女性タクシードライバーは増加中!
現在、タクシー業界では女性ドライバーが増えています。一般社団法人全国ハイヤー・タクシー連合会による調査では、女性ドライバー数は約1.3万人に達し、過去最高を更新しました。
この背景には、女性が職業選択肢のひとつとしてタクシードライバーを選びやすいよう、国土交通省や厚生労働省による環境整備の推進が関係しています。
参考:和6年度の女性乗務員数の状況について丨一般社団法人全国ハイヤー・タクシー連合会
国土交通省による「女性ドライバー応援企業」の認定
女性ドライバー応援企業とは、女性の採用や子育てとの両立を支援する事業者を国が認定する仕組みです。
認定基準には、以下のような項目が含まれます。
- 短時間勤務や夜勤なしシフトなど、子育て中の方でも継続できる体制
- 女性専用の更衣室、トイレ、休憩室の完備
- 防犯カメラの設置や車内仕切り板の導入など、防犯面への配慮
こうした公的な制度により、女性が安心して長期的に働ける環境づくりが促進されています。
参考:自動車:「女性ドライバー応援企業」認定制度の創設 - 国土交通省
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女性タクシードライバーが活躍している3つの理由

女性タクシードライバーの活躍が目立っているのは、以下のような女性ならではのニーズと働きやすさがあるためです。
具体的な理由について、解説していきます。
① 女性タクシードライバーの需要は想像よりも高い
タクシー利用客の間では、身体的な不安や防犯面への配慮が求められるシーンで「女性ドライバーを指名したい」という場合があります。
そのニーズから、次のようなサービスを展開するタクシー会社が増えています。
- 陣痛時に優先配車を行う「陣痛タクシー」
- 子どものみの送迎をサポートする「子育てタクシー」
同性ならではの安心感や細やかな気配りが利用者の満足度に直結するため、現場における女性ドライバーの役割は大きくなっています。
また、子どもや女性客に限定して女性ドライバーを指定できる仕組みを導入する企業も増加傾向にあり、「女性だからこそ任せたい」という仕事の枠組みが確立されました。
このような背景から、タクシー会社側も一定数の女性ドライバーを確保したいと考えており、採用市場における女性の価値は高まっています。
② 身体に負担なく働きやすい
タクシー業務は、体力的な消耗が少ない職種です。
配送業のような重量物の取り扱いがほとんどないため、老若男女を問わずどなたでも無理なく取り組めます。
座り仕事が中心であることは、体調の変化が大きい時期の女性にとってもメリットとなります。
さらに、自身の判断で車両を停めて休憩を取ることができ、外の空気を吸ったり軽く身体を動かしたりと、無理のないペース配分が可能です。
タクシードライバーならではの柔軟性が、長期的に働きやすい環境につながっています。
③ シフト自由度が高く育児と両立しやすい
タクシードライバーは、勤務時間の融通が利きやすい仕事です。
タクシー業務は基本的にシフト制であり、休憩時間も個人の裁量に任されている部分が多くあります。
例えば、午前中のみの短時間勤務を採用している企業も増えており、小さなお子様がいる家庭でも授業参観や通院といった学校行事に合わせて予定を調整することが可能です。
隔日勤務を選択した場合でも、明け休みを含めれば自由な時間が確保しやすいため、育児と両立しながら市場価値を高めることができます。
女性タクシードライバーの大変なポイント
タクシー業界は女性にとって働きやすい環境整備が進んでいますが、職種特有の注意点も存在します。
事前に把握しておくべき大変なポイントは、以下の2点です。
それぞれ解説していきます。
お手洗いのタイミング管理
乗務中は自身のペースで休憩を取れますが、お手洗いのタイミング管理には注意が必要です。
とくにお客様を目的地まで送迎している間は、車両を止めて中座することが難しいため、体調変化の大きい女性にとっては負担に感じる場面があります。
対策として、多くのドライバーは主要な休憩ポイントや清潔な多目的トイレの位置を事前に把握しています。
行き当たりばったりではなく、乗務の合間に計画的に立ち寄るスケジュール管理能力は必要です。
業界全体の女性タクシードライバーの少なさ
女性タクシードライバーは増加傾向にあるものの、業界全体を見渡せば依然として男性が多数を占めています。
そのため、職場内に同性の相談相手が見つからず、特有の悩みを共有しにくいケースは少なくありません。
業界を挙げて女性比率の向上に取り組んではいるものの、営業所ごとにライフイベントへの理解度には差があるのが実情です。
就職を検討する際は、女性ドライバーの具体的な在籍人数や、定期的な面談体制があるかなど、相談しやすい環境があるか調べておくとよいでしょう。
また、自分に近いライフスタイルの人が実際に活躍しているかを事前に把握することで、入社後のミスマッチを抑えられます。
関連記事:タクシー運転手はやめとけ?現役400名に聞いた辞めたい理由と原因5つを徹底解説!
女性タクシードライバーの平均年収を調査!
職種 | 女性の平均年収 | 月給(概算) |
|---|
タクシードライバー | 359万円 | 約29.9万円 |
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全産業 | 333万円 | 約27.8万円 |
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参考:令和6年タクシー運転者の賃金・労働時間の現況(PDF)
令和6年分 民間給与実態統計調査
令和6年度における女性タクシードライバーの平均年収は、約359万円です。
全産業の女性平均年収である約333万円と比較すると、約26万円ほど高い水準に位置しています。
背景には、タクシー業界特有の柔軟な働き方があります。
シフトや勤務・休憩時間の自由度が高く、効率的に稼働しやすい環境が整っていることが一因です。
また、多くのタクシー会社では歩合制を採用しています。
乗客数や走行距離が収入に反映されるので、コストパフォーマンスを意識した働き方をすれば高収入も目指せます。
タクシー業界ならではの仕組みにより、結果として全産業平均を上回る水準につながっています。
関連記事:タクシー運転手の年収を調査!モデル給料から歩合制の仕組みまで徹底解説
女性タクシードライバーにおすすめな働き方3パターン

タクシーは柔軟な働き方が可能ですが、女性タクシードライバーにおすすめな働き方は以下の3パターンです。
勤務形態 | 特徴 | 向いている人 |
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日勤 | 朝から夕方までの勤務 | プライベートと両立させたい |
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時短・パート | 労働時間や日数を限定 | ・子育てを優先したい ・扶養内勤務をしたい ・ブランクがある |
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隔日勤務 | 1回の勤務で長時間働く | 高収入を目指したい |
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※クリックで解説までスクロールします。
プライベートと両立しやすい「日勤」
日勤(昼日勤)は、一般企業の事務職や営業職に近い時間帯で働くスタイルです。
【スケジュール例】
08:00 出勤・点呼・車両点検
09:00 午前の乗務開始
13:00 昼休憩(1時間)
14:00 午後の乗務開始
17:00 帰社・洗車・納金・退社
最大のメリットは、生活リズムを安定させやすく、プライベートの予定とも調整しやすい点です。
家族との時間を確保したい方や、規則的な生活を重視する方にとっておすすめな選択肢となります。
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小さなお子さまがいても安心の「時短・パート勤務」
時短・パート勤務は、就業時間や出勤日数を調整できる制度です。
【スケジュール例】
10:00 出勤・乗務開始
14:00 乗務終了・帰社
16:00 退社(保育園のお迎えなど)
子どもが保育園に行っている間のみの勤務なども可能なので、子育てとの両立もしやすい働き方です。
また、扶養控除内での調整がしやすいほか、短時間から始めて段階的に業務に慣れていくことができるでしょう。
育児中の方や、フルタイムでの復帰に不安がある方向けにおすすめの選択肢となります。
しっかり稼げる働き方「隔日勤務」

1回の勤務で2日分(実働14〜15時間程度)を働き、翌日が休みになるタクシー業界特有の勤務形態です。
1回あたりの拘束時間は長いものの、深夜手当が加算されるため、タクシードライバーの中で最も高収入を目指せる働き方です。
なお、長時間の運転に抵抗があるが稼ぎたいという場合は、夜の時間帯のみを走る「夜勤」という選択肢もあります。
タクシードライバーは普通免許があれば就職できる!
タクシー運転手は未経験者の採用率がとても高く、キャリアの空白期間がある方でも挑戦しやすい職種です。
実際に求人サイト「プレックスジョブ」が取り扱うタクシー求人のうち200社を調査したところ、タクシー求人の約99%が未経験者を対象としています。
さらに、そのうち約70%は応募時に第二種免許を所有している必要がありません。
多くのタクシー会社では人材育成を重視しており、入社後に会社負担で免許取得をサポートする「資格取得支援制度」を福利厚生として用意しています。
このように未経験からのスタートを前提としているため、入社後の研修制度が整っている点も特徴です。
もし「タクシードライバーの働き方をもっと知りたい」、「タクシードライバーが希望の働き方と合っているか相談したい」とお悩みなら、ぜひプレックスジョブにご登録ください。

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タクシードライバーについて女性からよくある質問
タクシードライバーについて女性からよくある質問をまとめました。
それぞれ回答していきます。
トラブルが心配です。防犯対策などは行われていますか?
A.物理的・システム的な対策が取られており、女性でも安心して働ける体制があります。
タクシー利用者の増加や、働きやすい職場づくりの観点から、現在は以下の防犯・安全対策が標準化されています。
- 運転席と後部座席を物理的に遮断する防犯仕切り板(プロテクター)の設置
- ドライブレコーダーおよび車内防犯カメラの設置
- 異常時に車上の表示灯を点滅させ、周囲や営業所に知らせる仕組み
- 車両の位置を運行管理者が把握するGPS運行管理
- 配車アプリの導入
※アプリ予約は利用者の履歴が残るため、犯罪抑止に直結する
このような設備導入に加え、キャッシュレス決済の普及により車内に多額の現金を置く必要がなくなったことも、強盗被害の減少に大きく寄与しています。
タクシードライバーに将来性はありますか?
A.移動インフラとしての安定性に加え、付加価値型サービスの普及により市場価値は高まる見込みです。
自動運転技術の進展が議論されていますが、対面での配慮が求められる領域は、依然として人の手による対応が不可欠です。
また、ドライバー不足が深刻化しているため、実務経験を持つ人材は希少性が高く、転職市場においても安定した需要が見込めます。
関連記事:タクシードライバーの将来性は?業界動向から長く働ける理由まで徹底解説
タクシードライバーはどんな人に向いていますか?
A.自己管理能力が高く、一人で完結する業務スタイルを好む人に適しています。
車両という個室で業務を行うため、職場の人間関係に振り回されたくない方に向いています。
また、休憩のタイミングや走行ルートを自分で判断して進める必要があるため、決められた手順を守り、状況に合わせて柔軟に計画を立てられる人は高いパフォーマンスを発揮できます。
関連記事:タクシー転職の失敗例と後悔しない働き方|安心して始める方法
まとめ
本記事では、女性タクシードライバーが過去最高となる約1.3万人に達した背景や、業界が女性を歓迎する実利的な理由を解説しました。
国が進める女性ドライバー応援企業の認定制度により、短時間勤務の導入や防犯設備の強化、女性専用休憩室の完備といった環境整備が加速しています。
全産業の女性平均年収を上回る給与水準や、子育てと両立しやすい柔軟なシフト体制は、女性の職業選択における大きな強みです。
お手洗いのタイミング管理や同性の相談相手の少なさといった課題も存在しますが、事前に営業所の体制を確認することでミスマッチは防げます。
普通免許さえあれば資格取得支援制度を利用して自己負担なしで挑戦できるため、未経験からの参入ハードルは非常に低くなっています。
ご自身のライフスタイルに最適な働き方を見つける第一歩として、まずは最新の求人情報を確認してみてください。