ゴミ収集車の仕事の平均年収は?
平均年収
結論から言うと、厚生労働省によるごみ収集作業員の平均年収は399.8万円で、月給にすると33万円程度です。
これは国税庁による全産業平均の年収である467万円よりは低めですが、安定性や残業の少なさなどで人気があります。
また、ごみ収集作業員の平均年収は少し低めですが、求人ボックスの統計では、287〜741万円までとかなり求人の幅があり、経験や地域によって差があることがわかります。一概に年収が低いわけではなく、求人次第と言えます。
引用元:厚生労働省 job tag ゴミ収集作業員
国税庁 民間給与統計調査の概要
求人ボックス 給料ナビ
年齢別の年収の推移
ゴミ収集車の仕事は、年齢や経験とともに少しずつ給与が上がる傾向があります。これは特に、公務員の層が年功序列で安定して昇給していく影響が大きいでしょう。
厚生労働省のデータをもとにした目安は以下の通りです。
年齢 | 平均年収(目安) |
|---|---|
20代 | 約341万円 |
30代 | 約416万円 |
40代 | 約434万円 |
50代 | 約428万円 |
60代 | 約328万円 |
特に勤続年数が長い・中型や大型免許を持っていると収入が上がる傾向にあります。
ゴミ収集車の仕事の年収はどう決まる?

一般廃棄物or産業廃棄物
まず、ゴミ収集車の仕事には一般廃棄物(家庭ゴミ)と産業廃棄物(工場や事業所から出るゴミ)があります。
仕事内容自体は大きく変わりませんが、産業廃棄物を扱う企業は民間が多く、その場合、基本的に年収が400万円超えなのでやや給料が高い傾向です。
また、中型免許・大型免許を持っている人は、大型車両を運転できるため給料が上がりやすいです。
関連記事:産業廃棄物ドライバーの平均年収/給与の相場は?手取りや月収についても解説!
民間企業or公務員
次に、雇用形態の違いです。ゴミ収集車の仕事は、民間企業で働くケースと公務員として働くケースがあります。
民間企業 | 公務員 | |
平均年収 | 約369万円 | 約550~650万円と高い |
昇給 | 年功序列でゆるやか | 管理職などチャンスが豊富 |
受かりやすさ | 履歴書と面接のみなど、ハードルは高くない | 人気かつ高卒程度の一般教養試験などを行うため、受かりにくい |
安定性 | 会社状況次第 | 高い、賞与や退職金もある |
人手不足などもあり、自治体が一般ゴミの収集業務を民間企業に委託することも多いため、選択肢が豊富です。産業廃棄物の場合は先述の通り、民間企業での就職になるでしょう。
引用元:求人ボックス 給料ナビ
関連記事:ゴミ収集車(パッカー車)の仕事内容とは?民間と公務員での業務内容の違い
都市部or地方
年収には地域差もあります。厚生労働省によると、例えば東京都のゴミ収集車作業員の平均年収は約439万円、鹿児島県では約378万円です。
都市部のほうが生活費が高い分、給与水準も高めに設定される傾向があります。
ゴミ収集車の仕事に就くメリット

きつくないが稼げる
ゴミ収集車の仕事は「大変そう」というイメージがありますが、実際は残業が少なく、早朝に働き午後は自由時間を確保できるなどの働き方が可能です。また、夜勤もあるので自身に合った働き方を選ぶのも手です。
肉体を使う仕事ですが、慣れるとリズムが一定で、体力に自信がある人には続けやすい環境です。人気があるため、採用では健康・真面目さ・継続力などが評価される傾向があります。
将来性がある
ゴミ収集車の仕事は、人々が生活する限りなくならない仕事です。プレックスジョブを利用した方でも、転職の決め手として
「廃棄物の需要はなくなることがないと考え、安心して働けると思った」
という声があります。
このように、長期的に安定した収入が見込める仕事です。
ゴミ収集作業員になるデメリット
臭いがきつい
どうしても避けられないのが臭いです。一般ゴミの収集では、特に夏場は臭いが強くなるため、給料や無理のない働き方といった魅力よりも臭いを苦痛に感じる人には向きません。
単調に感じやすい
仕事の流れがシンプルで毎日が似たような作業になるため、人によっては飽きやすい点があります。一方で「毎日同じことをコツコツ進めるのが好き」という人には向いていますが、変化や刺激を求めるタイプの方は事前に仕事内容を理解しておくことが大切です。
単調さを乗り越える工夫として、体力作りや仲間とのコミュニケーションを楽しむ人もいます。
ゴミ収集の仕事に不安を感じる方はこちらもご覧ください。
関連記事:ゴミ収集の仕事はきつい?正社員の仕事のリアルと続けられるかの判断ポイント
ゴミ収集車の仕事に就くには?

自治体の求人に申し込む
公務員としてゴミ収集車の仕事を希望する場合、自治体の採用試験を受けます。前提として、準中型以上の免許が必要と考えたほうが良いでしょう。
以下は試験内容の一例です。
試験項目 | 内容 |
|---|---|
筆記試験 | 一般教養(文章理解・判断推理・数的処理など)60分程度 |
作文試験 | 課題に沿った作文(800字程度) |
面接試験 | 個別面接 |
実技試験 | 握力測定・体力テスト |
筆記試験における一般教養は高卒程度が目安とされています。
民間企業の求人に申し込む
民間企業であれば、求人への応募後に面接1回などで採用されるケースも多いです。こちらも前提として、準中型以上の免許が必要と考えたほうが良いでしょう。
ゴミ収集車の仕事に就くために必要な資格が気になる方は以下の記事をご覧ください
関連記事:ゴミ収集車(パッカー車)の仕事に必要な免許や資格とは?仕事の種類についても解説
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まとめ
ゴミ収集車の仕事は、平均年収399.8万円、残業がほとんどない中でも500万円以上も可能で、安定した仕事です。
民間か公務員か、都市部か地方かなどで給料は変わりますので、自身のライフスタイルと合った求人を選べると良いでしょう。
転職を考えるなら、まずは業界最大級の求人サイトであるプレックスジョブで、最新の求人情報を確認してみることをおすすめします。




















