務(業務内容・役割など)
自分の担当工事を、時系列でまとめるようにしましょう。なお業務内容や主な取り組みで、応募先の企業と関連することを書いておくと、採用担当者の興味を引く職務経歴になります。
たとえば取り組みで、「BIMを活用した施工図調整とフロントローディングの推進」と書けば、即戦力をアピールできるでしょう。また「30名規模の協力会社を統括し、工期内無事故・無災害での竣工を実現」と記載すれば、工事の安定感をアピールできるので、採用担当者からの評価が高まりやすくなります。
☆記載のポイント☆
- 読みやすくなるよう箇条書きで書く
- 主な取り組みを書いてアピールする
- 建築施工管理としての実績を明確に書く
4. 活かせる経験の書き方

活かせる経験・知識・技術の欄には、自分が応募先の企業で貢献できる内容を箇条書きで記載します。
関連する経験や技術を多く記載することで、採用担当者に「〇〇という経験を自社で活かしてくれそう」という印象を与えやすくなります。ただし応募企業に関連のない経験や知識を記載すると、採用担当者に「この求職者は会社への理解がない」と判断されるリスクが高まるので注意が必要です。
なお20代や第二新卒かつ大学で建築や土木を専攻していた方は、将来性や施工管理の適性、業務理解をアピールするために、大学の専攻をアピールするのも有効な手段です。
■箇条書きの例文
- 〇〇大学△△△学部で建築学を専攻
- BIMを活用した施工図調整とフロントローディングを推進経験
- RC造分譲マンションおよびS造オフィスビルの新築工事での施工管理経験
☆記載のポイント☆
- 活かせる経験・知識・技術は、箇条書きで書く
- 応募企業で即戦力として貢献できる内容を書く
- 採用企業側のメリットをイメージしながら書く
5. PCスキルの書き方

PCスキルの欄で、最低限、書いておきたい内容は3つです。
- Word
- Excel
- PowerPoint
現場で働いている人には、適切にPCを使える人が多くありません。そのためPCスキルが初級レベルでも重宝される会社もあります。また以下の3つを使える方は、積極的に記載しましょう。
- CAD
- 写真編集ソフト
施工管理の実務に直接活きるスキルとして、採用担当者からの高評価を得やすくなります。
☆記載のポイント☆
- 応募する企業で必要なPCスキルを把握する
- 業務に関連するスキルを具体的な表現で書く
- PCスキルは初級レベルでも書いたほうがよい
6. 保有資格の書き方

保有資格を記載する欄には、施工管理と関連性のある資格を必ず記載しましょう。
とくに施工管理技士(一級建築施工管理技士や二級建築施工管理技士)の資格は、必ず書いてください。なお施工管理技士だけではなく、建築士・監理技術者証・玉掛け・など、建築施工管理に関連する資格も正式名称で書きます。また保有資格を記載する際には、取得年月も合わせて明記してください。
☆記載のポイント☆
- 建築施工管理技士の保有者は必ず書く
- 建築士や玉掛けなどの関連資格も書く
- 資格を取得した年月も合わせて書く
7. 自己PRの書き方

自己PRの欄では、過去の経験から培ったスキルや強みを書いて、自分の魅力をアピールできます。
自己PRの文章をみて、「この求職者と面接で話してみたい」と判断する採用担当者も多いので、自分の魅力を最大限伝えられるよう工夫しましょう。なお文字数は、300文字~400文字でまとめてください。
また自己PRを記載するときは、建築施工管理から建築施工管理に転職する方は、過去の施工経験や実績を直接活かせるのでアピールしやすいです。一方で異業種に転職する方は、自分の経験およびポータブルスキルが、応募先の企業でどのように活かせるかを考えて、自己PRを作成することが大切になります。
ここでは応募先の業種ごとに、自己PRの書き方と例文を紹介します。紹介する例文を参考にしながら、自分なりにカスタマイズして、応募先企業の採用担当者に刺さる自己PRを考えてみてください。
建築施工管理から建築施工管理への転職の場合
建築施工管理から建築施工管理(同業種)の転職では、施工実績が最大のアピールポイントになります。
採用担当者は、あなたが担当した工事の種類・規模・構造を見て、自社の案件でも活躍してくれそうかを判断しています。たとえばRC造マンションの施工が多い会社だと、RC造やマンション工事など、会社と関連性の高い施工管理経験をアピールしたほうが、採用担当者からの高評価を得やすいです。
また施工経験の多い方は、直近3年~5年の主要プロジェクトに絞って記載して、それより前の施工経験は工事経歴書で書いたり、面接で直接伝えたりするのがよいでしょう。一方で施工経験が少ない方は、自分の施工管理経験をもとに、培ったスキルや得た学びを詳細に記載することがおすすめです。
建築施工管理から建築施工管理の転職で使える、自己PRは以下のとおりです。
■例文
私の強みは、工事コスト削減の意識を徹底して、プロジェクトの利益を最大化できることです。現職では10年間、主にRC造の分譲マンション(10〜15階建、5億〜10億円規模)の新築工事に現場代理人として従事しました。特に〇〇プロジェクトでは、資材価格の高騰とタイトな工期が重なる厳しい状況でした。 そこでBIMを活用した施工図のフロントローディングを徹底し、協力会社の定例会議を週1回から週2回に増やして密に連携しました。その後、資材の発注タイミングの最適化と代替工法の積極的な提案を行った結果、品質を維持したまま3%のコスト削減(約1,500万円)し、2週間の工期短縮を実現しました。貴社のプロジェクトでも、私のコスト管理能力と折衝経験を活かすことで、貢献できると考えております。
建築施工管理から土木施工管理への転職の場合
建築施工管理から土木施工管理への転職では、業務内容の共通点を活かせるとアピールできます。
なぜなら建築と土木の施工管理は対象となる建造物や必要な専門知識が異なるものの、業務の中心となるスキル(QCDSE)が共通しているからです。たとえば建築も土木も、品質管理や安全管理が重要です。そのため「培ってきた調整力をインフラ整備で役立てたい」など、共通点のアピールが有効となります。
また一級土木施工管理技士に向けて学習中など、新しい分野の学習意欲を示すこともプラスに働きます。なお大学で土木関連を専攻していた方は、大学で学んでいた内容を書くのもおすすめです。
建築施工管理から土木施工管理の転職で使える、自己PRは以下のとおりです。
■例文
私の強みは、多くの関係者と連携し、徹底した安全管理を実現する調整力です。現職では、10年間、建築施工管理として、市街地のS造オフィスビル建設など、第三者安全に細心の注意が必要な現場を多く経験しました。たとえば〇〇駅前再開発プロジェクトでは、隣接する商店街や交通機関と綿密な協議を重ね、搬入ルートや夜間作業の計画を最適化。作業員へのKY活動を徹底し、工期内で無事故・無災害での竣工を達成しました。 建築施工管理と土木施工管理で対象となる建造物は変わりますが、QCDSEの重要性は共通していると認識しております。建築施工管理として培った現場管理能力は、貴社のインフラ整備事業においても貢献できると考えております。
建築施工管理から異業種(デベロッパー)への転職の場合
建築施工管理から異業種(デベロッパー)への転職では、建築施工管理として得た経験を転職先の企業でどのように活かせるかをアピールすることが重要になります。
なぜなら過去の施工管理業務を直接的に活かせるわけではなく、未経験の転職と近い形になるからです。そのため職務経歴書では、建築施工管理の専門知識をアピールしつつ、その経験から得た学びやスキルで転職先の企業でどのように貢献するかを書く必要があるのです。
たとえばデベロッパーは、折衝や近隣調整が多いです。建築施工管理で、施主・テナント・近隣住民との交渉経験などがあれば、自己PRに盛り込みましょう。またプレゼンテーションスキルも評価されます。工事説明会などで、住民の説得に成功した経験や社内調整の取りまとめ実績なども書いてください。
建築施工管理から異業種(デベロッパー)の転職で使える、自己PRは以下のとおりです。
■例文
私の強みは、発注者と施工者の双方の視点を理解し、プロジェクトを成功に導く折衝力です。現職では、10年間、施主様からの急な設計変更や近隣住民様からの要望に対し、施工管理の立場で第一窓口として対応してまいりました。たとえば〇〇プロジェクトでは、施主様のデザイン要求と予算の間で大きな乖離が発生しました。 そこで私は、代替工法と資材のVE提案資料を作成・提示し、デザイン性を損なわずに約5%のコストダウンを実現する案を立案し、施主様に交渉。最終的には、納得していただき、工期内に高品質な建物を完成できました。私の折衝経験は、貴社のデベロッパー業務において、事業計画の策定やゼネコンのマネジメントを円滑に進める上で必ず活かせると考えております。
なお採用担当者に刺さる施工管理の自己PRの書き方は、以下の記事で詳しく紹介しているので、参考にしてください。
関連記事:
施工管理の自己PRで受かる書き方【例文45選+NG例付き】
8. 職務経歴書に書かないこと(志望動機・転職理由)
基本的に職務経歴書は、志望動機や転職理由を記載する必要はありません。
また趣味や特技など、業務内容に関係ない内容は書かないようにしましょう。採用担当者が職務経歴書で見ているのは、あなたの業務や経験が会社で活かせそうかというポイントです。
転職理由や志望動機は、面接の際に聞かれます。そのため面接で答えるようにしてください。
関連記事:
施工管理の志望動機・志望理由の例文30選
施工管理の転職理由|面接・書類で好印象を与えるポイントと例文7選
建築施工管理の職務経歴書で受かる書き方のポイント5選
建築施工管理の職務経歴書で、採用担当者から高評価を得て受かるには、以下の5つを意識しましょう。
- 担当プロジェクトは数字(規模・金額・工期)を使って詳細に書く
- 担当プロジェクトはすべて書いて後から削る
- 建築施工管理技士の保有者は資格を必ず明記する
- マネジメント経験(後輩指導・チーム運営)も忘れずに書く
- 職務経歴書ベースで面接での質問があることを踏まえて書く
担当プロジェクトは数字(規模・金額・工期)を使って詳細に書く
担当プロジェクトの内容を記載する際は、数字(規模・金額・工期)を使って書きましょう。
たとえば「大規模な現場を担当」という抽象的な表現より「10階建てRC造マンション(5億円規模)を工期12ヶ月で担当」という具体的な表現のほうが、あなたの実績・能力・スキルが具体的に伝わります。とくに規模・工期・役職や四大管理での担当内容は、具体的に記載するのがよいでしょう。
企業の採用担当者は、求職者の経験が自社の扱っているプロジェクトに活かせそうかを確認しています。工事の延床面積、階数、金額、工期、管理した人数など、数字で示せるものは具体的に記載しましょう。
担当プロジェクトはすべて書いて後から削る
職務経歴書を作成する際は、まず担当したプロジェクトをすべて洗い出してください。
担当プロジェクトや施工経験をすべて洗い出すことで、忘れていた実績や自分では当たり前と考えていた強みが見つかりやすくなります。その上で、応募先企業の事業内容や求める人物像に合わせて、アピール効果の高いプロジェクトに絞り込んだり、記述内容に濃淡をつけたりします。
とくに担当したプロジェクト数が多いベテランの方は、職務経歴書にすべて書き込む必要はありません。逆に情報量が多くなりすぎて、採用担当者に自分の専門性や強みが伝わりづらくなるリスクもあります。業務経験を洗い出した後に、企業で活かせそうなプロジェクトを3件〜5件選別して記載してください。
一方で担当プロジェクトが少ない方は、担当案件のプロジェクトで記載する内容を充実させてください。施工管理は人手不足で未経験歓迎の会社も多いので、1案件のみの経験でも重宝される会社もあります。たとえば1案件でも複数業務を経験していれば、『品質・安全・工程管理を担当』などと書きましょう。
建築施工管理技士の保有者は資格を必ず明記する
一級建築施工管理技士・二級建築施工管理技士の資格を保有している方は、必ず記載してください。
なぜなら施工管理の採用は、建築施工管理技士の保有が一つの選考基準となっているからです。資格欄で正式名称と取得年月を記載するのはもちろん、自己PRで一級建築施工管理技士が担当する監理技術者や二級建築施工管理技士で担当できる主任技術者の経験を書くのも有効なほど重要になります。
実際、スーパーゼネコン5社では、一級建築施工管理技士の保有が応募条件になっているほどです。
会社名 | 応募条件(資格) |
|---|---|
鹿島建設 | 一級国家資格(一級建築士,1級建築施工管理技士)もしくは同等以上の資格 |
大林組 | 一級建築士または1級建築施工管理技士 |
大成建設 | 一級建築士または1級建築施工管理技士若しくは、同等以上の資格 |
竹中工務店 | 一級建築士または1級建築施工管理技士 |
清水建設 | 1級建築施工管理技士または一級建築士 |
※スーパーゼネコン各社の募集要件(中途採用)を参照(2025年11月時点、プレックスジョブ調べ)
そのため施工管理技士を取得している方は、職務経歴書でも必ず明記してください。
マネジメント経験(後輩指導・チーム運営)も忘れずに書く
主任技術者や所長代理などの役職に付き、後輩や部下の指導・育成経験があったり、現場のチーム全体をマネジメントした経験がある方は、チームの人数などを忘れずに記載しましょう。
なぜなら建築施工管理の仕事で担当する案件の規模を大きくするには、現場をまとめるリーダーシップが求められたり、部下や後輩を育成してチームを大きくしたりする必要があるからです。そのため施工管理としての現場全体をマネジメントした経験は、職務経歴書での評価を大きく高める要素となります。
たとえば「5名のチームを率いて、工程管理と安全指導を行った」や「協力会社50社以上、作業員延べ10,000人をまとめて、無事故・無災害を達成した」など、工事の規模や実績を具体的に書いてください。採用担当者に対して、あなたのリーダーシップや管理能力が伝わり、高評価を得やすくなるでしょう。
育成力・マネジメント力は、数字で測りにくい要素です。ただし具体的に記載することで、あなたの経験は十分に伝えられます。職務経歴書であなたのマネジメント資質が伝えられれば、面接でも「どんな風に部下を指導していましたか?」と前向きな質問を引き出せるでしょう。忘れずに記載してください。
職務経歴書ベースで面接での質問があることを踏まえて書く
施工管理の面接では、職務経歴書で書いた内容をベースにして質問されます。
そのため職務経歴書に書く内容は事実のみにし、面接で質問されても困らない内容にするのが重要です。たとえば実績や経験で誇張した数字を書いたり、自分が担当した役割を実態よりも良く書いたりすると、面接で詳しく聞かれた際に回答に詰まり信用を失います。「面接官から職務経歴書の内容を質問される」と考えて、記載内容の一つひとつに裏付けとなるエピソードやデータを用意しておきましょう。
具体的には、以下のようなポイントを抑えておくと安心です。
- プロジェクトごとの担当・役割
- プロジェクトで工夫した点
- プロジェクトの失敗点と対処法
- 自己PRに書いた強みの根拠となる具体例
「Aプロジェクトの工期短縮12%はどのように実現したのですか?」「無事故とありますがヒヤリハットもゼロでしたか?」など、職務経歴書に記載した内容は、深掘りの質問が来ることを想定してください。職務経歴書に書いた内容は、どの角度から質問されても返答できる状態にして面接に臨むのが重要です。
建築施工管理の職務経歴書を作成するときの注意点
建築施工管理の職務経歴書を作成するときには、以下の3つに注意してください。
- 読みやすい文章になるように箇条書きを使う
- ダブルチェックで誤字脱字がないようにする
- 基本のフォーマットに従って書く
読みやすい文章になるように箇条書きを使う
職務経歴書を書くときは、箇条書きや改行を使いつつ、採用担当者が読みやすいように意識しましょう。
なぜなら施工管理の職務経歴書で記載する内容は、専門的な言葉や用語を使いがちで、読みづらい文章になりやすいからです。忙しい採用担当者になると、一日に何十通もの書類を読むこともあるので、パッと見て要点がわかる職務経歴書にしておくことが大切です。
具体的には、以下のポイントを意識してください。
- 一文はできるだけ簡潔にする
- 箇条書きを使う
なお箇条書きと文章のバランスも大切で、数字や記号ばかりにならないよう、自己PRでは簡潔な文章も交えて温度感を伝えるのがおすすめです。すごい実績でも、採用担当者に読まれないと意味がないです。
職務経歴書を第三者(家族や同僚)に読んでもらい、内容がスッと読めるか確認するのもおすすめです。読みやすく工夫された職務経歴書にするだけで、採用担当者に好印象を与え、「この人は現場だけでなく報告書作成もちゃんとできそうだ」と思わせられる可能性もあります。
忙しい採用担当者に配慮するためにも、読みやすいレイアウトを意識しましょう。
ダブルチェックで誤字脱字がないようにする
職務経歴書を書くときは、ダブルチェックで誤字脱字がないようにしてください。
なぜなら誤字脱字が多いと、「仕事が雑」「注意散漫」というマイナスの印象を与えてしまうからです。施工管理は安全書類や施工計画書など、正確性の重要な文書を扱うので、記載ミスが厳しく見られます。
たとえば職務経歴書で漢字の変換ミスや数字・社名の誤記があると、「現場でもチェックが甘いかも」と判断されやすくなるでしょう。担当者にマイナスの印象を与えないためにも誤字脱字は避けてください。
また誤字脱字のチェックだけではなく、体裁上のミスにも注意しましょう。たとえば句読点の全角半角が混在したり、フォントが統一されていなかったりするのもマイナスポイントになってしまいます。
なお職務経歴書の誤字脱字は自分では気づきにくいため、一晩置いてから読み返すのも有効な方法です。それでも不安な方は、転職エージェントの担当者に無料で添削してもらうのも一つの手です。
たとえば当社(プレックスジョブ)は、無料で職務経歴書の作成サポートや添削をしています。
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あなたの情報を入力するだけで、採用担当者が魅力を感じるフォーマットで職務経歴書を作成できます。
基本のフォーマットに従って書く
職務経歴書を作成するときに失敗しないためには、基本のフォーマットに従うことが大切です。
まず職務経歴書の構成は、『タイトル・日付・氏名→職務要約→職務経歴→活かせる経験・スキル→資格→自己PR』の流れが一般的です。順番を入れ替えたり、見出しを作ったりするのは避けてください。
また記載する文字数も重要な要素です。基本的に、A4用紙2枚~3枚が目安としてください。ただし施工管理の経験が長く、文字数が多くなる方もいるでしょう。経験の長い方は、工事経歴書を活用しながら、職務経歴書の分量は、3枚以内に抑えてください。逆に職務経歴書が2枚未満でスカスカに見えるなら、文章を膨らませるかフォーマット上で調整して最低でも2枚以上にはする方が良いでしょう。
なお紙で提出する場合はホッチキスで留めず、クリップでまとめるのが基本です。一方で、電子データで提出する場合は、レイアウト崩れ防止のため、Word形式よりPDF形式が無難でしょう。職務経歴書のファイル名は『職務経歴書_佐藤健司.pdf』のように、氏名を入れてわかりやすくしてください。
上記の基本を守ることで、最低限のビジネスマナーがあることを示せます。採用担当者も数多くの書類を見慣れていますので、スタンダードな形式で仕上げることで、読みやすい職務経歴書になるのです。
なお基本的なフォーマットを使いたい方は、以下のWordをダウンロードしてください。
またスマホを利用していたり、Wordの作成に別途、料金がかかったりする方は、無料の職務経歴書作成サービスを活用してください。簡単な情報を入力するだけで、手軽に基本的なフォーマットに則った職務経歴書を作成できます。
建築施工管理の職務経歴書に関するよくある質問
最後に建築施工管理の職務経歴書に関するよくある質問に回答します。
職務経歴書・履歴書・工事経歴書の違いはなに?
履歴書・工事経歴書の特徴は、以下のとおりです。
■履歴書
氏名・住所などの個人情報や学歴職歴を年代順に記載する書類で、フォーマットに沿うのが一般的です。基本的に、履歴書はプロフィールとして、事実のみを記載して提出する書類です。ただし職務経歴書とは異なり、志望動機や転職理由を記載することが多いです。
■工事経歴書
施工管理職特有の書類で、携わった工事案件の一覧表のようなものです。施工管理の場合、多くの企業で履歴書・職務経歴書に加えて、工事経歴書の提出が求められます。工事経歴書では、案件の名前・工期・構造・延床面積・請負金額・担当内容などを箇条書き一覧にした詳細データをまとめて記載しましょう。
上記のとおり、履歴書・工事経歴書は、それぞれ役割や用途が違います。そのため書類を提出する際は、職務経歴書との目的の違いを認識して、情報の過不足がない状態で提出することが大切です。
プロジェクトが多い・少ない場合はどう書くべき?
建築施工管理の経験が豊富で担当プロジェクトが多い方は、応募先の企業と関連性の高いプロジェクトを3件〜5件厳選して、詳しく書きましょう。また残りは簡略化して、工事経歴書に記載してください。
なぜなら経験が豊富な方がすべてのプロジェクトを書こうとすると、職務経歴書が5〜6ページにもなり、採用担当者が読みにくくなる可能性が高いからです。なおどの案件を何件書くべきかは応募企業によって異なります。たとえば応募する企業が公共工事主体の会社なら公共案件を中心に、民間ゼネコンなら大型民間案件を中心にピックアップするのがよいでしょう。
一方で担当したプロジェクトが少ない(経験が浅い)方は、少ない経験を深掘りして書くのが有効です。1つの現場で複数の管理業務を担当したなら、担当した業務内容をできるだけ詳しく書きます。たとえば四大業務の内容を詳しく書いたり、役割や工夫した点なども細かく記載するのがよいでしょう。
派遣社員・契約社員としての経歴はどう書くべき?
派遣社員や契約社員として働いた経歴も、正社員と同じように職務経歴書へ記載します。
ただし職務経歴欄で会社名の後に、派遣社員や契約社員と雇用形態を付記するようにしてください。また派遣社員の場合は、派遣元企業名と派遣先企業名の両方を書くのがルールです。たとえば『20xx年x月~ 株式会社〇〇(派遣元)より△△建設株式会社(派遣先)へ派遣、建築施工管理に従事』と書きます。
派遣先企業での就業期間や業務内容もしっかり記載し、派遣であれどどういった現場で何を担当したかが伝わるようにしましょう。なお派遣契約上、守秘義務がある場合は派遣先社名を伏せる配慮も必要です。たとえば『大手ゼネコンのプロジェクトに派遣』とぼかす方法があります。この場合も期間と職務内容は具体的に書いて問題ありません。
派遣社員・契約社員で働いていた期間が長い人は、「なぜ正社員登用されなかったのか?」などを面接で質問される可能性があります。しかし職務経歴書上では、正社員登用の内容に触れる必要はありません。面接の際に、派遣社員・契約社員として得たスキルや成果をアピールすることで評価してもらえます。
異業種(デベロッパーなど)への転職も書き方は?
異業種へ転職する場合も、職務経歴書の基本的な書き方は変わりません。ただし建築施工管理から異業種(デベロッパーなど)への転職では、応募先の企業で評価されるポイントを意識することが重要です。
まず職務経歴書では、施工管理としての専門知識・経験を土台に示しつつ、それに加えて異業種で活きるスキルを強調します。たとえばデベロッパー業界志望なら『折衝力・調整力・予算管理の知見』を、設備業界志望なら『電気・空調設備の基礎知識・安全管理ノウハウ』などをアピールします。自己PRでは「施工管理での現場経験を活かし、御社の事業に現場目線の知見を提供できる」といった前向きな姿勢を伝えると良いでしょう。一方、異業種なので、施工管理の専門用語が伝わらない可能性も考えましょう。建築施工管理の専門用語はできるだけ使わず、素人が読んでも実績が理解できるように書いてください。
未経験で建築施工管理に転職するときの書き方は?
未経験で施工管理職に転職を目指す方は、ポテンシャルや将来性のアピールが重要です。
職務経歴書には施工管理としての直接的な実績は書けませんが、現職(前職)で培ったスキルや知識で、施工管理に活かせるものを抽出して書きます。たとえば飲食店の店長経験があれば、『スタッフのシフト管理で培った調整力』や『顧客対応で身につけたコミュニケーション力』は施工管理で使える強みです。また製造業で働いていた方なら、『安全管理意識』や『工程改善の経験』などを書けるでしょう。
なお未経験の方なら、学歴を活用することも有効です。建築系の学科卒や専攻していた方なら、大学での学びや知識が評価されますし、理系出身で図面の読解に慣れているなどもアピールポイントに使えます。自己PRでは、未経験で施工管理に挑戦したい理由を簡潔に述べたうえで、「体力と粘り強さには自信がある」「モノづくりに関わりたい情熱がある」などのポジティブな要素をアピールをします。
また資格取得への意欲も有効なので、職務経歴書の資格欄に『2級建築施工管理技士 学科合格(実地試験予定)』などと書けば、実務未経験でも基本知識を勉強中であることが伝わるでしょう。
まとめ|職務経歴書の作成に迷ったらプロに相談
建築施工管理の職務経歴書を作成する際は、応募する企業の採用担当者がどのような内容を求めているかをイメージしながら作りましょう。そうすることで採用担当者に刺さり、受かりやすい内容になります。
とはいえ「どのような内容が求められるかわからない」と感じる方もいるでしょう。
このような方は、転職のプロに職務経歴書の添削を任せるのも一つの方法です。
たとえば当社(プレックスジョブ)では、施工管理の転職を専門にする担当アドバイザーが、完全無料であなたの職務経歴書の作成サポートや添削をします。またアドバイザーに依頼することで、誤字脱字やフォーマット上のミスなど、自分一人では気づきにくいケアレスミスもゼロに近づけます。
またプレックスジョブは、これまでに100万人以上が利用しており、施工管理を採用する企業担当者とも密に連携を取っています。そのため書類審査に通過しやすい職務経歴書の作成をサポートできます。
「自分一人で職務経歴書を作成して審査に通過できるか心配だ」という方は、一度、無料で職務経歴書の作成サポート・添削の相談をしてください。
また「職務経歴書を作りたい。でもどうやって作ればよいか分からない」という方は、以下の職務経歴書作成サービスを利用してください。もちろん完全無料で利用できますし、スマホ一台あれば、職務経歴書を作成できます。※WordやExcelなどのダウンロードは必要ありません

















