トラックの運転を仕事にしている方でも『gvw』が何のことなのかすぐにわかる方は少ないかもしれませんね。
gvwの意味は車両総重量のことを言います。ちなみにgcwはトレーラーの連結車両総重量のことです。
今回はトラックやトレーラーの車両総重量と最大積載量について特集してみました。

トラックの運転を仕事にしている方でも『gvw』が何のことなのかすぐにわかる方は少ないかもしれませんね。
gvwの意味は車両総重量のことを言います。ちなみにgcwはトレーラーの連結車両総重量のことです。
今回はトラックやトレーラーの車両総重量と最大積載量について特集してみました。

まずはgvwの意味からわかりやすく説明していきます。
gvwは「gross vehicle weight」を省略したもので、それぞれの頭文字をとったものです。よくニュースで耳にするWHOなどと同じ略した呼び方で、トラックなどの車両総重量のことを指しています。
もっとわかりやすくすると、grossは総合とかまとめてといった意味で、vehicleは乗り物という意味で、weightは重さや重量という意味なので、乗り物の全体の重さとなり、車両総重量という日本語に訳せるわけです。
なぜ日本では車両総重量というのが決められているのかご存知でしょうか。
日本の道路はキレイに舗装されていますが、耐えられる重さというのがあるのです。そのため道路を走るトラックなど車両の重量の上限が法律で決められているのです。
車両総重量というのは車体の重さだけではなく、荷物や乗員の重さ全てを足したもののことを言いますので注意しましょう。
車両総重量の計算式:車両総重量=車両重量+乗車定員×55kg+最大積載量
車両総重量と最大積載量は異なるものです。最大積載量はトラックに載せられる荷物の重さです。車両総重量はこの荷物の重さがプラスされたものですね。
そして最大積載量についてもよく理解しなくてはなりません。
例えば最大積載量が20tのトラックがあるとします。この場合最大で20tの荷物を積めると勘違いしがちですが、実際にはそうではありません。
ここを誤解してしまうと積載量オーバーとなってしまうので、しっかりと計算式を覚えておくと良いでしょう。
最大積載量の計算式:最大積載量=車両総重量-車両重量-(乗車定員×55kg)
つまり車両総重量が20tのトラックで車両重量と乗車定員の合計が10tなら、積載できる荷物の重量は10tという事になります。

ここではトラックの最大積載量を変更したい時にはどうすれば良いのかを説明しています。
運送業の経験があれば聞いた事があると思うのですが、増トントラックというのがありますよね。これは最大積載量を増やしたトラックのことで、効率よく荷物の輸送ができてコストが削減できるというメリットがあります。
増トントラックでもっとも多いのは4tトラックの車軸などを強化して、6.5tまで輸送できるように改造したタイプです。
同じ荷物の量でも回数を減らすことができ、大型トラックよりもエコで燃料費も少なくて済む方法の一つです。
増トントラックは車を改造するので4tトラックのままで運行してはいけません。構造変更手続きをしなければ車体を改造することができません。
手続きは運輸支局で変更手続きのための書類を提出し、構造等変更検査という検査を受けて合格しなくてはいけません。
この時気を付けなくてはならないのが車検です。新しく改造した車を登録するわけですから、車検を改めて受けなくてはならず6.5tの重量税を支払う必要が出てきます。
もし車検を受けた後だと二重に支払うことになるので、できれば車検前に構造変更や手続きをする方が良いでしょう。
2021年時点で、輸送に利用されているのは重量ベースでも件数ベースでもトラックが8割以上を占めていて、2022年時点で自家用では4tトラックが最も多く保有されています。
日本はもともと大きな道路が少なく街中などを輸送することが多いので、大型トラックより4tトラックの方が利便性が高いのです。
その半面何度も荷物を輸送しなくてはならないというのが問題でした。
つまり大型トラックを導入するよりも4tトラックでより多くの荷物を輸送できると都合が良いことも多いのです。だから4tトラックを改造して6.5tにするメリットがあるのですね。
増トントラックは良いことばかりではありません。中型免許で可能な範囲を超えて増トントラックにしたばかりに大型免許が必要になります。
他にも変更する時の改造費や車検代や重量税も4t→6.5tと増えます。
さらに変更手続きをする場合には事務員が行えば良いかもしれませんが、行政書士などに手続きを依頼する場合には手数料なども支払うことになるので、費用がかさむという点はデメリットでしょう。

ここではgcwにフォーカスして説明をいたします。
gcwは「Gross Combination Weight(グロス コンビネーション ウェイト)」の略ですね。Grossは総合とかまとめてといった意味、そしてCombinationは連結とか連携といった意味、そしてWeightは重量のことです。
簡単に訳すと連結された車両の重さ、つまりトレーラーなどの連結車の総重量を指しているのです。
ちなみに連結すればどれだけ運んでも良いのではなく、実はトレーラーにも最大積載量が決められています。
トレーラーは大きなコンテナなどを連結させて輸送しているので、引っ張ることができればいくつでも運べるのでは?と思われるかもしれませんがそうではありません。
例えば長さですが普通自動車で牽引をする場合は長さが12m以下、セミトレーラーは18m以下、フルトレーラーは25m以下です。
ただトレーラーはトラックよりもより多くの荷物を輸送することが認められており、最大で36tまでの荷物を輸送することができます。
ではこれ以上の長さや重さになったら道路は使ってはいけないのか?というとそうではありません。
例えば新幹線などを輸送するのにトレーラーを使ったりしていますから運べないというわけではないのです。ただ運ぶためには特殊通行許可というものを取る必要があるだけです。
特殊通行許可は重さ指定がある道路を走行する必要がある場合、そして高さ指定道路を走行する必要がある場合です。
届出はどこに提出すれば良いのかというと、最寄りの県や市の行政ではなく通行する(規制されている)道路を管理している行政に届け出る必要があるので注意が必要です。
ただし、2022年4月から特殊車両通行確認制度が始まり、予め登録した車両はオンライン申請で即時通行可能になっているので、こちらを利用するのも良いでしょう。

今回はgvwやgcwとはどんな意味があるのかや、トラックやトレーラーの最大積載量や車両総重量についてわかりやすく説明いたしました。
今回の記事がトラックやトレーラーの重量について知りたいという方のお役に立てれば幸いです。

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