初めて2tトラックを運転する人が知っておくべき普通自動車との違い7点
  • 仕事お役立ち情報
  • 2025/06/12

初めて2tトラックを運転する人が知っておくべき普通自動車との違い7点

初めてトラック運転手になる方はまず2tトラックから!という方も多いですよね。しかし、乗用車と比較すると2tトラックもかなりサイズが大きく、初めての運転はイメージが湧きづらいと思います。 そこでこの記事では、2tトラックを初めて運転するコツや注意点について解説いたします。

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初めて2tトラックに乗ったとき感じる普通車との違い7つ

運転席の高さ

トラックと普通乗用車の違いといえば、運転席の高さです。セダンやスポーツカーなどに乗り慣れている人にとっては、2tトラックの高さは少し違和感があるかもしれません。

でも実は2tトラックの高さは、ハイエースやキャラバンなどのワンボックスとあまり変わらないんです。視界が高いということは、それだけ前方の視界が広いということなのです。

死角が多い

トラックは普通乗用車に比べて死角が多いのが特徴です。特に左折時には注意が必要です。交差点に差し掛かる前から、歩道を通行している歩行者や自転車の存在を確認しておきましょう。

もちろん右側も死角がありますし、フロントのすぐ前も見えません。サイドミラーやアンダーミラーをフル活用しましょう。

バックはサイドミラーが頼り

トラックには荷台があるため、真後ろは見えません。平ボディなら少しは見えますが、箱車のルームミラーは何の役にも立ちませんので、バックの際はサイドミラーだけが頼りです。

また、後続車の様子を見るにも車体を少し振ってサイドミラーで確認する必要があります。最近はバックモニター搭載のトラックも多いので、慣れるまでは活用しましょう。

荷崩れの可能性

乗用車でも買い物袋が倒れるような経験をした人も多いと思いますが、2tトラックは振動が大きいため、注意しないと簡単に荷崩れします。

急発進や急ブレーキ、急ハンドルなどを避けるのはもちろん、シフトチェンジも乱暴にしないよう注意しましょう。積み方も大事なので、先輩のアドバイスを参考に覚えましょう。

高さ制限に注意

箱車になると、2tショート(標準)の基本的な高さは2.7m前後です。うっかり高さ制限を忘れて進入してしまうと、トラックが大破するだけでなく、道路もしばらく通行止めになってしまいます。

トラックを運転する際は、必ず車検証を確認して高さを把握しておきましょう。また、店の庇や看板、道路標識、街路樹などに接触することもありますので、充分に注意しましょう。

内輪差

トラックの前輪は、運転席の真下です。セダンなどに慣れていると、感覚が全く違うことに戸惑うかもしれません。

先述したように、2tトラックはワンボックスカーと運転席の高さで大きな違いはありませんので、サイドミラーを確認しながら右左折の練習を重ねて内輪差を覚えましょう。

不安だからといって、大回りしすぎないことにも注意が必要です。

車両感覚

初めて2tトラックに乗ると戸惑いも多いかもしれませんが、実は車両感覚を比較的掴みやすいです。

どうしても心配という人は、まずはワンボックスカーで練習してみてください。ただし2tロングや2tワイドロングなどになると、さすがに感覚は違ってきますので、しっかりと感覚を掴むまで過信は禁物ですよ。

2tトラックのサイズ

標準

初めてトラックを運転する人におすすめのサイズです。「2tショート」「定尺」とも呼ばれる、基本となるサイズの2tトラックです。全長約4.7m、全幅1.7m程度、高さは荷台の形状によって違います。

箱車の高さは前述のとおり2.7m前後が標準ですが、仕様によっては3m以上のものもあります。平ボディの荷台は低いですが、積荷の高さに注意が必要です。

ロング

全長約6m、全幅1.7~1.9m程度という、2t標準より少し長いトラックです。荷台メーカーによっては、ロングより80cmほど短い「セミロング」のラインナップもあります。

車幅や運転席の高さが2t標準とほとんど変わらないため、標準に慣れているとうっかり長さを忘れてしまう危険があるので要注意です。

ワイドロング

全長約6m、全幅2.1m程度のトラックです。このサイズになると、2tより4tトラックに近い感じですね。コンビニ配送車などによく使われているサイズです。

メーカーによっては、さらに長い全長7m弱の「ワイド超ロング」、それよりも長い7「ワイド超々ロング」もあります。

4tトラックの標準が全長7.6m、全幅2.2mほどなので、超々ロングになると寸法はもう4tトラックとほとんど同じです。

事故を起こさないために

急ブレーキ、急発進はしない

トラックの前の交通状況は、後続する乗用車からは見えません。そのため、急ブレーキを踏まなければならないような運転をすれば、後続車に追突される危険性が高くなります。

急発進は荷崩れの危険がありますし、急ハンドルは横転してしまうリスクもあります。トラックはその頑丈な車体ゆえに、事故を起こした際の相手へのダメージが大きくなります。

また、積荷の重さによっては制動距離も長くなってしまうため、乗用車を運転する以上の注意が必要です。

スピードメーターをチェック

トラックは視界が高いため、乗用車に比べて体感速度が遅く感じられます。乗用車と同じ感覚でアクセルを踏んでいると、無意識に速度超過をしてしまうことも少なくありません。

制動距離の長いトラックは、乗用車に比べて格段に事故のリスクが高くなります。また、会社の看板を背負って走っているトラックが速度超過をしていれば、会社の評判を落とすことにも繋がりかねません。

走る凶器に乗っているという自覚を持ち、こまめにスピードメーターをチェックする習慣をつけましょう。

まとめ

「トラックに乗る」と思うとハードルが高く感じるかもしれませんが、何事にも「初めて」はあります。

肝心なのは「無理をしない」こと。そして不安なら降りて確かめること。それを忘れずにいれば、比較的すぐに慣れるのが2tトラックのメリットです。

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