軽トラの規格
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軽トラックはその名が示す通り軽自動車の規格で作られたトラックです。
そのサイズは長さが3,400mm以下、幅1,480mm以下、高さ2,000mm以下のサイズになり、軽乗用車同様排気量が660cc以下のものが軽トラの規格になっています。
軽トラックの最大積載量は350kg以下になります。軽トラは農業用のあぜ道や狭い道、林道を走る事が多く、4WD車も用意されています。
軽トラの需要は意外と多く、現在はほとんどの自動車メーカーが軽トラックをリリースしています。
軽トラの荷台の寸法
ダイハツ・ハイゼット
ダイハツハイゼットの荷台サイズは、荷台長1,940mm荷台幅1,410mm、荷台高285mm、荷台床面地上高660mm、荷台フロア長2,030mmです。
ダイハツ・ハイゼットはスズキのキャリィとその人気を二分している軽トラです。ボディカラーが豊富な点が人気の秘密になっています。
スズキ・キャリィ
スズキ・キャリィの荷台サイズは、1,940mm、荷台幅1,410mm、荷台高2,90mm、荷台床面地上高650mm、荷台フロア長2,030mmです。
ダイハツ・ハイゼットとともに人気の軽トラになります。使いやすさや機動性が魅力の軽トラです。スズキの販売網の多さも販売台数につながっています。
三菱・ミニキャブ
三菱のミニキャブトラックの荷台サイズは、荷台長1,940mm、荷台幅1,410mm、荷台高290mm、荷台床面地上高650mm、荷台フロア長2,030mmです。
三菱のミニキャブトラックは運転支援システムのイーアシストを搭載できるのが魅力の軽トラです。働く車の軽トラこそ安全面の充実が望まれますので、オススメの車両になります。
スバル・サンバー
スバルのサンバーの荷台サイズは、荷台長1,945mm、荷台幅1,410mm、荷台高285mm、荷台床面地上高660mm、荷台フロア長2,030mmです。
スバル・サンバーは何と言ってもその荷台長が軽トラの中で一番長いのが特徴になります。荷台の総面積が広いのでより多く荷物を積載する事ができるでしょう。
ホンダ・アクティ
ホンダ・アクティの荷台サイズは、荷台長1,940mm、荷台幅1,410mm、荷台高290mm、荷台床面地上高660mm、荷台フロア長1,940mmです。
走行性能が高いのがホンダ・アクティの魅力です。用途に応じて特装車にできるメリットも。
マツダ・スクラム
マツダ・スクラムの荷台サイズは、荷台長1,940mm、荷台幅1,410mm、荷台高290mm、荷台床面地上高650mm、荷台フロア長2,030mmです。
マツダ・スクラムは荷台が低く地上高も低いため荷物の積み下ろしが楽なのが長所になります。作業が捗る事間違いなしです。
トヨタ・ピクシス
トヨタ・ピクシスの荷台サイズは、荷台長1,940mm、荷台幅1,410mm、荷台高285、荷台床面地上高660mm、荷台フロア長2,030mmです。
トヨタの車らしく総合的に評価が高い軽トラになります。低燃費で使いやすさを考えてトヨタ・ピクシスを選ぶ人が多いです。
軽トラの荷台の寸法の見方
荷台長
荷台長は実際に活用する事ができる荷台の最短の長さの事です。ちなみに荷台フロア長との違いについても説明しておきます。
通常、平ボディのトラックの荷台後部には座席後部を荷物から守るため鳥居のようなガードフレームが付いています。
そのガードフレームのないところから測った寸法が荷台フロア長、ガードフレームから測った寸法が荷台長になります。
荷台幅
荷台幅は荷台の床面の幅の事です。この部分は軽自動車ということもあり、各メーカーで共通しています。
各自動車メーカーともに荷台幅は1,410mmになっていますので、軽トラを購入する場合に比較検討する際は、この部分以外のサイズを較べて最適な軽トラを選ぶようにしましょう。
荷台高
軽トラの荷台高というとなんの事かと思われるかもしれませんが、荷台高とはトラックの荷台の左右、後ろに付いているアオリの高さの事を言います。
アオリは荷物の落下を防ぐために付いているもので、荷物を積む際はアオリを落として荷物を積みやすくする事ができます。
荷台床面地上高
荷台床面地上高とは、地面から荷台までの高さの事です。荷台床面地上高が低いほど荷物の積み下ろしが楽になります。
この荷台床面地上高は各メーカーによって差があり、ダイハツ・ハイゼットやスバル・サンバー、ホンダ・アクティ、トヨタ・ピクシスは660mm、スズキ・キャリィや三菱・ミニキャブ、マツダ:スクラムは650mmとなっています。
作業のし易さを優先するのであれば少しでも荷台は低い方が良いかもしれません。
荷台フロア長
荷台フロア長とは荷台の床面の長さの事を言います。荷物を乗せる際、荷台フロア長が長ければそれだけ多く荷物を積載する事ができます。
ホンダアクティ以外は2,030mmと共通の荷台フロア長ですが、ホンダは1,940mmです。
ホンダのみ短いのはエンジンがキャビンの下にあるミッドシップレイアウトという構造によるもので、荷台フロア長は他社の軽トラに劣りますが、車両バランスと走行安定性に優れるというメリットがあります。
軽トラに荷物を積むときの注意点
軽トラに積める荷物のサイズ
軽トラには最大積載量という荷物を乗せていい限度の重量が決められていますが、それ以外にも荷台に乗せてもいい限度の長さ、幅、高さが厳密に定められています。
そういった事から軽トラに荷物を積めるサイズは最大積載量と最大積載の長さ(車両の長さの1.2倍まで)、最大積載の幅(車両の幅の1,2倍まで)最大積載の高さ(地上から2.5mまで)の中で収まる荷物という事になります。
この最大積載の高さですがこれは、荷物の高さという事ではなく、荷物を乗せた軽トラックのトータルの高さ、すなわち地面からで⒉5m以下という事なので注意しましょう。
軽トラの荷台からのはみ出しは何センチまで?
時と場合によっては軽トラックの荷台からはみ出して荷物を積まなければならない場合もあるかもしれません。そんな場合何センチまではみ出して積む事ができるのでしょうか?
荷物のはみ出しは基本的にNGなのですが、長い物を積む場合にだけは車両の長さx10分の1で前後にはみ出しても良い事になっています。
軽トラの長さが、3,395mmですと、3,395x10分の1、の339mmだけははみ出す事ができるというわけです。
一方で幅も同様に車両の幅×10分の1で左右に、高さに関しては、先述しましたが、きっちり制限がありますので制限を超えて荷物を積むことはできません。
軽トラの積載量
軽トラの積載可能な重量は最大で350kgと決められています。この基準は軽トラックの構造や用途に関わらず、すべて同じになります。
荷台の容量がおよそ800,000cm3ですから仮に水を荷台一杯に張るとすると800gになってしまい積載量の350gを守るとすると半分は捨てなければならなくなります。
これが水の倍の比重である砂利になればさらに半分捨てなければならなくなり、積載量を考えると軽トラは意外と多く荷物が積めない事がわかります。
軽トラの荷台をカスタム・改造して楽しむ
軽トラの荷台におすすめのカスタムパーツ
軽トラは意外と多くのカスタムパーツが販売されています。
荷台にキズが付くのを防止、又は作業台にするために床に敷くコンパネや、荷台の乗り降りが楽になるアオリに装着する軽トラ用ステップやなんと、荷物の積み下ろしに便利な油圧ピックアップクレーンまであります。
また、すこし上級者向けのカスタマイズでオススメなのが車体のリフトアップになります。悪路を走るのに効果的ですし、見た目もカッコ良くオススメのカスタマイズになります。
軽トラの荷台でキャンピングカー
近年のアウトドアブームの影響でキャンピングカーはとても人気があります。最近では軽自動車のキャンピングカーも値段が手頃という事もあって街中やキャンプ場でも見かける事が多くなってきました。
実は、軽トラを比較的簡単にキャンピングカーに改造する事ができるキットが販売されていますなんと30万円~で購入が可能です。
DIYが好きな方なら誰でも作る事ができますので、キャンピングカーの購入を考えている方は検討してみてはいかがでしょうか。
まとめ

軽トラックは荷物を多く積む事ができ、どんな狭い道でも入っていく事ができるとても実用的な車で、意外と売れています。
また軽トラの種類は意外と多く購入の際は迷ってしまう事があるかもしれません。この記事を参考に自分の用途にあった軽トラを購入して頂ければと思います。