トラックの死角とは - 死角を少なくし安全運転を徹底するための工夫と訓練
  • 仕事お役立ち情報
  • 2025/06/24

トラックの死角とは - 死角を少なくし安全運転を徹底するための工夫と訓練

トラックは車体が大きくて長いために普通車よりも死角が多くなっています。「死角」とは「はっきりと見えないところ」を指しています。

安全に運転するためには死角をできるだけ減らすこと、死角を正しく把握しておくことが重要になります。そこでここではトラックの死角について紹介していきたいと思います。

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トラックの死角

トラックの左側

普通車の場合は後部座席にも窓があることと全長が短いことによって周囲にある程度視界があるのですが、トラックの場合は後方がすぐ荷台のために確認ができません。

そのため助手席の左側から後方にかけてが完全に死角になってしまいます。平バンでもそうですが、箱車の場合は荷台が箱のためにさらに死角は大きくなります。

左前方にあるミラーの角度をうまく調節してできるだけ死角を減らすようにしましょう。

後方

トラックは構造上バックミラーを使って後方を確認するということができません。運転席の後ろがすぐに荷台ですし、箱車はそのまま箱がある形になります。

そのためミラーを使っての確認ができないのです。運転席の窓を開けて後ろを見てもトラックの右側しか見えないようになっています。

後方の死角は感覚的に把握するか、バックモニターなどを利用して確認しなければいけません。

オーバーハングと内輪差

トラックは車体が大きくて長いために内輪差が大きくなっています。内輪差が大きくなるとそれだけ曲がる際に死角部分で巻き込み事故が起きる可能性が高くなるのです。

また、内輪差が大きいと曲がる際に膨らんで曲がるようになるためにセンターラインを大きくはみ出すこともあります。

これは道路交通法に違反する行為でもありますし対向車との衝突の危険性もある行為です。

また、右折時には車体の後部のオーバーハング部分(後輪よりも後ろの車体)が車線をはみ出したりして他の車に接触することがあります。

大きく曲がりすぎるとはみ出す部分も大きくなるので注意しましょう。

右側にも死角はある

左側に死角が多いトラックですが、右側に死角がまったくないわけではありません。ミラーの位置や角度、車高にもよりますが運転席の右側やや後ろ、下部分が死角になることになります。

右側の死角は油断しやすいので注意が必要です。周囲を確認する場合は運転席のドアを開けたり窓を開けて目視するようにしましょう。

トラックの死角を少なくするには

正しい運転姿勢をとる

運転席に沈み込むように深く座ってしまうと正しい角度でミラーが見えなくなることがあります。

背筋を伸ばして自然に力を抜いた姿勢でミラーがしっかりと見えるように座りましょう。これが肩や腰への負担を減らすということにもつながります。

ミラーの位置を調整する

トラックのミラーの角度に正解はありません。それは運転する人によって適切な角度が違うからです。重要なことは運転する人がもっとも使いやすい角度に調整されているかどうかということです。

トラックは普通車よりも多くのサイドミラーがついていますので、できるだけ死角が減るようにミラーの角度を調整しましょう。

窓を開け目視もしっかり

バックする際などは窓を開けて目視する方が安全な場合があります。ミラーだけでは見えにくいと感じた場合は必ず直接見るようにしましょう。

周囲に同僚などがいる場合はサポートしてもらうのも良いでしょう。

モニター・カメラの利用

2024年11月以降、保安基準の改正により既存モデル含む全ての新車でバックカメラの装着が義務化されています。

トラックは後方部分がほぼ死角になりますので、バックモニターカメラなどで後方を確認しながらバックすると良いでしょう。後付け可能なものも多く、カーショップなどで手に入ります。

バックブザーの利用

バックブザーはバックする際に音が出たり、音楽が流れる、セリフ(バックしますなど)が流れるものです。

簡単に設置できるのですが、これだけで周囲にトラックがバックしていることを知らせることができるので安全面が向上します。

車両総重量3.5t以上の新型車は2025年1月以降、継続生産車は2027年1月に義務化されます。

トラックの死角を確認する訓練・安全対策

車庫・駐車場で体験してみる

理屈だけでは死角は理解できない部分があるので、実際に体験してみるというのが確実です。

広い車庫や駐車場などでカラーコーンなどを置いて、どこが死角になるのかを確認しながら走行することで感覚的に死角を把握することができるようになります。

死角を写真・イラストで掲示する

安全講習のパンフレットなどでトラックのどの部分が死角になるのかが写真やイラストを使って掲載されています。まずはそれを見て感覚的にどのあたりが死角になるのかを把握していきましょう。

安全講習の受講

トラックドライバー向けに安全運転講習が教習所などで開催されることがあります。

費用がかかるのですが、手続きをすればトラック協会などから助成金が出る場合もありますので、積極的に利用していきましょう。

まとめ

トラックは車体が大きくて長いために死角ができやすくなっています。完全に死角をなくすことはできませんが、ミラーの角度などによって減らすことはできます。

死角が原因で事故が起きることが多くなっていますので、しっかりと死角を把握できるようにしましょう。

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