タクシードライバー志望動機の例文6選
まずは、様々な状況に応じた志望動機の例文をご紹介します。ご自身の経歴や考えに近いものを参考に、あなただけの志望動機を作成してみてください。
- タクシードライバー未経験の例①(前職:工場勤務)
- タクシードライバー未経験の例②(前職:建設・現場職)
- タクシードライバー未経験の例③(前職:配送ドライバー)
- タクシードライバー経験者の例①(収入アップを目指したい)
- タクシードライバー経験者の例②(労働環境・福利厚生の改善)
- タクシードライバー経験者の例③(キャリアの幅を広げたい)
タクシードライバー未経験の例①(前職:工場勤務)
【状況】工場のライン作業から、運転好きを活かして一人で責任を持って働きたい
未経験の例① |
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私は〇年間、自動車部品工場で製造ラインのオペレーターとして勤務してまいりました。チームで協力し、正確かつ効率的に作業を進める中で、規律を守ることと集中力を維持するスキルを培いました。しかし、もともと車の運転が好きで、一人で裁量権を持ってお客様に貢献できる仕事に挑戦したいという思いが強くなり、プロのドライバーであるタクシードライバーを志望いたしました。 数あるタクシー会社の中でも、業界最大手である貴社の充実した研修制度と、未経験者でも安心してスタートできる給与保証制度に大きな魅力を感じています。 ゼロから専門的なスキルを身につける上で、これほどの安心感はありません。前職で培った安全確認の徹底と真面目さを活かし、一日も早く地理を覚え、常にお客様を第一に考えた安全運転で貴社に貢献していきたいと考えております。 |
タクシードライバー未経験の例②(前職:建設・現場職)
【状況】体力的な負担を考慮し、長く続けられる仕事としてタクシー業界を選んだ
未経験の例② |
前職では約〇年間、建設現場の作業員として、体力と安全管理能力を活かして働いてまいりました。この仕事にはやりがいを感じていましたが、年齢を重ねるにつれて身体への負担を考慮するようになり、これまでの経験を活かしつつ、生涯現役で続けられる仕事は何かと考えた結果、タクシードライバーという職業に行き着きました。 特に、貴社が採用されている「隔日勤務」という働き方に強く惹かれました。一日集中して乗務し、翌日は完全に休息するというメリハリのある勤務形態は、自己管理をしながら長く働き続ける上で理想的だと感じています。 建設現場で身につけた「安全第一」の意識は、私の何よりの強みです。常に危険を予測し、絶対に事故を起こさないという強い意志を持って、お客様を安全・快適に目的地までお送りすることをお約束します。 |
タクシードライバー未経験の例③(前職:配送ドライバー)
【状況】固定給のルート配送から、成果が収入に反映されるタクシーに挑戦したい
未経験の例③ |
現在、食品のルート配送ドライバーとして3年間勤務しており、〇〇エリアの地理と効率的な運転技術には自信があります。日々の業務には満足していますが、毎月の給与が固定されているため、どれだけ効率を上げても収入に変化がなく、より自分の頑張りが正当に評価される環境で挑戦したいと考えるようになりました。成果が収入に直結するタクシードライバーの仕事は、私にとって非常に魅力的です。 貴社を志望した理由は、二種免許の取得費用を全額会社が負担してくださる制度があり、未経験からでも挑戦しやすい環境が整っている点です。また、業界トップクラスの配車アプリの導入実績があり、新人でもお客様を見つけやすいと伺い、稼げるチャンスが大きいと感じました。 前職で培った運転スキルと土地勘を最大限に活かし、即戦力として貴社の売上に貢献できるよう尽力いたします。 |
タクシードライバー経験者の例①(収入アップを目指したい)
【状況】現職での経験を活かし、より高い歩合率と集客力のある会社で高収入を目指す
経験者の例① |
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現職のタクシー会社で〇年間、セールスドライバーとして無事故・無違反を継続し、常にお客様満足度と営業収入の向上を意識して乗務してまいりました。特に、〇〇エリアの地理情報や時間帯によるお客様の動向を分析し、効率的な営業を心がけた結果、社内でも常にトップクラスの売上成績を維持しております。 自身のスキルと経験をさらに活かし、より高いレベルで挑戦したいと考えた際、業界最高水準の歩合率と、〇〇(配 車アプリ名)の圧倒的な配車実績を誇る貴社でこそ、それが実現できると確信いたしました。 これまでの経験で培った営業ノウハウと接客スキルを活かし、即戦力として貴社の売上向上に貢献するとともに、自身の収入の限界にも挑戦したいと考えております。 |
タクシードライバー経験者の例②(労働環境・福利厚生の改善)
【状況】長く働き続けるために、ドライバーの安全や働きやすさに配慮した会社を選びたい
経験者の例② |
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ドライバーとして〇年のキャリアを重ねる中で、この仕事のやりがいと、何よりも「安全」の重要性を深く認識してまいりました。今後も生涯の仕事としてドライバーを続けていきたいと考えた時、ドライバーの働きやすさと安全を第一に考える貴社の企業理念に強く共感いたしました。 特に、最新の安全装備を備えたJPN TAXIの導入率の高さや、万が一の事故の際に会社が全面的にサポートしてくださる体制は、日々の乗務における大きな安心材料になると感じています。 これまでの〇年間、無事故・無違反を継続してきた自身の安全意識を活かし、貴社の信頼性をさらに高める一員として貢献できるものと考えております。安心できる環境で、より一層質の高いサービスをお客様に提供していきたいです。 |
タクシードライバー経験者の例③(キャリアの幅を広げたい)
【状況】一般のタクシー乗務から、ハイヤーや観光タクシーなど専門性を高めたい
経験者の例③ |
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タクシードライバーとして〇年間、日々多くのお客様を安全・快適に目的地までお送りすることに、大きなやりがいを感じております。一般の流し営業や無線配車での経験を積む中で、より高度な接客スキルや専門知識が求められるサービスに挑戦したいという思いが強くなりました。 中でも、貴社が特に力を入れていらっしゃるハイヤーや観光タクシーといった分野に、自身のキャリアの次のステップがあるのではないかと考えております。 現職で培った丁寧な接客スキルと、お客様のご要望を先読みする洞察力を活かし、まずは一般ドライバーとして即戦力として貢献いたします。その上で、貴社が提供されている専門研修などを通じて新たなスキルを習得し、付加価値の高いサービスを提供できる人材へと成長していきたいです。 |
他にも運送会社の志望動機例が気になる方は、こちらもご覧ください。
関連記事:プレックスジョブ 運送会社に採用される志望動機の書き方とは?ポイントと文例を紹介!
タクシードライバーの志望動機で抑えたいポイント

魅力的な志望動機を作成するには、必ず含めるべき4つの重要なポイントがあります。例文を自分流にアレンジする際に、これらの要素が盛り込まれているかを確認しましょう。
なぜタクシードライバーを選んだのか
採用担当者がまず知りたいのは、「数ある職業の中で、なぜあなたはタクシードライバーを選んだのか」という点です。
前職での経験を踏まえ、タクシーの仕事にどんな魅力を感じたのかを具体的に伝えましょう。
例えば、「工場勤務で培った集中力を、人や社会の役に立つ運転の仕事で活かしたい」「ルート配送とは違い、毎日違うお客様との出会いに魅力を感じた」など、前向きな理由を明確にすることが重要です。
タクシーへの転職で後悔しないためのポイントやタクシードライバーの将来性は、こちらの記事で詳しく解説しています。
関連記事:プレックスジョブ タクシー転職の失敗例と後悔しない働き方|安心して始める方法
タクシードライバーの将来性はある?不安と知られざる安定性を徹底解説
なぜその会社を選んだのか
次は「なぜこのタクシー会社なのか」を伝える必要があります。これを語るためには、徹底した企業研究が欠かせません。他社と比較して、その会社にしかない魅力を見つけ出し、自分の志望動機と結びつけましょう。
以下に、企業研究の際のチェックポイントを記載していますので、ご参考にしてください。
企業研究のチェックポイント |
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給与・待遇: 歩合率は高いか? 未経験者向けの給与保証制度(例:入社後半年間、月給30万円保証)はあるか? |
サポート体制: 二種免許の取得費用は全額会社負担か? 万が一の事故の際、修理費用の自己負担はあるか? |
設備・環境: 車両は新しいか?(例:JPN TAXIの導入率は?) 最新のカーナビや多様な決済システムを導入しているか? |
勤務地: 自宅から通いやすいか? 都心部など、稼ぎやすいエリアに近いか? |
雰囲気: 会社説明会や面接での担当者の印象は良かった? ネットでの口コミ評価はどうか? |
これらの情報をもとに、具体的な理由を述べることができれば、志望度の高さを強くアピールできます。
自身の経験やスキルをどう活かすか
採用担当者は、「この人を採用したら、会社にどんなメリットがあるか」を見ています。
あなたのこれまでの経験やスキルが、タクシードライバーの業務にどう活かせるのかを具体的に結びつけて説明しましょう。前職の経験とタクシー業務の「共通点」を探すのがポイントです。
例えば、接客・販売業の経験があるなら「お客様とのコミュニケーション能力」、営業職なら「目標達成意欲や地理情報への強さ」などがアピールできます。
たとえ全くの異業種であっても、必ず活かせる強みはあるはずです。「〇〇の経験で培った〇〇という強みを、貴社での安全運転・接客サービスに活かしたい」という形で、貢献できる人材であることを示しましょう。
将来像やキャリアプランを簡潔に示す
最後に、「この会社で長く働きたい」という意思を示すために、入社後の将来像やキャリアプランを簡潔に伝えましょう。
「どんなドライバーになりたいか」「どんな働き方を続けたいか」を具体的に語ることで、仕事に対する前向きな姿勢と長期的な貢献意欲をアピールできます。
例えば、「将来的には、貴社のハイヤードライバーに挑戦したいと考えています」「プロとして、無事故・無違反を生涯継続することをお約束します」といった内容です。
明確な目標を持っている応募者は、採用担当者に「計画性があり、成長意欲が高い人材だ」という好印象を与えます。
タクシードライバーの志望動機で避けるべきNG例
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熱意を伝えようとするあまり、かえってマイナスの印象を与えてしまう表現もあります。ここでは、多くの応募者が陥りがちなNG例を3つご紹介します。
給料や待遇しか触れていない
給与や待遇面だけを強調するのは避けましょう。もちろん、生活のために収入が重要であることは採用担当者も理解しています。
しかし、それだけが理由だと「お金さえもらえれば、仕事内容は二の次なのか」「もっと条件の良い会社が見つかったら、すぐに辞めてしまうのでは?」という不信感を与えかねません。
給与面を志望動機に含める場合は、仕事への意欲や貢献の姿勢とセットで伝えると、バランスの取れた説得力のある志望動機になります。
タクシードライバーのリアルな年収については、こちらの記事も参考にしてください。
記事はこちらから:プレックスジョブ 【2025年版】タクシー運転手の年収を地域別に調査!給与の仕組みも徹底解説
具体的なエピソードがなく漠然としている
誰にでも言えるような抽象的な表現だけでは、あなたの魅力は伝わりません。なぜなら、その言葉を裏付ける具体的な根拠がないからです。採用担当者は、あなたの人柄や能力を客観的に判断したいと考えています。
志望動機に説得力を持たせるためには、必ず具体的なエピソードや実績を添えることを意識しましょう。
例えば、「プライベートでも長距離運転が好きで、これまで〇年間、無事故・無違反を継続しています」といった一言を加えるだけで、言葉の信頼性が格段にアップします。
ネガティブな内容のみを押し出す
前職への不満やネガティブな理由をそのまま伝えるのは絶対にやめましょう。たとえそれが事実であったとしても、採用担当者には「不満ばかり言う人」という印象を与えてしまい、採用をためらわせてしまいます。
転職理由を語る際は、「ネガティブな事実」を「ポジティブな動機」に変換することが鉄則です。
「人間関係が合わなかった」→「一人で責任を持って、お客様と直接向き合える仕事に魅力を感じた」というように、前向きな言葉で未来への意欲を語りましょう。
タクシードライバーの志望動機作成後のチェック方法
志望動機を書き終えたら、必ず見直しを行いましょう。自分では完璧だと思っても、客観的に見ると改善点が見つかるものです。
時間をおいてから自分でチェックする
書き上げた直後は、どうしても自分の文章を客観視しにくいものです。一度時間をおいて、新鮮な気持ちで読み返してみましょう。その際は、以下の4つのポイントを意識してみてください。
確認ポイント |
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音読してリズムを確認する:声に出して読み、文章がスムーズに流れるか、不自然な言い回しがないかを確認。 |
誤字脱字・文法チェック:基本的なミスは「注意散漫な人」という印象を与えかねません。 (チェック例:「御社(書き言葉)」と「貴社(話し言葉)」の使い分け、ら抜き言葉、です・ます調の統一) |
話の「筋」が通っているか:「前職が嫌だった」というネガティブな理由だけで終わっていませんか? (チェック例:「前職の〇〇に課題を感じた」→「だからこそ、タクシードライバーとして〇〇を実現したい」というポジティブな結論に繋がっているかを確認) |
具体性に欠けていないか:「頑張ります」「コミュニケーションが得意です」といった抽象的な言葉で満足していないか? (チェック例:「前職の接客業で培った傾聴力を活かしたい」など、具体的な言葉に置き換え) |
上記のチェックポイントを利用して、最終確認をしてみましょう。
第三者の目線で客観的に確認する
可能であれば、家族や友人など、利害関係のない第三者に読んでもらい、率直な感想を聞くのが最も効果的です。
自分では気づかなかった文章の癖や、分かりにくい点を指摘してもらえるでしょう。
その際は、「この志望動機を読んで、どんな人物だと思った?」「仕事への熱意は伝わる?」といった具体的な質問を投げかけると、より有益なフィードバックが得られます。
タクシードライバーの志望動機作成でよくある質問

最後に、志望動機作成に関して多くの人が抱く疑問にお答えします。
未経験でも志望動機は評価されますか?
結論から言うと、全く問題ありません。むしろ、タクシー業界は「未経験者」の採用を前提としていると言っても過言ではありません。
採用担当者は、「なぜタクシーという仕事を選んだのか」という熱意や、「安全運転への意識」「お客様に対する誠実さ」といった人柄やポテンシャルを重視しています。
実際に、プレックスジョブの利用者からも
未経験の業種への転職でしたので、利用しなかったらスムーズにいかなかったと思います。大変助かりました。
といった声が寄せられています。転職エージェントは、あなたの強みを見つけ出し、効果的な志望動機を一緒に考えてくれる心強いパートナーになります。
利用者の声はこちら:プレックスジョブ 採用が決まった方の声
転職理由を正直に言っても大丈夫?
「嘘」をつくのは絶対にダメですが、「伝え方」を工夫することが非常に重要です。 面接官も、応募者が何らかの理由があって転職活動をしていることは理解しています。
ただし、前職への不満や愚痴をそのまま伝えるのはNGです。これは、他責にする傾向がある、あるいは協調性がない人物だと見なされるリスクがあります。
大切なのは、「ネガティブな事実」を「ポジティブな志望動機」へと変換することです。
例えば、「給料が安かった」→「自分の成果が正当に評価され、収入に反映される環境で挑戦したい」と言い換えれば、向上心のアピールに繋がります。
志望動機は長く書いた方がいいですか?
いいえ、長さよりも「内容の明確さ」と「熱意の伝わりやすさ」が重要です。
採用担当者は、日々多くの応募書類に目を通しています。要点が分からず、ただダラダラと長い文章は、最後まで読んでもらえない可能性すらあります。
理想的なのは、「なぜタクシーか?」、「なぜこの会社か?」、「自分はどう貢献できるか?」という3つの要素が、簡潔に、かつ具体的にまとまっていることです。
履歴書の志望動機欄に収まる文字数、面接で話す場合は1分〜1分半程度で伝えられる長さを目安にしましょう。
ドライバーの履歴書の書き方全般については、こちらの記事も参考にしてください。
記事はこちらから:プレックスジョブ 【見本・動画つき】ドライバーの履歴書・志望動機の書き方を完全解説!
まとめ
タクシードライバーの志望動機は、あなたの第一印象を決める非常に重要な要素です。
本記事でご紹介した例文やポイントを参考に、あなた自身の言葉で、熱意と貢献意欲を伝えましょう。
もし、「自分一人で志望動機を考えるのは難しい」「プロの視点からアドバイスが欲しい」と感じたら、ぜひ私たちプレックスジョブにご相談ください。
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