一級土木施工管理技士は難しい?難易度や偏差値  | すごいと言われる理由を解説
  • 資格・免許
  • 2025/10/17

一級土木施工管理技士は難しい?難易度や偏差値 | すごいと言われる理由を解説

一級土木施工管理技士は、比較的難しい資格なので、取得できると「すごい」と言われます。 しかし周りに一級土木施工管理技士の人はいるし、上司からも資格の取得を進められたことはあるけど、どのくらい難しいのかや、なぜ「すごい」のかはわからない方も多いと思います。 「実際、一級土木施工管理技士はどのくらい難しいの?」 「なんで一級土木施工管理技士が難しいと言われるの?」 「せっかく勉強するなら、先にメリットを教えてほしい」 このように考えている方に向けて、本記事では、以下の内容を解説します。 ・一級土木施工管理技士の難易度や偏差値、合格基準 ・一級土木施工管理技士の難易度が高い理由 ・一級土木施工管理技士が「すごい」理由 一級土木施工管理技士は難しいため、資格の勉強に大きな労力を使います。 しかし施工管理技士のキャリアを作りたい人には、安定企業への転職で年収アップできたり、定年後でも仕事ができたりと、将来的にも大きなメリットのある資格です。 「一級土木施工管理技士の資格を取ったけど...」と後悔しないためにも、あらかじめ難易度や資格を取得したメリットを確認してから、資格の勉強を開始しましょう。 それでは、まず一級土木施工管理技士のリアルな難易度や偏差値を紹介します。

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一級土木施工管理技士は難しい?リアルな難易度や偏差値

結論、一級土木施工管理技士は難しいです。
なお複数の資格講座を運営する会社によると、一級土木施工管理技士の偏差値は"53”です。

「意外とカンタンかも?」と思える偏差値ですが、一級土木施工管理技士の取得は簡単ではありません。

ここからは一級土木施工管理技士の合格率や合格基準をもとに、必要な勉強時間や二級土木施工管理技士や技術者との難易度比較を解説します。

一級土木施工管理技士の合格基準と合格者数・合格率の推移

一級土木施工管理技士は、第一次検定と第二次検定に分かれており、2つの試験に通過する必要があります。

そして一級土木施工管理技士の合格基準は、第一次検定と第二次検定の両方で60%以上です。

試験

合格基準

第一次検定
(全体)

得点が60%以上

第一次検定
(施工管理法※応用能力)

得点が60%以上

第二次検定

得点が60%以上

参照:令和7年度技術検定の合格基準について | 国土交通省

一級土木施工管理技士の合格基準で気をつけたいのは、第一次検定の施工管理法の得点が”60%”より低いと、全体の得点が”60%”を超えても不合格になることです。

そのため第一次検定の『施工管理法※応用能力』の項目は、とくに重点的に勉強しておきましょう。

第一次検定(一級土木施工管理技士)の合格者数と合格率の推移は、以下のとおりです。

1次試験

令和7年度

令和6年度

令和5年度

令和4年度

令和3年度

受験者数

47,715人

51,193人

32,931人

38,672人

37,726人

合格者数

20,547人

22,705人

16,311人

21,097人

22,851人

合格率

43.1%

44.4%

49.5%

54.6%

60.6%

少しずつ合格率が下がっており、第一次検定の難易度が徐々に高くなっていると言えます。

つづいて第二次検定(一級土木施工管理技士)の合格者数と合格率の推移は、以下のとおりです。

2次試験

令和7年度

令和6年度

令和5年度

令和4年度

令和3年度

受験者数

27,220人

27,304人

24,462人

26,558人

合格者数

11,224人

9,060人

7,032人

9,732人

合格率

41.2%

33.2%

28.7%

36.6%

参照:国土交通省 | 報道・広報

第一次検定の合格率は”40%~60%”と高いものの、第二次検定の合格率は"40% ”を下回る水準です。

その結果、第一次検定と第二次検定のストレート合格率は”15%~20%”の難関資格となっています。

とくに第二次検定の難易度は高く、記述式で実務経験に基づいた解答が求められるので難しいのです。

一級土木施工管理技士の受験資格

一級土木施工管理技士の受験資格があり、すべての人が受験できるわけではありません

一級土木施工管理技士の受験資格は、以下のとおりです。

■第一次検定の受験資格

・満19歳以上

■第二次検定の受験資格【区分1】
1級土木施工管理技術検定第一次検定合格者

・1級 第一次検定合格後の実務経験5年以上

・1級 第一次検定合格後の特定実務経験1年以上を含む実務経験3年以上

・1級 第一次検定合格後の監理技術者補佐としての実務経験1年以上

■第二次検定の受験資格【区分2】
2級土木施工管理技術検定第二次検定合格者且つ1級土木施工管理技術検定第一次検定合格者

・2級 第二次検定(旧実地試験含む)合格後の実務経験5年以上(令和7年度の該当者は令和元年度までの合格者)
・2級 第二次検定(旧実地試験含む)合格後の特定実務経験1年以上を含む実務経験3年以上(令和7年度の該当者は令和3年度までの合格者)

■第二次検定の受験資格【区分3】
技術士第二次試験(建設部門、上下水道部門、農業部門など)合格者

・技術士第二次試験合格後の実務経験5年以上
・技術士第二次試験合格後の特定実務経験1年以上を含む実務経験3年以上

参照:1級土木施工管理技術検定 | 一般社団法人 全国建設研修センター

一級土木施工管理技士の第一次検定は、満19歳以上なら誰でも受験できますが、第二次検定は、第一次検定の合格や二級土木施工管理技士の合格に加えて、実務経験が必須となります。

なお受験資格にある『特定実務経験』は、請負金額が4,500万円以上の建設工事で、監理技術者もしくは主任技術者の指導のもとでの土木施工管理の実務経験を指しています。

監理技術者や主任技術者のもとで実務経験のある人は、実務経験3年でも一級土木施工管理技士の第二次検定を受けられるので、ぜひ活用してください。

参照:令和7年度 1級土木施工管理技術検定 | 一般財団法人 全国建設研修センター

一級土木施工管理技士は独学で合格できる?必要な勉強時間は600時間

一級土木施工管理技士は、独学でも合格できます

ただし一級土木施工管理技士の合格に必要な勉強時間は、"600時間以上”が目安です。
“600時間”勉強するためには、毎日”2時間”の勉強を”10ヶ月以上”続ける必要があります。

一級土木施工管理技士を独学で勉強するメリットは、資格の学習コストを安くできることと、自分なりのペースで勉強を進められることです。

一級土木施工管理技士を独学で勉強するときに参考になるのは、以下の2つです。

  • 市販の参考書や過去問題集
  • YouTubeの一級土木施工管理技士の解説動画

とくに第一次検定では、知識が問われるので、過去問題集(10年分)を最低3回繰り返せば、合格できる可能性は十分あるでしょう。

ただし第二次検定は、実務経験をもとに記述式での解答となります。

そのため第二次検定の対策は、完全な独学ではなく、専門家から添削指導を受けるほうがおすすめです。

「最短で一級土木施工管理技士の資格を取りたい!」という方は、TACなどの通信講座や、専門家による添削サービスを受けたほうがよいでしょう。

一級土木施工管理技士と二級土木施工管理技士の難易度比較

一級土木施工管理技士は二級土木施工管理技士に比べて、難易度が格段に上がります

なぜなら一級土木施工管理技士の試験では、大規模な工事の責任者レベルの知識を求められるからです。
そのため一級土木施工管理技士は、試験で問われる範囲は広くなり、問われる知識はより深くなります。

一級土木施工管理技士

二級土木施工管理技士

試験範囲

広い

普通

問われる能力

応用能力

基礎能力

必要な勉強時間

600時間以上

300時間以上

偏差値・難易度

53

48

一級土木施工管理技士は、二級土木施工管理技士より試験範囲が広く、必要な勉強時間も長くなります

一級土木施工管理技士と技術士の難易度比較

一級土木施工管理技士は、技術士よりも難易度が低いと考えられます。

一級土木施工管理技士

技術士

合格率

15%~20%

3~5%

偏差値

53

64~70

必要な勉強時間

600時間以上

1,000時間以上

重視される能力

  • 施工管理知識
  • 現場の対応力
  • 技術的思考力
  • 論理的表現力

表のとおり、技術士に必要な勉強時間は長く、偏差値も”64以上”と高いです。
また技術士の試験では、筆記試験だけではなく、口頭試験もあるので難易度が高くなっています

技術士は、建設・上下水道・機械・電気電子など幅広い産業分野のエキスパートとなっており、土木施工管理技士より上位の資格と考えて問題ありません。

そのため一級土木施工管理技士を取得した後、技術士を取得すれば、さらに年収UPできたり、キャリアチェンジして高収入の会社に転職できる可能性もあります。

なお技術士以外にも、他の施工管理技士資格との難易度の差を確認したい方は、以下の記事をご覧ください。

関連記事:施工管理技士資格の難易度ランキング

一級土木施工管理技士が難しい・難易度が高いと言われる理由

資格

これまで紹介したとおり、一級土木施工管理技士は合格率が"15%~20%”で難しいです。
一級土木施工管理技士が難しいと言われる理由は、以下の3つがあります。

  • 一級土木施工管理技士は『第二次試験(旧:実地試験)』が難しい
  • 一級土木施工管理技士は試験範囲が広く専門性が高いので難しい
  • 一級土木施工管理技士はそもそも受験資格を得るのが難しい

一級土木施工管理技士は『第二次試験(旧:実地試験)』が難しい

一級土木施工管理技士の試験が難しいと言われる最大の理由は、第二次検定の記述問題です。
実際の第二次検定(令和6年度)の記述問題は、以下のとおりです。

設問1:工事概要に記述した工事の「安全管理」に関し、次の事項について解答欄に具体的に記述しなさい。ただし、交通誘導員の配置のみに関する記述は除く。

  1. 具体的な現場状況ととくに留意した安全管理上の技術的課題と、その課題を解決するために検討した項目
  2. (1)で記述した検討項目の対応処置とその評価

設問2:工事概要に記述した工事の「施工計画」の作成に関し、次の事項について解答欄に具体的に記述しなさい。ただし、設問1と同一内容の回答は不可とする。

  1. 施工計画立案に先立ち行った現場の事前調査で判明した施工上の課題
  2. (1)で記述した課題について施工計画の作成にあたり反映した対応処置とその評価

第二次検定では、上記のような記述問題が複数出題されます。
また上記の問題から分かるとおり、一級土木施工管理技士の記述問題は、実務経験から得た知見をもとに解答する必要があるのです。

なお経験記述は、工事報告書のような記述ではなく、技術者としての判断や評価を書く必要があります。

経験記述には、画一的な正解があるわけではなく、記述内容から課題発見能力や課題解決能力を総合的に判断されることになります。

そのため一級土木施工管理技士は、難しいと言われているのです。

一級土木施工管理技士は試験範囲が広く専門性が高いので難しい

試験範囲の広さと、求められる専門知識の深さも、一級土木施工管理技士が難しい理由です。

一級土木施工管理技士の試験で求められる知識は、以下のとおりです。

  • 力学(土質工学、構造力学、水理学)
  • 土木一般(土工、コンクリート、基礎工)
  • 専門土木(構造物、河川、道路、ダム・トンネル、上下水道など)
  • 法規(労働基準法、建設業法、建築基準法など)
  • 共通工学(測量、契約設計、施工管理)など

一級土木施工管理技士は、土木工学に加えて、施工管理に関する網羅的な知識が問われます

そのため特定の分野にしか携わっていない方にとっては、かなり難しい試験になるでしょう。

一級土木施工管理技士はそもそも受験資格を得るのが難しい

一級土木施工管理技士は試験の難しさに加えて、受験資格を得るのも難しくなっています

なぜなら一級土木施工管理技士の第二次検定を受けるには、第一次検定の合格後に5年以上の実務経験が必要など、細かな受験資格があるからです。

■第一次検定の受験資格

・満19歳以上

■第二次検定の受験資格【区分1】
1級土木施工管理技術検定第一次検定合格者

・1級 第一次検定合格後の実務経験5年以上

・1級 第一次検定合格後の特定実務経験1年以上を含む実務経験3年以上

・1級 第一次検定合格後の監理技術者補佐としての実務経験1年以上

■第二次検定の受験資格【区分2】
2級土木施工管理技術検定第二次検定合格者且つ1級土木施工管理技術検定第一次検定合格者

・2級 第二次検定(旧実地試験含む)合格後の実務経験5年以上(令和7年度の該当者は令和元年度までの合格者)
・2級 第二次検定(旧実地試験含む)合格後の特定実務経験1年以上を含む実務経験3年以上(令和7年度の該当者は令和3年度までの合格者)

■第二次検定の受験資格【区分3】
技術士第二次試験(建設部門、上下水道部門、農業部門など)合格者

・技術士第二次試験合格後の実務経験5年以上
・技術士第二次試験合格後の特定実務経験1年以上を含む実務経験3年以上

参照:1級土木施工管理技術検定 | 一般社団法人 全国建設研修センター

第一次検定の受験資格は年齢制限のみですが、第二次検定は、複数の細かい条件が必要です。
そのため数年間は、日々の業務をこなしながら、第二次検定の対策を進めることになります。

毎日のように残業しながら、資格の勉強を継続する時間的なハードルの高さも、一級土木施工管理技士が難しくなる原因の一つです。

一級土木施工管理技士が「すごい」と言われる理由

一級土木施工管理技士は資格を取得するのが難しいため、持っていると「すごい」と言われます。

ただし一級土木施工管理技士が「すごい」と言われる理由は、他にも多くあります。

  • 一級土木施工管理技士は大規模な工事の責任者になれるからすごい
  • 一級土木施工管理技士は社会インフラ整備を担当できるからすごい
  • 一級土木施工管理技士は昇進に有利で、年収が高くなるからすごい
  • 一級土木施工管理技士は需要が多くて、将来性が高いからすごい
  • 一級土木施工管理技士は転職市場で『引く手あまた』だからすごい

一級土木施工管理技士は大規模な工事の責任者になれるからすごい

一級土木施工管理技士がすごいと言われる最大の理由は、『監理技術者』として大規模な工事の責任者になれるからです。

監理技術者とは、元請金額が4,500万円以上の工事現場で設置が必須の役割で、監理技術者なしで工事は法律違反となり、工事ができなくなったり、行政処分になったりします。

たとえば二級土木施工管理技士は、小規模な河川工事を担当したり、一級土木施工管理技士の指示の元、施工管理を進める事が多いです。

一方で、一級土木施工管理技士になると、高速道路の建設やトンネル工事、ダム工事など、数十億円から数百億円の大規模な工事の責任者としてプロジェクト全体の統括をすることになります。
また所属する会社によっては、数百億円規模の都市再開発プロジェクトの担当にもなります。

このように一級土木施工管理技士は、担当できる工事規模に制限がありません
さらに一級土木施工管理技士には、発注者と下請業者との調整や複雑な工程管理、高度な安全管理など、技術者として高度なマネジメントが求められます。

だからこそ一級土木施工管理技士は「すごい」と言われるのです。

一級土木施工管理技士は社会インフラ整備を担当できるからすごい

一級土木施工管理技士の仕事は、生活する上で必要不可欠な社会インフラを整備するという、社会貢献性がとても高い仕事です。

実際に多くの一級土木施工管理技士が「担当した建造物が人々の生活を支えている」という部分に、仕事のやりがいを感じています。

一級土木施工管理技士が工事を担当するのは、道路や橋、トンネル、ダム、上下水道などの工事です。
これらは私たちが普段から当たり前に利用しているものですが、土木技術者によって支えられています。

このように生活を支える社会インフラの整備を担当できることも、一級土木施工管理技士が「すごい」と言われる理由です。

一級土木施工管理技士は昇進に有利で、年収が高くなるからすごい

一級土木施工管理技士を取得すれば、社内で昇進・昇格しやすくなるので、年収が高くなりやすいです。

実際に多くの建築会社は、『監理技術者』が担当できる一級土木施工管理技士の資格取得を、管理職への昇格条件や重要な評価項目としています。

また一級土木施工管理技士になって監理技術者を担当すれば、『資格手当+責任者手当』で月に10万円、年間で120万円の収入アップができることもあります。

さらに昇進で年収が50万円~100万円上がることもあり、合計200万円近く年収が上がることもあるので、一級土木施工管理技士は「すごい」と言われるのです。

一級土木施工管理技士は需要が多くて、将来性が高いからすごい

近年、高度経済成長期に作ったインフラの老朽化が進んでいる影響で、土木工事の仕事は増えています。
一方で建設・土木業界は、慢性的な人手不足のため、まったく人手が足りていません。

「有資格者なら未経験の30代や40代でもいいから雇いたい」という企業もあるほどです。
このような状況で、即戦力となる一級土木施工管理技士の需要は高くなっています

さらにダムなどの公共工事や、空き家を含めた住宅リフォームの需要も増加することが見込まれており、将来的にも仕事がなくなる可能性は極めて少ないです。

転職市場からの需要が強く、将来的にも安定が期待できるからこそ、一級土木施工管理技士は「すごい」と言われるのです。

一級土木施工管理技士は転職市場で『引く手あまた』だからすごい

先ほど紹介したとおり、建築業界は、慢性的な人手不足が深刻な状態です。
そのため転職市場において、一級土木施工管理技士は引く手あまたの状況です。

実際に一級土木施工管理技士の資格保有者に限定すると、年収が600万円以上の求人は多数ありますし、想定年収が1,000万円を超える求人もあります。

プレックスジョブを使って転職した一級土木施工管理技士の方を見ても、年収800万円以上で転職した方は多いですし、残業時間を減らしながら約1,000万円の年収で転職した事例もあります。

このように一級土木施工管理技士は、転職市場で引く手あまたなので「すごい」と言われるのです。

関連記事:1級土木施工管理技士の平均年収は600万円!引く手あまたで年収1,000万円も可能

まとめ

一級土木施工管理技士の試験合格率は"15%~20%”です。
合格率からもわかるとおり、資格の難易度は高めで、偏差値でいうと"53”になります。

とくに第二次検定の記述問題は難しいため、試験の合格には”600時間以上”の勉強が必要です。

ただし一級土木施工管理技士の資格を取得すれば、大規模な工事の責任者になれたり、年収を大幅アップできたりするなど、大きなメリットがあります。
二級土木施工管理技士を持っている方にとって、一級土木施工管理技士の取得は十分可能です。

一級土木施工管理技士を持っている方や、二級土木施工管理技士を持っていて「勉強は大変そうだけど、年収は上げたい...」という方は、プレックスジョブで高年収の求人を見てくださいね。

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一級土木施工管理技士は難しい?難易度や偏差値に関するよくある質問

最後に一級土木施工管理技士は難しい?難易度や偏差値に関するよくある質問をご紹介します。

一級土木施工管理技士は難しい?リアルな偏差値や難易度は?

一級土木施工管理技士の資格取得は難しめで、偏差値は"53”です。

合格率も"15%~20%”と決して高くなく、”600時間以上”の勉強時間が必要となります。

一級土木施工管理技士と二級土木施工管理技士の難易度はどのくらい違う?

二級土木施工管理技士と比べると、一級土木施工管理技士の難易度は、かなり難しいです。
試験範囲や問われる能力、必要な勉強時間などをまとめた表は、以下のとおりです。

一級土木施工管理技士

二級土木施工管理技士

試験範囲

広い

普通

問われる能力

応用能力

基礎能力

必要な勉強時間

600時間以上

300時間以上

偏差値・難易度

53

48

表からわかるとおり、一級土木施工管理技士の試験範囲は広く、試験では応用能力も問われます。

一級土木施工管理技士が難しい・難易度が高いと言われる理由は?

一級土木施工管理技士が難しいと言われる理由は、以下の3点です。

  • 一級土木施工管理技士は『第二次試験(旧:実地試験)』が難しい
  • 一級土木施工管理技士は試験範囲が広く専門性が高いので難しい
  • 一級土木施工管理技士はそもそも受験資格を得るのが難しい

とくに第二次検定(記述方式)の試験が難しいため、独学よりも通信講座や添削サービスを検討したほうが合格に近づくでしょう。

一級土木施工管理技士が「すごい」と言われる理由は?

一級土木施工管理技士が「すごい」と言われる理由は、以下の5つです。

  • 一級土木施工管理技士は大規模な工事の責任者になれる
  • 一級土木施工管理技士は社会インフラ整備を担当できる
  • 一級土木施工管理技士は昇進に有利で、年収が高くなる
  • 一級土木施工管理技士は需要が多くて、将来性が高い
  • 一級土木施工管理技士は転職市場で『引く手あまた』

とくに転職市場での一級土木施工管理技士の評価が高く、年収600万円以上の求人が多数あります。
プレックスジョブで転職した一級土木施工管理技士には、残業時間を減らしながら、約1,000万円の年収で内定を勝ち取った事例もあります。

「給料は安くないけど、業務量とは見合っていないな...」
「残業時間が多すぎて、家族との時間が全然取れない...」

上記のように考えている一級土木施工管理技士の方は、ぜひプレックスジョブで求人を見てください。

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一級土木施工管理技士を取得すれば年収はどのくらいになる?

一級土木施工管理技士を取得すれば、年収が50万円~200万円上がる可能性があります。

年収が上がる内訳は、以下のとおりです。

金額の目安

資格手当

+10~30万円 / 年

責任者手当

+40~70万円 / 年

昇進の年収UP

+50~100万円 / 年

総額

+100~200万円 / 年

表のとおり、一級土木施工管理技士を取得すれば、各種手当や昇進により年収が上がりやすくなります。

一級土木施工管理技士が年収を上げるにはどうすればよい?

一級土木施工管理技士が年収を上げる方法は、以下の3つです。

  • 複数の現場で実務経験を積む
  • 技術士などの資格を取得する
  • 年収の高い企業に転職する

上記の中で確実に年収を上げられるのは、年収の高い企業に転職することです。
即戦力の一級土木施工管理技士は引く手あまたなので、今より条件の良い企業にも転職できるでしょう。

関連記事:1級土木施工管理技士の平均年収は600万円!引く手あまたで年収1,000万円も可能

一級土木施工管理技士が「きついからやめとけ」と言われる理由は?

一級土木施工管理技士が「きついからやめとけ」と言われる理由は、残業時間が長かったり、休みの日がほとんどなかったりと体力的な負担が大きいからです。

さらにプロジェクトの途中では、発注者と下請業者の間で板挟み状態になったり、工事の納期に追われるプレッシャーから精神的な負担も大きいです。
だからこそ一級土木施工管理技士は「きついからやめとけ」と言われます。

ただし『2024年問題』に代表されるように、土木工事の業界でも働き方改革が進んでいます
実際に一部の企業では、完全週休2日制を導入したり、残業時間を削減したりするなど、社員の定着率を高めるための取り組みも始めているのです。

とくに一級土木施工管理技士は辞められたら困る存在でもあるので、少しずつではありますが、体力的な負担は軽減される傾向にあります。

関連記事:なぜ施工管理はやめとけと言われるのか?

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