鹿島建設の中途採用の難易度は高い|偏差値は難関国立レベル(70前後)
鹿島建設の中途採用の難易度は高く、大学の偏差値で例えると難関国立レベル(70前後)と言えます。
中途採用は応募者数が非公表になっているため、正確な選考倍率はわかりません。
ただし2024年時点で建設業界の就業者が約447万人いるのに対し、2024年に鹿島建設に転職した人数はわずか638人でした。さらに2020年〜2023年では、毎年中途での採用人数は100人以下となっています。
この数字を見ると、建設業界447万人の中で、鹿島建設に入れるのは毎年0.01%未満なのがわかります。
年度 | 中途採用者数 |
|---|---|
2024年度※ | 638人 |
2023年度 | 78人 |
2022年度 | 77人 |
2021年度 | 93人 |
2020年度 | 80人 |
※2024年度の大幅な人数増加はグループ会社の再編に伴うもの
出典:人事データ|鹿島建設株式会社
ゼネコンのリーディングカンパニーである鹿島建設は求職者の人気も高く、「受かるなら転職したい」と考えている転職希望者も多いです。つまり応募する求職者は一定いる状況で、中途採用を毎年100人以下に絞っているということです。その点からも、鹿島建設に転職するのは難しいと言えるでしょう。
鹿島建設は第二新卒でも転職できる?
第二新卒で鹿島建設に転職するのは難しいですが、一定の条件を満たせば受かることもあります。
第二新卒での転職が難しい理由は、鹿島建設の中途採用は、基本的に即戦力が求められているからです。具体的には、現場の最前線で協力会社の職人を束ねた経験があったり、四大管理(工程管理・原価管理・安全管理・品質管理)を一人で担当できたりする人材が求められています。
実際に求人票を見ても、応募の必須要件として『1級施工管理技士』が求められる職種が大半な一方で、第二新卒は基本的に『1級施工管理技士』の取得要件である実務経験の年数が足りないのが実情です。
鹿島建設の職種 | 応募条件(資格) |
|---|---|
建築系 | 一級国家資格(一級建築士,1級建築施工管理技士)もしくは同等以上の資格・能力(大学博士課程修了者等)を有する者 |
土木系 | 一級国家資格(1級土木施工管理技士,技術士)もしくは同等以上の資格・能力(土木学会上級技術者・大学博士課程修了者等)を有する者 |
建築設備系 | 一級国家資格(一級建築士,1級建築施工管理技士,一級管・電気工事施工管理技士)もしくは同等以上の資格・能力(大学博士課程修了者等)を有する者 |
機械・電気系 | 一級国家資格(1級管・電気工事施工管理技士)もしくは同等以上の資格・能力(大学博士課程修了者等)を有する者 |
意匠設計系 | 一級建築士資格保有 |
※鹿島建設の募集要件(中途採用)を参照
つまり育成コストのかかる第二新卒は、応募することすら難しい状況にあるのです。
とはいえ第二新卒だからといって、必ずしも鹿島建設に転職できないというわけではありません。
実際に当社(プレックスジョブ)を利用した方には、第二新卒で鹿島建設に転職された方もいます。
鹿島建設の応募条件は、公式サイト経由で応募するときの条件であり、プレックスジョブ経由であれば、『1級施工管理技士』を持っていない方でも、鹿島建設に応募できます。実際、プレックスジョブ経由で鹿島建設に転職した方は、『1級施工管理技士補』の状況で、鹿島建設に転職成功したのです。
そのため「第二新卒で鹿島建設に転職したいけど、1級施工管理技士補しか持っていない」という方は、ぜひ当社(プレックスジョブ)を活用してください。鹿島建設への転職をサポートいたします。
鹿島建設はグループ再編の影響で中途採用比率が61.4%まで急増
2024年度はグループ再編の影響もあり、中途採用の比率が61.4%まで増加しています。
年度 | 中途採用者比率 |
|---|---|
2024年度※ | 61.4% |
2023年度 | 18.9% |
2022年度 | 19.8% |
2021年度 | 25.8% |
2020年度 | 22.4% |
2024年度の中途採用者比率の急増は、グループ再編の影響が大きく、必ずしも転職しやすくなったとは言えません。ただし鹿島建設を含む建設業界では、慢性的な人手不足に悩む一方、建設工事や土木工事の需要は年々増加していますし、DXの推進に伴って専門人材の確保も活性化しています。
実際に鹿島建設は、2025年3月末時点で受注残が2.5兆円以上あります。つまり工事を担当できる人材が不足しているために、2.5兆円以上の工事が進んでいない状態なのです。
だからこそ鹿島建設も即戦力として働ける人材を中途で採用することの、積極性が高まっているのです。
ただし需要の増加と人手不足で悩んでいるとはいえ、鹿島建設は誰でも転職できる企業ではありません。
そこでつづいては、鹿島建設に転職する難易度が高い理由を解説します。
鹿島建設の中途採用の難易度が高い3つの理由
鹿島建設の中途採用の難易度が高い理由は、以下の3つです。
- 知名度や人気が高く応募する求職者が多いから
- 応募に1級施工管理技士や一級建築士が必須だから
- 仕事で求められる専門性やスキルの水準が高いから
知名度や人気が高く応募する求職者が多いから
鹿島建設に転職する難易度が高い最大の理由は、知名度や人気が高く、応募する求職者が多いからです。
転職市場で求職者から人気の高い理由は、鹿島建設は平均年収が1184万円と高かったり、独身寮・社宅制度などの福利厚生が充実していたりするからです。
関連記事:
鹿島建設の平均年収は1184万円|年齢別・職種別の年収と手取りを解説
また鹿島建設はゼネコン業界のリーディングカンパニーとして、予算規模が1000億円を超える大規模なプロジェクトを担当したり、世界最先端の技術を開発したりするので、技術畑からの人気も高いのです。
実際に鹿島建設が手掛けた大規模プロジェクトの一例は、以下のとおりです。
- 九段会館テラス
→登録有形文化財の歴史的建造物「旧九段会館」
- グラントウキョウ
→東京駅八重洲口開発プロジェクト
- 汐留タワー
→電通、日本テレビ放送網、日本通運などの本社ビル
- 東京ミッドタウン日比谷
→建物高さ約192mの超高層タワー
- 慶應義塾大学日吉記念館
→1958年に建設された日吉記念館の建て替え
上記のような大規模プロジェクトを担当できるからこそ、鹿島建設は求職者からの人気が高いのです。
応募に1級施工管理技士や一級建築士が必須だから
応募時点で1級施工管理技士や一級建築士の資格を必須としている点も、鹿島建設に中途採用で転職する難易度が高い理由です。本記事『鹿島建設は第二新卒でも転職できる?』で紹介したとおり、鹿島建設は募集要項として、1級施工管理技士又は一級建築士の資格を必須としています。
鹿島建設の職種 | 応募条件(資格) |
|---|---|
建築系 | 一級国家資格(一級建築士,1級建築施工管理技士)もしくは同等以上の資格・能力(大学博士課程修了者等)を有する者 |
土木系 | 一級国家資格(1級土木施工管理技士,技術士)もしくは同等以上の資格・能力(土木学会上級技術者・大学博士課程修了者等)を有する者 |
建築設備系 | 一級国家資格(一級建築士,1級建築施工管理技士,一級管・電気工事施工管理技士)もしくは同等以上の資格・能力(大学博士課程修了者等)を有する者 |
機械・電気系 | 一級国家資格(1級管・電気工事施工管理技士)もしくは同等以上の資格・能力(大学博士課程修了者等)を有する者 |
意匠設計系 | 一級建築士資格保有 |
※鹿島建設の募集要件(中途採用)を参照
他の職種でも、以下の資格が必須要件である場合が多いです。
- 建築施工管理
→1級建築施工管理技士、一級建築士など
- 土木施工管理
→1級土木施工管理技士、技術士など
- 設備施工管理
→1級管工事施工管理技士、1級電気工事施工管理技士、建築設備士など
上記の資格が必須な理由は、鹿島建設の担当現場は、請負金額が数十億〜数千億円規模が多く、法律上、大規模工事の現場には監理技術者を配置する義務があり、その要件を満たすのが1級資格者だからです。
そのため1級の資格を持っていないと、応募のスタートラインにも立てません。なお1級施工管理技士は資格を取得する難易度が高く、資格の種類や年度ごとに変わりますが、例年の合格率は20%以下です。
関連記事:
【最新】施工管理技士資格の難易度ランキング | 偏差値で例えると?
応募条件を1級レベルの有資格者に絞っていることからも、鹿島建設が未経験層ではなく、即戦力として活躍できるレベルの人材を求めていることがわかります。その結果、応募できる条件も1級資格の有無で限られた中、有資格者且つ経験の豊富な求職者同士で内定を争うことになります。だからこそ鹿島建設は中途採用で転職するのが難しくなるのです。
仕事で求められる専門性やスキルの水準が高いから
鹿島建設のプロジェクトで求められる専門性やスキルの水準が高いことも、転職難易度が高い理由です。
鹿島建設が担当するのは、東京駅丸の内駅舎の保存・復原工事や六本木ヒルズ森タワー、日本初の超高層ビルである霞が関ビルディングなど、日本の歴史や景観を象徴するレベルの建物や施設になります。
これらの大規模建造物で工事する場合、数百人から数千人の職人や協力会社を束ねて、発注者や設計者と折衝をしながら、プロジェクトを完工まで導く必要があります。具体的には、以下の能力が必要です。
- 技術力・専門知識
→難易度の高い工法や、最新のICT施工に対応できる知識
- 折衝力・調整力
→発注者・設計者・近隣住民・行政など、多岐にわたる関係者との利害調整
- 危機管理能力・柔軟性
→トラブルの発生時に、すぐに最適解を出して工程をリカバリーする判断力
とくに鹿島建設の大規模且つ高い技術力が必要なプロジェクトは、多くの関係者の利害を調整しながら、工期までにプロジェクトを完工まで導ける能力が求められます。つまり鹿島建設でプロジェクトを進めるために必要になるスキルや能力が高いからこそ、転職する難易度が高くなるのです。
あらためて鹿島建設に転職する難易度が高い理由は、以下のとおりです。
- 知名度や人気が高く応募する求職者が多いから
- 応募に1級施工管理技士や一級建築士が必須だから
- 仕事で求められる専門性やスキルの水準が高いから
上記のとおり、鹿島建設に転職するのは決して簡単ではありません。
そのため鹿島建設への転職に成功するには、一定の時間をかけて、準備・対策することが大切です。
鹿島建設への転職に成功するための3つのポイント
鹿島建設への転職を成功させるには、以下3つのポイントを意識してください。
- 採用担当者に刺さる履歴書・職務経歴書を作成する
- 企業分析をして面接用の回答を事前に準備しておく
- 鹿島建設以外のスーパーゼネコンも並行して受ける
採用担当者に刺さる履歴書・職務経歴書を作成する
鹿島建設に転職するには、採用担当者が魅力的に感じる履歴書・職務経歴書を作成することが必要です。なぜなら書類審査に通過できないと、面接で自分の魅力をアピールすることもできないからです。
なお鹿島建設に転職するために、とくに重要なのが職務経歴書になります。
職務経歴書は、自分の実績・経験・スキル・資格をアピールできる書類です。鹿島建設などの人気企業は求職者からの応募が多いため、職務経歴書が魅力的でない時点で審査に落とされるケースもあります。
鹿島建設の書類審査に通過するレベルの職務経歴書を作っておけば、基本的に他のゼネコンでも、一部の文章を加筆修正するくらいの労力で書類審査に通過するクオリティになるはずです。そのため転職活動を始める段階で多少の時間をかけてでも、しっかりとした職務経歴書を作っておくことがおすすめです。
「転職活動検討中だけど履歴書や職務経歴書を作っていない」という方は、ねこ履歴書という無料の書類作成サービスを活用してください。
ねこ履歴書は、スマホやパソコンのブラウザから質問に答えるだけで、履歴書・職務経歴書を作成できる無料のサービスです。ExcelやWordのダウンロード不要で、カンタンに提出用の書類を作成できます。
またPDF形式で出力されるので、そのままデータで書類提出できますし、コンビニや自宅のプリンターで印刷することも可能です。途中で一時保存もできるので、忙しい方はブックマークで活用してください。
一方で「職務経歴書を作ったけど、鹿島建設に通過できるかわからない」や「自分一人で鹿島建設に通過するレベルの職務経歴書を作れるか不安」という方は、一度、当社(プレックスジョブ)のアドバイザーに相談してみてください。あなたの履歴書・職務経歴書を、最大限魅力的にするサポートをいたします。
関連記事:
施工管理の履歴書テンプレート
施工管理の職務経歴書の書き方ガイド
企業分析をして面接用の回答を事前に準備しておく
鹿島建設への転職を成功するには、企業分析をして、面接での回答を事前に準備するのも大切です。
なぜなら鹿島建設のように求職者からの応募の多い企業では、採用担当者が応募者の熱意や企業に対する理解度をシビアに見ているからです。具体的には、「なぜ他のゼネコン(大林組や大成建設)ではなく、鹿島建設を受けるのか」というポイントが見られています。
そのため面接では、最低限、以下の内容を準備しておきましょう。
- 志望動機
- 転職理由
- 自己PR(強み・弱み)
- キャリアプラン
- 逆質問
とくに「鹿島建設でないとできないこと」や「鹿島建設のプロジェクトで自分がどんな貢献できるか」を採用担当者に伝えることが、鹿島建設の内定を獲得するためのポイントとなります。一方で面接で言葉に詰まったり、うまく話せなかったりすると、不合格になる可能性が高くなってしまいます。
そのため鹿島建設の面接対策では、想定回答集の作成に加えて、模擬面接もして、スラスラと志望動機やキャリアプランを伝えられる状態にしておくことが重要です。
実際に当社(プレックスジョブ)では、準備すべき頻出の質問も共有しますし、模擬面接も実施します。
転職の成功率を高めたい方は、以下からプレックスジョブに登録して、模擬面接を依頼してください。
鹿島建設以外のスーパーゼネコンも並行して受ける
鹿島建設の転職は、選考倍率が高いため、入念な準備をしても落ちてしまうこともあります。
そのため鹿島建設だけにこだわらず、大林組・大成建設などの他のスーパーゼネコンや、三井住友建設や長谷工コーポレーションなどの準大手ゼネコンも併用して受けることをおすすめします。
なぜなら複数の選考を受けると面接に慣れるので、本命である鹿島建設の面接もリラックスできますし、結果的に転職の成功に近づけるからです。また仮に鹿島建設に縁がなかった場合でも、他の企業で内定を獲得できればキャリアアップできますし、次の転職で鹿島建設にチャレンジすることも可能です。
だからこそ転職活動をする際は、鹿島建設一社だけに絞るのではなく、他の企業も視野を広げることで、最終的な転職の成功に近づけるでしょう。
また鹿島建設だけではなく、他の企業も同時に受けたい方もプレックスジョブはまとめて応募可能です。
プレックスジョブでは鹿島建設だけではなく、他のスーパーゼネコンや準大手ゼネコン、発注者側であるデベロッパーやメーカーの求人も多く保有しています。複数の求人を並行して応募したい方は、以下からプレックスジョブに登録して、どんな求人があるのかを確認してください。もちろん無料です。
ここまで紹介したとおり、鹿島建設に転職するのは難しいですが、しっかりと準備をすれば、転職できる可能性も十分あります。ただしすべての人が転職に成功するわけではなく、鹿島建設に転職できる人には一定の特徴があるのです。そこでつづいては、鹿島建設の転職しやすい人の特徴を解説します。
鹿島建設の中途採用(転職)で合格しやすい人の特徴
鹿島建設の中途採用で合格しやすい人の特徴は、以下のとおりです。
- スーパーゼネコン又は準大手・中堅ゼネコンで働いている人
- 大手デベロッパーやメーカーなど発注者側の経験がある人
- 年齢に対して転職回数が多すぎない人
- 20代や30代前半で1級施工管理技士の資格を持っている人
- 大学や高専で建築・土木分野を専攻していた20代の人
スーパーゼネコン又は準大手・中堅ゼネコンで働いている人
現在、スーパーゼネコン(大林組・大成建設・清水建設・竹中工務店)で働いている方や、準大手・中堅ゼネコン(長谷工コーポレーション・前田建設・戸田建設など)で働いている方は、即戦力として活躍が期待できるので、鹿島建設の中途採用で最も合格しやすいと言えます。
とくに数億円以上のプロジェクト経験があると、大規模工事の組織体制も経験していると判断されたり、即戦力として活躍できると判断されたりするので、高評価を受けやすいでしょう。
実際に当社(プレックスジョブ)では、東証プライム上場企業で施工管理を担当していた方が鹿島建設の施工管理として転職に成功されています。なおこちらの方は、施工管理の経験が約5年間で、請負金額が数億円から100億円規模のプロジェクトを経験している方でした。
大手デベロッパーやメーカーなど発注者側の経験がある人
受注側であるゼネコンだけではなく、大手デベロッパーやプラントメーカーなどの発注側の経験者も鹿島建設の内定を取りやすい傾向にあります。なぜなら鹿島建設はゼネコンとしての請負工事だけではなく、デベロッパーと共同開発で発注者としての開発事業を行うこともあるからです。
たとえば2025年11月に三井不動産と鹿島建設が共同で開発した『日本橋本町M-SQUARE』が竣工したと発表がありましたし、2024年5月には日本郵船・三菱地所・鹿島建設の3社が共同で『横浜市中区海岸通計画(A-1地区)』の新築工事を着工したと発表がありました。
出典:
「日本橋本町M-SQUARE」竣工|三井不動産株式会社
「(仮称)横浜市中区海岸通計画(A-1地区)」新築着工|三菱地所株式会社
上記のとおり、鹿島建設は請負工事だけではなく、開発事業も行っています。だからこそプロジェクトを俯瞰する視点や調整力を持っている発注者側の経験がある人は、鹿島建設に転職しやすいのです。
また請負工事を担当する場合でも、大手デベロッパーやメーカー出身者は、ゼネコンに依頼する側として工程管理・予算管理や利害調整のスキルを培っています。発注者目線を持ちながら、プロジェクトを進行できる人材は貴重なので、請負工事を担当するとしても、転職で高評価を得やすいのです。
年齢に対して転職回数が多すぎない人
鹿島建設に転職したい方は、極端に転職回数を多くしないようにしましょう。一般的に転職回数が3回を超えると、採用担当者が「転職が多いな」と感じることが多くなります。
鹿島建設は、工期の長い大規模プロジェクトがメインとなっており、短期離職のリスクがある求職者は、会社にとってのリスクが大きくなります。そのため年齢に対して転職回数が極端に多いと、鹿島建設への転職が難しくなります。具体的には、20代なら1社〜2社の経験。30代なら3社までが目安です。
実際に当社(プレックスジョブ)経由で鹿島建設に転職した方は、いずれの方も転職経験なし、もしくは転職経験が1回であり、いわゆる職歴がキレイな方でした。そのため鹿島建設に転職したいなら、極端に転職を繰り返すことなく、戦略的にステップアップすることをおすすめします。
20代や30代前半で1級施工管理技士の資格を持っている人
20代や30代前半で1級施工管理技士の資格を持っている人も、鹿島建設に転職しやすいです。
なぜなら1級施工管理技士は、現場の責任者(監理技術者・主任技術者)に求められる、施工管理として最高峰の国家資格だからです。30代後半や40代以降で資格取得する人も多い中で、20代や30代前半で1級施工管理技士を取得する人は、将来性・ポテンシャルを高く評価されやすいです。
また20代前半や第二新卒の方なら、1級施工管理技士補でも鹿島建設に合格するチャンスはあります。
実際に当社(プレックスジョブ)を使った方には、20代前半で1級建築施工管理技士補に合格した状態で鹿島建設への転職に成功した事例もあります。つまり1級施工管理技士の資格がなくても、20代前半なら1級施工管理技士補でも転職できるチャンスがあるということです。
こちらの方の前職は、地元では有名な工務店ですが、全国的には知名度の低い会社でした。ただし20代前半の若さで1級建築施工管理技士補を取得したポテンシャルもあったため、転職に成功できたのです。
大学や高専で建築・土木分野を専攻していた20代の人
大学や高専で建築や土木を専攻していた20代の方も、鹿島建設に転職できる可能性が高いです。
なぜなら大学や高専で建築・土木分野を専門的に学んだ理系出身者であれば、20代でも専門知識を身につけている可能性が高いからです。とくに大学や高専で専門的に学んでいる人は、構造力学や施工法など理論的な裏付けをもって現場で対応するため、現場叩き上げの人に比べても応用力が高くなります。
また文系出身の未経験者と比べても、基礎知識がある分、現場でのキャッチアップも早くなります。
実際に当社(プレックスジョブ)でも、土木工学科・建築学科などを卒業して、他の企業に就職した方が鹿島建設に転職してキャリアアップした事例が複数あります。
だからこそ大学や高専で建築・土木分野を専攻していた20代の方は、鹿島建設に転職しやすいのです。
ここまで紹介したとおり、以下の条件に当てはまる方は、鹿島建設に転職しやすい傾向にあります。
- スーパーゼネコン又は準大手・中堅ゼネコンで働いている人
- 大手デベロッパーやメーカーなど発注者側の経験がある人
- 年齢に対して転職回数が多すぎない人
- 20代や30代前半で1級施工管理技士の資格を持っている人
- 大学や高専で建築・土木分野を専攻していた20代の人
ただし上記に当てはまっても必ず内定を取れるわけではありませんし、上記に当てはまらなくても転職に成功できるケースはあります。
そこでつづいては、鹿島建設の転職に成功する確率を高める方法を紹介します。
鹿島建設への転職に成功する確率をさらに高める方法
鹿島建設への転職に成功するには、以下の方法で確率を高めることができます。
- 鹿島建設のグループ会社に転職して本社を目指す
- 鹿島建設の契約社員から正社員登用を目指す
鹿島建設のグループ会社に転職して本社を目指す
鹿島建設本体への転職が難しいなら、鹿島建設のグループ会社に転職し、本社を目指す方法もあります。なお鹿島建設のグループ会社は300社以上あり、グループ会社の一例は、以下のとおりです。
- 鹿島建物総合管理株式会社
- 鹿島道路株式会社
- 株式会社イリア
- 鹿島サービス株式会社
- 鹿島リゾート株式会社
鹿島建設のグループ会社だからといって、決して簡単に転職できるわけではないですが、仕事の進め方は類似する部分も多いですし、グループ内での実績は鹿島建設本社の社員にも伝わります。
また鹿島建設はグループ再編による組織体制の変更もあり、結果的に本社に転籍になることもあります。
そのため鹿島建設本体への転職が難しいなら、グループ会社に転職し、実績を積むのも一つの方法です。
鹿島建設の契約社員から正社員登用を目指す
鹿島建設の正社員として採用されない方も、有期雇用の契約社員であれば転職できる可能性もあります。とくに正社員登用ありと記載のある契約社員の応募なら、正社員になるチャンスが大きいです。
鹿島建設の転職では、職種によって、中途入社時に契約社員スタートとなる求人もあります。鹿島建設の『契約社員:土木系(施工管理)』の求人詳細を見ると、以下のような記載がありました。
原則は、契約社員(有期雇用)での採用です。
契約社員として経験を積まれた優秀な方については、正社員への登用も行っています。(実績多数)
上記からも、鹿島建設は契約社員から正社員の登用があるとわかります。
実際に当社(プレックスジョブ)経由で転職した方には、鹿島建設の契約社員で転職された方がいます。1級施工管理技士ではなく、年齢も40歳以上なので、鹿島建設の転職しやすい層とは言えませんでした。しかし契約社員で採用されたので、正社員の採用が難しい方も契約社員ならチャンスがあると言えます。
なお鹿島建設は契約社員であっても、年収が600万円を超えることもあります。「契約社員は条件が悪いのでは?」と不安な方も、安心して応募してみてください。
鹿島建設の中途採用(転職)の選考フロー
鹿島建設の中途採用の選考フローの一例は、以下のとおりです。
■STEP1. 応募
鹿島建設のキャリア採用ページか、プレックスジョブなどの転職エージェント経由で応募できます。
基本的には、職種や支店ごとに募集があり、まとめて複数の職種・支店への応募も可能です。なお複数の職種にまとめて応募したい場合は、プレックスジョブに登録して、応募を任せるのが便利です。
■STEP2. 書類選考
鹿島建設に応募したあとは、履歴書・職務経歴書・工事経歴書を提出することになります。
上記の書類に記載している内容をもとに、鹿島建設の採用担当者が書類選考を実施します。
■STEP3. 面接(目安:1回~3回)
書類選考に突破すれば、オンラインか対面で面接をすることになります。面接の目安は、1回〜3回です。
実際にプレックスジョブで鹿島建設に転職した方(契約社員)には、1回の面接で内定した方もいます。
■STEP4. 結果通知
面接の結果、合格となれば、内定通知や労働条件通知書が届きます。労働条件通知書には、従事する仕事内容・給料・賞与・休日などの重要な情報が記載されるので、しっかり確認しましょう。
複数企業から内定がでている場合は、条件を比較して、どの企業の内定を承諾をするか考えてください。
■STEP5. 内定承諾
実際に内定承諾を伝えた場合は、正式に採用が決定します。
現職のプロジェクトや引き継ぎ期間を考慮して、いつから働けるかもあわせて伝えてください。
鹿島建設に関するよくある質問
最後に鹿島建設に関するよくある質問に回答します。
鹿島建設はどんな会社?
鹿島建設株式会社は、1840年創業の大手総合建設会社です。国内外で合計300社以上のグループ会社・関連会社を持っており、土木・建築・不動産開発・エンジニアリングなど、幅広い事業を扱っています。
また次世代建設生産システムを活用して、世界初となるダム・山岳トンネルの自動化施工に挑戦したり、世界で初めてCO2排出量を実質ゼロ以下にできるCO2吸収コンクリートを開発したりするなど、技術的なポイントでも世界をリードする企業になりつつあります。
鹿島建設は職種別に年収が変わりますか?
鹿島建設は、職種別に基本給が大きく変わるわけではありません。
なぜなら鹿島建設の給与テーブルは、職種より、社内の等級によって決まる要素が多いためです。ただし施工管理と事務の職種を比べると、手当や残業代の上乗せで、施工管理の年収が高くなりやすいです。
関連記事:
鹿島建設の平均年収は1184万円|年齢別・職種別の年収と手取りを解説
鹿島建設は学歴が必要?出身大学は?
鹿島建設は、高卒でも採用を実施しており、学歴を求められるとは言いづらいです。
実際に当社(プレックスジョブ)で鹿島建設に転職した方には、高卒の方もいます。ただし新卒採用は、東京理科大学・東京工業大学・早稲田大学・東京大学・横浜国立大学などの大学の採用人数が多いです。
そのため新卒就活は学歴があると有利だが、転職は新卒ほど学歴を求められないと考えておきましょう。
鹿島建設の転職元と転職先は?
鹿島建設に転職できる人は、スーパーゼネコンや準大手・中堅ゼネコンで働いている方が多いです。また大手サブコン(下請け企業)で働いている方も転職しやすいケースがあります。
一方で鹿島建設から転職する方は、他のスーパーゼネコンに転職するだけではなく、大手デベロッパーやプラント、メーカーなどの発注側に転職したり、外資系の企業に転職したりする方も多いです。
鹿島建設で活躍していた方の市場価値は高いので、次に転職する場合でも、国内外問わず、転職市場から引く手あまたの状態になりやすいです。
鹿島建設はやばい・やめとけと言われる理由は?
鹿島建設がやばい・やめとけと言われる理由は、責任と負荷の重い仕事だからです。そのため発注者から工期に間に合わせることのプレッシャーは強いですし、工期直前は長時間労働になるケースもあります。
その分、鹿島建設は平均年収1184万円と高いですし、社宅や保養施設などの福利厚生も充実しています。
つまり「楽して稼ぎたい」と考えている人には、おすすめできません。一方で「社会インフラ施設などのプロジェクトに携わり、社会に貢献しながら稼ぎたい」と考える人には、おすすめの企業と言えます。
まとめ|鹿島建設への転職ならプレックスジョブ
本記事で紹介したとおり、鹿島建設は中途採用の難易度が高く、転職は難しいと言えます。とはいえ鹿島建設への転職が不可能なわけではなく、以下のポイントを意識すれば、内定の獲得に近づきます。
- 採用担当者に刺さる履歴書・職務経歴書を作成する
- 企業分析をして面接用の回答を事前に準備しておく
- 鹿島建設以外のスーパーゼネコンも並行して受ける
また鹿島建設の本社に正社員として転職するのが難しい方でも、鹿島建設のグループ会社を経由したり、正社員登用ありの契約社員の求人に応募することで、最終的に鹿島建設の正社員を目指すのも可能です。
鹿島建設への転職に成功したい方はもちろん、上記のように戦略的なキャリアパスを意識して転職活動をしたい方も、一度、プレックスジョブの担当者に相談してください。
あなたが鹿島建設に転職できるように、専門の担当者が徹底的にサポートいたします。

















