フォークリフトを使う仕事
フォークリフトが使われる場所

フォークリフトは工場や建設現場、倉庫、配送所など幅広い場所で使用されています。
パレットにダンボールなどの荷物を積んでいき、そのパレットごと移動させる、トラックなどに積み込む、トラックから降ろすなどが行われます。
誰でも使用できるというわけではなく、技能講習を受けて合格している必要があります。
雇用形態
それぞれの会社で正社員として雇用されている場合があります。その場合は運送会社や倉庫業、建設会社などが雇用主ということになります。
また、トラックのドライバーでフォークリフトの運転資格を持っている人であれば、荷受け場などで自分でフォークリフトを操作して荷物の積み降ろしを行うことができます。
他には、それぞれの現場で派遣社員、アルバイトとして雇用されている場合もあり、雇用形態はさまざまだと言えます。
雇用形態別フォークリフトを使う仕事の給料

正社員
正社員として雇用されている場合は、その会社の規模や社歴などによって給料は大きく違って来ることになります。
また、フォークリフトオペレーターとして雇用されているわけではなく、他の業務も行うがフォークリフトも操作するということも多く、給料は一概には言えません。
厚生労働省の統計データによると、フォークリフト運転作業員の年収の全国平均は456.8万円です。このあたりが1つの参考になるのではないでしょうか。
参照:職業情報提供サイト(https://shigoto.mhlw.go.jp/User/Occupation/Detail/237)
実際の仕事内容として、本業ではなくフォークリフトも操作することがあるという場合は、「資格手当」が別に出る場合もあります。
派遣社員
こちらは人材派遣会社に登録をしていて、フォークリフトオペレーターとして運送会社や倉庫、建設現場に派遣されるという形式です。
この場合は持っている資格や免許の多さ、経験、などによって給料が決定されることになります。
また、派遣先の規模や登録している人材派遣会社によっても給料は違ってきますので注意が必要です。
派遣会社を通して雇用されている場合は、残業や休日出勤などをしなければならないことは少なく、規則正しい勤務時間になることが多くなっています。
アルバイト・パート
運送業の荷受け場や倉庫などで必要に応じてアルバイトやパートとして雇用される場合があります。
この場合も名目はさまざまで、「倉庫作業員」として働いている場合は荷物の仕分けや手作業での積み降ろしをメインで行うこともあります。
その中でフォークリフトの運転資格を持っている人がフォークリフトの操作も行うという場合があります。
こういった場合、資格を持っていることで時給が高く設定されることが多くなっています。また、フォークリフトオペレーターとして雇われる場合ももちろんあります。
地域別フォークリフトを使う仕事の給料
北海道・東北
派遣での平均時給:1,196円
アルバイトの平均時給:1,016円
平均年収:408万円
関東
派遣での平均時給:1,447円
アルバイトの平均時給:1,203円
平均年収:404万円
甲信越・北陸
派遣での平均時給:1,277円
アルバイトの平均時給:1,144円
平均年収:390万円
東海
派遣での平均時給:1,401円
アルバイトの平均時給:1,155円
平均年収:398万円
関西
派遣での平均時給:1,369円
アルバイトの平均時給:1,163円
平均年収:413万円
四国
派遣での平均時給:1.210円
アルバイトの平均時給:1,013
平均年収:412万円
中国
派遣での平均時給:1,273円
アルバイトの平均時給:1,099円
平均年収:403万円
九州・沖縄
派遣での平均時給:1,210円
アルバイトの平均時給:1,042円
平均年収:413万円
参照:求人ボックス給料ナビ フォークリフトの仕事の年収・時給・給料(求人統計データ)https://xn--pckua2a7gp15o89zb.com/フォークリフトの年収・時給
フォークリフトを使う仕事に就くには
フォークリフト運転技能講習
最大荷重1トン以上のリフトを運転するには「講習」「学科試験」「実技試験」を受けて合格しなければいけません。
実際に現場で運転するにはこちらの運転資格が必要になることが多いので、こちらの取得を目指した方が良いでしょう。
講習をしっかりと受けていれば合格率は90%以上の講習ですので、まず問題はないでしょう。
フォークリフト運転業務に関わる特別教育
フォークリフトを運転するには運転資格が必要となります。
「運転免許」というものはありませんが、技能講習や特別教育を受けた上で「修了証」を取得していなければいけないのです。
この運転資格を持たない人がフォークリフトを運転した場合は法令違反となります。
最大荷重1トン未満のリフトの場合は特別教育の講習のみとなっており、修了試験はありません。
ただし、実際には現場で動かすフォークリフトにかなり制限がかかってしまうため、これだけでは不足することが多くなっています。
できれば技能講習を受けることをおすすめします。
フォークリフトの資格をアピールできる仕事

フォークリフトは業種で言えば運送業、倉庫業、建設業など幅広い業種で活躍できる資格です。
例えばネットショッピングが増加している近年ではアマゾンなどの物流倉庫などでは常にフォークリフトが稼働していることになります。
その他にもホームセンターや家電量販店、食料品、医療関係、衣服などといった場所でもフォークリフトは活躍しています。
仕事を選ぶ際には業種から選ぶ、職種から選ぶなどさまざまな選び方がありますが、フォークリフトを運転できるという資格面から仕事を探すということもかなり有利に仕事を選ぶ方法だと言えます。
また、トラックドライバーなど他の本業をしている人がフォークリフトの運転資格を持っている場合、現場での仕事の幅がさらに広がって有利になります。
資格手当が発生することも多く、とれるのであればぜひとっておきたい資格だと言えます。
まとめ
フォークリフトの運転資格を持っていると多くの活躍できる場所があります。
フォークリフトオペレーター単独で見ればそこまで給料が高く設定されているわけではありませんが、需要が多いために仕事には就きやすいというメリットもありますし、トラックドライバーなどが取得することで資格手当などでの給料アップも狙うことができます。
余裕があれば、ぜひ取得を目指していきましょう。